一見、無意味に聞こえるアノ言葉から、みるみる相手の心が、そして性格が読めてくる。30年にわたる「言葉ぐせ」研究の著者が、「論理より心理で説得する法」を教えます。中間管理職、営業マン必携の一冊です。
わが国の大学においては、いつのころからか、文学研究と語学研究が分化してきた。英文科の学生たちは、英文学か米文学か英語学のどれかを専攻するようになった。同じような現象はすでに、本家イギリスにおいても、英文学と英語学の分裂として問題意識され、1980年代から、文体論学者たちを中心に、文学は「言語学研究の新しい地平」として、次々に著作が発表される。本書は、1981年に書かれ、新文体論の基本的な概念と技法を説いた、いわばその古典的名著の翻訳であるが、20年を経て著者のひとりが、その間の動向を新たに書き下ろし、付章として加え、今後の文学と語学研究の指針を提示する啓蒙の書である。
タイ人言語学博士がよみとく日本人のおつきあい&マナーのナゾ。
イエスの逮捕時に逃亡した若者。墓でイエスの復活を告げる若者。同一人物なのか?そして、その「若者」の正体とは?最古のマルコ福音書と、マタイ、ルカ福音書との記述の違いを手がかりに、福音書の構造を鮮やかに解き明かす一冊。
万華鏡のように千変万化するさまざまなことばの「顔」に光を当て、その力強さ・素晴らしさ・不思議さ・恐ろしさ・面白さを徹底的に解明する。
日本語では、主語がしばしば言語化されずに発話がなされる。いわば、非言語状態で概念化がなされないままの主語と、発話された述語との組み合わせでコミュニケーションが行われるのである。西洋の言語ではなく、そうした日本語の本質にそって、言語行為や文法についての考察を行った。さらに小説、映画、演劇、落語などに至る広いジャンルに及んで調査分析をして、日本語教育、国語教育のために具体的、実践的に考察を行った。
人間はどこから来て、どこへ行くのかー。誰もが知りたい究極の問いへの答えを探すため、たけしが最先端の科学者たちと語り合った。ヒトはいかにしてサルから進化した?人工知能やアンドロイドに乗っ取られる未来はやってくる?脳の複雑すぎるシステム、言葉と人との深い関係…。すべての謎は、ニンゲンから生まれていた!自分がもっと見えてくる刺激的サイエンストーク、人間編。
私たちは、ことばを通して世界を見たり、ものごとを考えたりする。では、異なる言語を話す日本人と外国人では、認識や思考のあり方は異なるのだろうか。「前・後・左・右」のない言語の位置表現、ことばの獲得が子どもの思考に与える影響など、興味深い調査・実験の成果をふんだんに紹介しながら、認知心理学の立場から明らかにする。