身につけた品位が、話し方に品格を感じさせるのであって、カクアルベシという型にはまった「お上品」をするのは、むしろ逆の結果になる。いいたいことは「口八分」で止める。「ハイという返事にこそ人柄が出る」…。気品ある話し方の真髄を、やさしい言葉で伝える話し方マニュアル。心の美しさを演出するための「言葉の立ち居振舞い」集。
翻訳は、ことばの置き換えではない。だから「正しい訳」なんて、ない。他者のことばを生き、当事者となってそれを自分のことばで実践(または再現)する。それが翻訳だ。大きな感動を呼んだNHK「課外授業ようこそ先輩」の授業を題材に、翻訳のはじめの一歩=エッセンスを語る。
レトリックは単なる言葉の綾ではない。それは未知の世界を、人間の理解の領域にたぐりよせる強力な武器となる。斬新な視点からレトリックの生態に言語的・哲学的分析を加えるとともに、背後にひそむ人間の思考や行動の構造をもダイナミックに抉った知的冒険の書。
翻訳とは、実際どのようなものなのか?本書は、その歴史と、近現代の翻訳理論をテーマ別に紹介するとともに、実践的な観点から翻訳の作用を分析する。言語の次元のみに限定されない、多様化する翻訳の現在についても解説。豊富な具体例によって、そのメカニズムを明快に論じた翻訳論の入門書。
言葉がスラスラ出てくる!滑舌も良くなる!「いい声」で話せる!電話、プレゼン、会議、スピーチ、飲み会、デート。仕事・雑談・人間関係全部に効く!究極の「話し方」改善スキル。しかも楽しい!ストレスも解消!
しゃべらない会話術で口べたでも会話が一気に盛り上がる。
それぞれの分析法が生まれた背景から研究例、具体的な研究方法まで、会話分析・ディスコース分析の世界を歩くためのハンディな「地図」。
レトリック、大義名分を持ち出す、追い打ちをかける。これがハシモト流。なぜ人は彼に引きつけられてしまうのか?時代の寵児が語ることばの裏側にしくまれた巧みなテクニックを話し方のプロが徹底分析。
人間関係でもう失敗しない!「自分は正しい」「相手は間違っている」と思ったときに読む本。
現役の放送通訳者が、ニュースやスピーチを用いて、内容理解から通訳に至る道筋を指導。第一部、第二部は多彩な話者による語り下ろしのスピーチを収め、第三部はCCTV大富の放送から、15分野51本のニュースをピックアップ。
キリン「午後の紅茶」、資生堂「アネッサ」で大人気。マリ子の赤ん坊時代から都立高校生のいままで、心とカラダ、そして言葉のプロセスを80枚のプライベート写真と共にたどる。
対面でのやりとりにさまざまな制限がある“コロナの時代”のなか、新しいコミュニケーションのかたちが次々と始まっています。本書では、“相手に9割話をさせる”ことで、お互いに満足感の高いやりとりをする技術を徹底コーチ。ハウツーに加えて、話を弾ませる聞き方、思い通りに誘導する聞き方など今日から使えるフレーズが満載です。
あいさつのあとに続ける一言は?「好き」と言わずにその想いを伝える一言は?相手を怒らせないように、反対の意見を伝えるには?相手をさそうのに、いちばんいい口実は?ケンカをせずに、すむ方法は?魔法のようによく効いて、すぐに役立つ言葉のバイブル。
コロナ禍を経験し、再開して以降の人の集いに欠かせない、リモートも普通になった今日の「あいさつ・スピーチ」をまとめた文例集です。「中止していたイベントを復活させよう」「延期していたお祝いの会を改めて開こう」など、社会活動を再開する際に使える、「コロナにふれた」文例を紹介しています。全体的には、コロナに限らず広く一般的に使える文例集となっています。SDGs(持続可能な開発目標)やLGBTQ(セクシャルマイノリティ)といったこれからの時代に必須の用例も取り上げます。
近代言語学の父、フェルディナン・ド・ソシュール。残された手稿と「一般言語学講義」聴講生のノートから三度の講義内容を復元し、コトバを手がかりに文化や社会の幻想性を解明・告発する、その思想と方法を精緻に読み解く。二〇世紀の諸科学、とりわけ構造主義やポスト構造主義に多大な影響を与えた思想の射程と今日的な可能性が、あざやかに甦る。