いま、あなたとの会話で起きたことは、いったい何だろう?マンスプレイニング、コミュニケーション的暴力、会話の引き出し、言語的なポリティクス、アイデンティティと一人称、人々をつなげる言葉、誠実な謝罪と不誠実な謝罪…。難しくて切実で面白い「言葉とコミュニケーション」を、「哲学」と「私」のあいだのリアルな言葉で綴るエッセイ。
チュアート・ダイベック『故郷』、バリー・ユアグロー「鯉」、レイモンド・カーヴァー「ある日常的力学」、ハルキ・ムラカミ=村上春樹(英訳はジェイ・ルービン)“かえるくん、東京を救う”、イタロ・カルヴィーノ『見えない都市』より「都市と死者2」、アーネスト・ヘミングウェイ『われらの時代に』より第5章と第7章の抜粋、ローレンス・ウェシュラー「胞子を吸って」、リチャード・ブローティガン「太平洋ラジオ火事」、レベッカ・ブラウン「天国」。村上春樹、ジェイ・ルービンもゲスト参加!東大文学部の翻訳演習を完全収録。
人間関係を上手に構築するためには、コミュニケーションの技術が欠かせない。要約、朗読、プレゼンテーションなどの課題を通じて、会話に必要な能力を鍛えよう。
元・吉本興業の名物マネージャーであり、現在、年間300回以上、年間1億円以上のオファーがある人気講師のアドリブのテクニックを初公開。
直接語りかける言葉には、聞き手の心を動かす力があります。聴衆の感情と行動にインパクトを与えるスピーチづくりのコツをお教えします。主役はスライドではありません。あなた自身です。ストーリー構成から話し方まで、基本プロセスをすべて網羅。いますぐ使える、シンプルな入門書。
言葉ではウソをつけても、しぐさではウソをつけない。自信のあるなしや、安心/不安なときのしぐさの違いを見分けられるようになれば、人とのつきあいがスムーズになる。「スパイキャッチャー」、「人間ウソ発見器」の異名をとる元FBI捜査官が、普段見落としがちなしぐさによるメッセージを、あますところなく明かす。
あなたは話がおもしろい人?それとも、つまらない人?ちょっとした工夫で、日常会話はグングンおもしろくなります。ヒントは、テレビ番組制作の「裏側」にアリ!目からウロコのノウハウを、放送作家がこっそり伝授しますー。
「なんて言えばいいんだろう…」がなくなる!思考の「可視化」「言語化」「伝え方」の3ポイントがわかれば、“話”も“文章”も、言いたいことが伝わるー結果が変わり、社会人としての評価が格段に上がる。
森と湖の美しき国フィンランド。芸大生ミハルが「渡芬」したのはフィン語の辞書もない70年代末。相槌の「ニーン、ニーン」は猫の言葉に聞こえるし、夏至祭は「ココ、コッコ」と鶏言葉が蔓延、古文はさながら恐竜言葉で謎だらけ。ハードでシュールな語学漬けの日々に天性のユーモアと想像力をフル活用。個性溢れる仲間と共に極寒の冬も混浴サウナもどうにか乗り切った、抱腹絶倒のロングセラー留学体験エッセイ!
現代思想の問いは、言葉の問題に収斂する。世界を分節し、文化を形成する「言葉」は無意識の深みで、どのように流動しているのか?光の輝きと闇の豊饒が混交する無限の領域を探照する知的冒険の書。
巷には語学の教材や学習法の情報があふれているが、本当に有効な外国語学習法とはどんなものだろうか。「外国語が身につく」とき、学習者にはどんな変化がおきているのだろう。言語学や心理学などの知見を基盤としながらも独自の研究分野として発展してきた「第二言語習得研究」の最前線を紹介する。
建設的な話し合いのはずがいつの間にか揚げ足取りの応酬に。楽しい雑談のはずがひょんなことから不毛な中傷合戦に。ネット上の「炎上」は、議論のルールを身につけていないことから起こる人災である。議論の種類、匿名性の問題、インチキ理論や感情論への対処法、発言者の心得等、議論を知的に分解し、共有すべきルールを考える。頭をすっきり整理させて議論に臨むための格好の道しるべとなるルールブック。
世界に存在する言語数は七千にも及ぶ。単純に計算すると、一つの国で何と三十以上もの言語が使われていることになる。その中から四十六の主な言語を取り上げ、成り立ち、使われている地域、話者数、独自の民族文化を徹底ガイド。言葉を使うとは、単に他者に意味を伝達するだけではない、社会的なアイデンティティーを表すことでもある。言語の奥深さ、多様さ、面白さ、そして社会情勢にかかわる背景などを紹介する。
今、朗読が人気です。子供への読み聞かせから始まり、朗読愛好会が様々な所で開かれています。しかし声だけで作品を表現するのは難しい。本書では、従来とは全く異なる方法で、その秘訣を教えます。シンプルな表現だからこそ、人間の本質を捉える想像力が大切。朗読愛好家必携の一冊としても、感性豊かなお子さんを育てたいご両親にもお薦めです。
論理ではなく、詭弁を身につけてみないか?詭弁と聞くと、子供だましの芸当と聞こえるが、口先だけ達者になることではない。詭弁には、思考そのものを鍛える力がある。人が詭弁を使う時、その人特有の癖があらわれる。その癖を見抜くことで、思考のパターンが理解でき、おのずと論議も強くなる。論理的思考に満足しない人のための一冊。
世界中を飛び回る方々は言葉の“ひと手間”を惜しみません。-頼む・叱る・ほめる・断る・質問する…どんなシーンでも周囲を強く惹きつける理由とは。
英語を一からやり直したいビジネスパーソン、今から英語以外の新しい外国語を学ぶ日本人必読の書。世界最難関のアラビア語を24歳から始め、天皇通訳、総理通訳まで務めた現役外交官が、秘伝の外国語習得術を惜しみなく伝授!
かつて子どもだった人なら誰もが知りたい、その理由。子どもの言語発達からことばの原理が学べる!
本書は赤ちゃんがことばを開花させるまでを詳細に追求して、授乳を通しての母子間交流、おうむがえしの意味、母親語の役割等を明らかにし、ニホンザルとヒトの音声発達の過程を比較しつつ、ヒトの言語獲得能力の系統的起源を探る。