本書は、極性表現の構造、意味、機能についての第一線の研究者による論文を収録する。所収論文では、極性についての先行研究を踏まえた上で、統語論、意味論、語用論、歴史、言語獲得、コーパス等、様々な観点から、否定極性現象のみならず、肯定極性現象をも含めた極性現象の最新の分析が展開されている。編者による極性研究の概説も含まれ、専門家は言うに及ばず、初学者にも、極性現象の研究をするための必携書となっている。
吹き替え映画、前衛文学、自動翻訳機、ニュルンベルク裁判、聖書翻訳…あらゆる時代と場所をめぐり、翻訳不可能性に抗いながら“翻訳=通訳”が何をなすものかを明らかにする。博覧強記の著者による、空前絶後の翻訳論!!
日本人のコミュニケーション下手が言われて久しいが、加えて昨今はメールやSNSなどの普及によって、相手に面と向かって対峙したときの「伝達力」がさらに劣化している。著者は、一九七〇年代から様々な国際交渉の場に通訳者として立ち会ってきたが、そのなかで得てきた、言語を超えたコミュニケーションの普遍的「法則」を紹介する。相手が外国人であっても日本人であっても、単に「発言する」だけでなく、しっかりと相手に「伝える」ためには、なにが必要なのか。「話す・聞く」のプロが、国内外の著名人との貴重なエピソードをまじえながら「心を伝える」極意を語る。
なぜ彼のまわりには人が集まるのか?父・純一郎の教えー入魂の言葉を武器にする。パフォーマンス学のプロが、「伝える力」の磨き方を徹底解説。
「必然性」に対する考え方が根本的に変った70年代以降の言語哲学。「新しい指示論」のルーツを探り、可能世界論の射程を測る。
本書は世界の主要な言語(語派・語族を含む)1012個(カラ項目を含む)と世界の主要な国(地方、島も含む)254の言語状況(公用語、土着語)を示したものである。付録に各国一覧、国と主要言語(英語索引)、七大陸の言語概説、ヨーロッパの言語(Schleicher 1850ほか)、オックスフォード英語辞典に採録された日本語378語、大学書林発行言語別入門書・辞書リストを掲げた。
俳優、声優、歌手、アナウンサー、政治家、教師、営業マン…「人前で話す」すべての人のために、誰にでもできるレッスン方法を解説。大好評ロングセラーに寄せられた反響をもとにQ&Aを巻末増補した完全版。
結婚、葬儀、ビジネス、地域や学校、日常のおつきあい…あらゆる場面ですぐに役立つ文例1500。
「言いたいことが伝わらない」「なんであの人はわたしの話を誤解するの?」「うまく説明するのがどうも苦手で…」ビジネスの現場から、家庭内の会話まで、そんな“コミュニケーション不全”の悩みを全米で大人気のラジオ・ジャーナリスト、つまり「伝わる話し方」のプロが解決!今日から使える共感を呼ぶ会話術が満載です。
言語の形式的な分析とコミュニケーション理論の橋渡しとなる領域で活躍した、現代哲学の知られざる巨人。
小説、シナリオ、歌詞、台詞…納得いく名付けができる、スマートなネーミング辞典。
本書は赤ちゃんがことばを開花させるまでを詳細に追求して、授乳を通しての母子間交流、おうむがえしの意味、母親語の役割等を明らかにし、ニホンザルとヒトの音声発達の過程を比較しつつ、ヒトの言語獲得能力の系統的起源を探る。
同質性と多様性を有するラテンアメリカ・カリブ地域の言語・文化世界の現状を描く。ラテンアメリカ世界のダイナミックな歴史・文化を紹介。