好きな男と結婚して、家族を愛するのが私の夢。でもママは「愛だけでは幸せになれないのよ」と過去の自分の情熱を忘れて言った。ママが小説家になると、質素だった我が家の冷蔵庫に100%のジュースとキャビアが入った。夢を実現させたママは輝き、思春期の私は、理由なき反抗をかさねていた。1993年の夏、ママは死んだ。私は22歳、切ないほど悲しみのわかる大人になっていた…。
『ブラック・コーヒー』のヒットを持つ名花が、ハープシコードやハープの伴奏で新境地を開拓。フォークやトラッドの名曲を温かなハスキー・ヴォイスで歌いこむ。
1. 海の魅惑
2. いばらの茂み
3. 小さな古ぼけた車
4. グリーンスリーヴス
5. 中国の愛の歌:(a)漁夫 (b)秋の夕暮
6. 幸せな修道僧
7. 白樺と鈴懸
8. 神の国のように
9. 茶色の小鳥の歌声
10. あなたとはもう遊ばない
11. 亜麻色の髪の乙女
12. 緑の装い
13. シャコンド
14. 中国の愛の歌:
(a)舟を漕いで
(b)月のように
(c)楽人
15. なぞなぞの歌
16. 金の結婚指輪
【パーソネル】
ペギー・リー(vo)
ステラ・カステラッチ(harp)
ジーン・ディノヴィ(harpsichord)
★1955年2月7日&3月31日録音
花園学園高校女子生徒からの依頼は、遺産相続をめぐる疑惑を晴らすこと。総資産90億円のホテル王が待つ超高級リゾートへいざ、出発!-。
「生き物屋」を自称するゲッチョ先生の原点である、少年時代の貝拾い。貝殻は丈夫であるがゆえに何千年もの時を越えることができるー40年の時を経て、新たな貝殻拾いを始めたゲッチョ先生が、様々な貝殻に秘められた謎を追う。
「もうすぐ結婚五〇年の年を迎えようとしている夫婦がどんな日常生活を送っているかを書いてみたい」-。庭に咲く四季折々の花々、かわいい孫たちの成長、ご近所さんが届けてくれる季節の風物など、作者の身のまわりの何気ない日常を、まるで花を育てるように丹念に描く。「棚からものが落ちてきても、すぐには反応できない」「歩くスピードが明らかに落ちた」などという老いの兆候も、戸惑いながらも受け入れ、日常の一コマとして消化していく。事件らしい事件は何も起こらないが、些細な驚きの積み重ねで読み応えある文学作品にしてしまう、まさに庄野潤三の世界。
すべてが海藻押し葉で描かれた、この美しい本を通して海の中を旅してください。押し花アーティストのヘレン・アポンシリはつやめく海草や、ふわりとした藻、鮮やかな海辺の花々を楽しげなペンギン、ちょこまか走るカニ、銀色に光るサメの群れへと生まれ変わらせました。ページをめくれば、岩かげの潮だまりから深海まで海のものがたりが広がっています。植物がすばらしい生き物へと姿を変える様子に心が踊り波の下に魔法と美の世界を見つけることでしょう…。
貝の種類ごとに貝の和名、学名、命名者、分布、特徴などを写真付きで紹介した図鑑。巻末に和名索引、学名索引、英名索引が付く。
タヒチの碧い海。桜庭高志は、黒真球を採る少年瑞紀に出会った。「彼は、海に愛されているんだよ」-。そう、まさしくミズキは人魚のように泳ぎ、水と戯れた。ミズキに魅せられてゆく高志。海の色を映す瞳が、しなやかな肢体が、愛おしくてたまらない…。ミズキも高志に惹かれ、真珠母貝に語りかける。「僕は高志が好きだよ」。心ふるえるラブロマンス。
1920年〜1930年代、すでに銀幕にも舞台にも出没していたアルトーは、現実に直に接続した世界を観客に与えるべく、映画『貝殻と牧師』を手がけ、「アルフレッド・ジャリ劇場」を創設し。今日的な感性にも通用する映画・演劇論を語るー。映画シナリオ・舞台のための作品も収録。
ことわざ、歌、映画の名せりふ、小説のタイトル、子供の遊び…広告のヘッドラインには、もじり、語呂合わせ、駄洒落、二重の意味、造語や新表現、類似音の利用など、さまざまな工夫が凝らされる。音声も動きもない新聞広告の楽しさを満載した。
2004年4月5日に鹿児島大学で開催された日本水産学会大会で、「ベントス研究の漁業生物学的展開」と題してシンポジウムを行い、漁業生物学的な立場から、これまでのベントス研究を振り返り、今後の研究方向について包括的に議論した。本書はシンポジウムでの講演内容を纏めたもので、ベントスと漁業との関係について多面的に論じている。
ソウルフラワー・ユニオンが主軸となって結成されたチンドン型式のユニットだが、これが歌・演奏ともに大変な充実ぶり。殊に中川敬のヴォーカル。阪神大震災が今回の活動のきっかけだそうだが、取り上げた曲が持つ力に演奏者が癒されてもいる。好盤。
アイドル全盛期の80年代に井上陽水作曲の(1)でデビュー、天然ボケのキャラで人気の高かった三田寛子のベスト。ヒット曲(6)の村下孝蔵をはじめ、中島みゆき、EPO、タケカワユキヒデらソングライター陣も充実。ただ、本人の歌が追い付いてなかった。
2002年4月がん発病を公表し、音楽活動を休止していた女性シンガー・ソングライターの4年ぶりのオリジナル・アルバム。いい意味で以前と変わらないいつもの平松愛理の歌が聴ける。2004年4月の復帰コンサートのライヴ映像を収録した特典DVD付き。
美しいメロディと爽やかなハーモニーで人気を博した秋田出身のフォーク・デュオが74年にリリースしたデビュー作を初CD化。とぼけたグループ名とは反対に、わりとシリアスなラヴ・ソングが多く、当時のファンもほとんどが女性だったように思う。