コンピュータからとびだした、なぞの悪魔ダイマ。はたして、いいやつか、わるいやつか????。ちび悪魔ダイマが、じゅもんをとなえると、きっと、なにかがおきるんだ。
好きな男と結婚して、家族を愛するのが私の夢。でもママは「愛だけでは幸せになれないのよ」と過去の自分の情熱を忘れて言った。ママが小説家になると、質素だった我が家の冷蔵庫に100%のジュースとキャビアが入った。夢を実現させたママは輝き、思春期の私は、理由なき反抗をかさねていた。1993年の夏、ママは死んだ。私は22歳、切ないほど悲しみのわかる大人になっていた…。
あの日、おじいちゃんのようすは変だった。見知らぬ女の人の写真と手紙をじっと見つめていたのだ。(おじいちゃん、その人、だれ?)ふりそで姿の美しいその人は、おじいちゃんのむかしの恋人?それとも…。
美しいメロディと爽やかなハーモニーで人気を博した秋田出身のフォーク・デュオが74年にリリースしたデビュー作を初CD化。とぼけたグループ名とは反対に、わりとシリアスなラヴ・ソングが多く、当時のファンもほとんどが女性だったように思う。
貝殻の色と形の不思議、カエルの変態、貪欲な魔術師ヘビ、クモの巣の幾何学…身近な生き物たちの神秘にせまる動物文学の古典。
魔法つかいのいうとおり、ドアをあけたら不思議な世界。そして真由美はプリンセス。
例えば、太平洋を回遊するザトウクジラ。オスは繁殖期になると、メロディアスな“恋歌”をうたってメスに求愛する。ミツバチは、蜜のありかの方角、距離をダンスを踊ることで、みごとに仲間に知らせる。想いを伝え、情報を交換し合うための動物たちの奇想天外なコミュニケーションの数々。
「貝がらを耳に当てると、海の音が聞えるの」「よく知ってるね。こんちゃんも子供のころ、貝がらを耳に当てて海の音を聞いたよ」孫娘と妻との話し声が流れてくる。もうすぐ結婚50年の年がめぐってくる…。穏やかな眼差で描くかけがえのない日々。