もう、人前で話すのが苦にならない!仕事に役立つ話、朝会むきの話、心があたたまる話など、人の心を打つ94の話を厳選。話上手になるための話材を満載した書。
20世紀の科学に残された最大の謎といわれる脳をめぐる研究は、いま急転回をみせている。本書は〈第1部〉で、神経生理学から機能局在説の歩みが、また認知科学から強システムである脳機能の総合的捉え方が、そして数理工学から神経モデリングの試みが報告される。これをもとに〈第2部〉で、脳と機械、記憶とは何か、「心」をどう見るかなどをめぐって討論され、複雑な脳への科学的アプローチの方法と成果が総合的に提示される。
1920-30年代のロシアで言語学・詩学・文芸理論に活躍したミハイル・バフチンは、ながらく忘れられた存在であった。だが、構造主義・ロシア記号論の先駆者として光をあてられるとともに、バフチン・ルネサンスが沸き起こった。資料の掘り起しと研究は、彼の思想が今日もつアクチュアリティを生き生きと甦らせたのである。〈対話〉と〈民衆の笑い〉(カーニバル)をキーワードとして、バフチンの全体像を描きだす
この本はスピーチのネタ本です。そして、次の2点で今までの祝辞や揆拶の本とちがっています。第1は、結婚披露宴や祝賀パーティーでのスピーチだけでなく、職場、交際、家庭での日常会話もすべてスピーチの中に含めたこと。第2は、理屈を抜きにして、人を笑わせ、楽しいムードを作る話の材料を、ふんだんにおさめたことです。あらゆるスピーチに生かして使ってください。
急速に脚光を浴びる分野となり、次第に重要性を増しつつある「語用論」。本書は、この分野を明晰にまとめあげた、現代望みうる最高の入門書。
時代をリードする素粒子物理学、分子生物学の将来は?そしてテクノロジー、コンピューター、科学者たちはどう変わるか?人類の未来を担う研究の現状と可能性を明快に説く。『科学朝日』連載“ファインバーグ博士のソリッド・クルーズ”。
ちょっとしたポイントをおさえるだけで、キラリと光る話ができるようになるのです。本書では、著者がその長年の経験の中で見いだした話し方の“ツボ”を公開!初対面でも、話を次々とはずませ、相手に身をのりださせるコツから、心ひきつける表現法、たった一言で相手を説得さす術、なごやかな雰囲気をかもしだすユーモアの秘訣等々、日常会話はもちろん、ビジネス会話、結婚スピーチに至るまで活用自在!
いきいきした会話は、心の出会いを演出する。相手の心にあなたの心を届けよう!-ひとことの重み、決まり文句の効用、ホラや悪態語の再評価、間のとり方など、話し方のヒントとモラルを、エスプリとユーモアの詩人が、楽しく語りかける。
発展途上国における植民地支配の遺制、アメリカの少数言語を母語とする人々が抱える困難、またヨーロッパへの移住労働者=少数民族集団の登場など、言語問題は現代社会にとっての“アキレス腱”である。国家がなければ言語問題の大分は生じないであろうが、解決の任にあるのも国家である。国家による理性的・人間的な言語政策実現のために科学的根拠を与えるべく、豊富な例証に歴史的・社会心理学的・文化人類学的な光をあて、問題の所在を明らかにする。社会言語学の最新研究分野での成果。
「ライス」と「ごはん」はどう違うか、パンツはなぜ「着る」と言えないのか、信号灯の「青」は「緑」でなくても良いのか、視線を「メセン」という類の言語変化はどうして起るのか…などといった、身近な疑問から出発して、読者を知らぬ間に言語学の殿堂へいざない、時を忘れさせる。興味津々の言語学PR読本。
たび重なる苦難にもめげず、大著『アンボイナ植物誌』を完成させた〈インドのプリニウス〉ことルンフィウス。植物分類学者にして『セネガル旅行記』の著者アダンソン。広大なロシアの大地を踏破した大博物学者パラス。三人の事績にみる近代生物学の黎明。
女はしゃべりすぎるのか?女ことばは劣っているか?〈言語における性差別〉を緻密な実証で告発する戦闘的フェミニストの話題作。
百塔の都といわれる美しい古都プラハ。ここに学んだ言語学者千野栄一氏が、ことば、古本、旅をめぐって展開する話題の数々。さまざまな出会いの奥に、言語学者ならではのユニークな洞察と暖いユーモアが息づく、芳醇なエッセイ集。