一九七四年、一人のロンドン出身の青年が日本に降り立ったー。以来、異国の文化の壁にぶつかりつつ、世紀をまたいで音楽シーンとメディアの激変の波に揉まれながら、良い音楽を電波に乗せるべく今も奮闘中。インターネットとディジタル全盛の現在、愛して止まないラジオと音楽の可能性を、あらためて発信する。
ベトナムから技能実習生として来日したが、さまざまな理由で職場から逃亡し、アンダーグラウンドの住人となった自称「ボドイ(兵士)」たち。北関東に地下茎のように張り巡らされた彼らのネットワークに注目し、その隠れ家に突撃すること20回以上!通訳のチー君、カメラマンの郡山総一郎と筆者の突貫トリオは、大量のビール、米、時にはアヒルやライギョを手土産に、今日もボドイの事件を追いかける!
薩摩、長州を中心とする反幕府勢力が、武力で倒幕を果たしたという「常識」は本当か。第二次長州戦争は、なぜ幕府の敗北に終わったのか。王政復古というクーデタ方式が採られた理由とは。強烈な攘夷意思をもつ孝明天皇、京都の朝廷を支配した一橋慶喜、会津藩の松平容保、桑名藩の松平定敬。敗者の側から、江戸幕府体制がいかに、そしてなぜ崩壊したかを描き出す。
何ものにも執着できずにいる滝沢直人だったが、手負いの青年ー十九歳の倉木夏唯を拾った夜に、その無味乾燥な日々は一変する。剣呑な目をして直人を力ずくで抱いたかと思えば、あどけない表情を覗かせる夏唯。部屋に住み着いて暴君のように振る舞う彼に、直人はどうしようもなく惹かれていく。しかし夏唯には宝物のように想う相手がいて…。
米国人富豪がローマに設立し、50年後、経営不振で廃刊・閉鎖が決まった小さな英字新聞社。スタッフたちのほろ苦く、おかしく、切なく、ときに痛い生き様を通じて、人間の不完全さ、愛すべき姿を描き出す連作短編集。全米の話題をさらった気鋭新人作家のデビュー作。
「無限列車編」関連楽曲を収録したオリジナルサウンドトラック発売!!
梶浦由記・椎名豪による劇場版の劇伴47曲、劇場版主題歌「炎」映画サイズ、TV版オープニングテーマ「明け星」TVサイズ、
TV版エンディングテーマ「白銀」TVサイズを加えた、全50曲をDISC2枚に収録。
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
「不法移民の強制送還」を唱えるトランプ政権のアメリカには、一一三〇万もの不法移民が存在する。しかし、彼らはどんな人間なのか?その答えを知るために著者は二年間、彼らとともに働いたー強制送還される危険性におびえながら、母国への仕送りのため路上で仕事を探し、劣悪な環境でも逞しく生きる不法移民の素顔。
北京を廃墟にした“憑依体”に苦戦する戦争サイボーグ部隊の眼前に、一人の少女が現れた。第六回創元SF短編賞受賞作。-(神々の歩法)。部隊に合流した少女が、突如姿を消した。第二の憑依体が出現したのだ。-それも日本の岩手県に。-(草原のサンタ・ムエルテ)。アフリカのコンゴ共和国に異状が察知された。部隊は高次元生命体を迎え撃つべく、世界第二の大河を下る。-(エレファントな宇宙)。CIAのマッケイのもとにサイボーグ部隊から「UFOを見た」と連絡が入る。新たな憑依体の出現か、それとも…。-(レッド・ムーン・ライジング)
緊急出版!慰安婦報道の「戦犯」と呼ばれた植村隆、市川速水、若宮啓文、本多勝一ら朝日関係者に徹底取材。報道の現場から問題の全真相をルポルタージュし、バッシングの背後にうごめく歴史修正主義をえぐり出す。闘うジャーナリストが、右派の跳梁に抗する画期的な一冊!
いったいどこで歯車がくるったものか気楽な十代を送ろうとしてたのに名門女子校に進学してしまい小説家になっちゃった「天才」シノハラ・ハジメ。彼女が1995年から1997年にかけて発表した幻のエッセイ、女子高生から女子大生へとつづく華麗なるホップステップ→そして書き下ろしでの極めつけのジャンプ。