貝は集めるだけでもたのしいものですが、くわしく観察したり、調査したりすると、貝への興味は、いちだんと深まります。本書には、実際に海岸へ貝を拾いに行ったとき、何に注意し、どのように調査したらよいのか、そして、それによって何がわかるのかが、わかりやすく書かれています。小学中級から。
夏美は「貝殻チェリー」のニックネームで、ケータイ小説サイトにハマッている高校2年生。メガネ男子の烏丸に密かにトキメいている。ある日、お気に入りのミステリー小説の作者が同じクラスの超不良・鷹山と偶然知るが、自分も入会しているとは恥ずかしくて言えない。夏美=貝殻チェリーということに気づかない鷹山は、夏美と貝殻チェリーそれぞれに何かと悩み相談をもちかけて…。第1回講談社MouRa×Gocco才能賞大賞受賞作。
北海道新聞文化賞、毎日書道展大賞、日展特選など、輝かしい受賞歴をもつ著者、初のエッセー集。焼尻島の酷烈な自然を書に凝縮して自己を語る。
母・森瑤子の愛と真実。次女マリアによる、初めての回想録。書下ろし350枚。
本書では、日常生活に見られる現象のうち、衣・食に関連のある事項を中心に26項目を取り上げ、身の回りにある道具を使って実験し、諸現象の原理・原則を理解する形式で書いてあります。
澁澤にとって生涯ただ一度の中東への旅の記録「千夜一夜物語紀行」、モロー、デ・キリコ、ボス(ボッシュ)などの幻想美術、花田清輝、日夏耿之介、小栗虫太郎ら偏愛作家への讃辞、三島由紀夫、中井英夫、池田満寿夫、唐十郎、四谷シモン、金井美恵子など同時代を生きた人びとへの愛、オカルト、魔術、毒薬、そしてのちに「あらゆる芸術の源泉」と述べたノスタルジア…。渋澤龍彦の魅力が凝縮された幻の名著がついに再刊。
美しいメロディと爽やかなハーモニーで人気を博した秋田出身のフォーク・デュオが74年にリリースしたデビュー作を初CD化。とぼけたグループ名とは反対に、わりとシリアスなラヴ・ソングが多く、当時のファンもほとんどが女性だったように思う。
わかりやすい細密画で175種。すでにいくつか貝がらを持っていたら,この本で名まえをさがしてみましょう。それから海べへ通って,175種全部をあつめてみませんか。3分の1でもあつまるころには,貝たちの海での生きかたを見るのが,たのしくてたまらなくなるでしょう。
ねずみのティッタとメオが、かっているさかなのために、きれいでおおきなかいがらをさがしにいくと、かいがらのなかからびっくりするものがつぎつぎとでてきます。どうしてなのかなぁ。
干潟体験に行く途中、偶然にもケイのカバンを預かったジオ!自分をばかにしたサラと海鮮を相手に、勝負をすることに。ふとしたことからケイが持っていた服を着ることになるが、それがノウ博士の新しい発明品だったなんて!服から出る怪しい光!何か前にもこんなことなかった?!-。
21世紀を十数年過ぎたいまでも、深海探査艇をもつ国はわずか6カ国。ゆえに深海で生きる生物たちの姿が写真や映像で撮られる機会は少なく、研究も十分に進んでいないのが実情だ。しかしそれでも、少しずつだがわかってきたこともある。本書では世界各国の科学者の研究成果をもとに、驚くべき深海魚の姿形を著者自身のイラストで再現しつつ、その不可思議な生態を紹介していく。