「ネコはなぜネズミを追いかけるの」「血の色はどうして赤いの」「電子レンジでなぜ料理ができるの」「花粉症って昔からあったの」…身のまわりにあふれている「なぜ」「どうして」に、サイエンスの世界がやさしくお答えします。
心臓の不規則な鼓動、ウイルスの感染戦略、株価の暴落、ギャンブルの罠ー日常にぽっかりあいたランダムネスの深みに挑む現代数学の奇怪な冒険。
ねずみのティッタとメオが、かっているさかなのために、きれいでおおきなかいがらをさがしにいくと、かいがらのなかからびっくりするものがつぎつぎとでてきます。どうしてなのかなぁ。
貝殻は身を守るためにある-。歯はものを噛むためにある-。ホントにそれだけ?貝殻や貝の歯に秘められた様々な役割、ふしぎな現象、有効利用法に目を向けてみよう。
生きるがゆえに愛し、生きるがゆえに憤る。あなたに問いかける六編の珠玉小説。
貝は集めるだけでもたのしいものですが、くわしく観察したり、調査したりすると、貝への興味は、いちだんと深まります。本書には、実際に海岸へ貝を拾いに行ったとき、何に注意し、どのように調査したらよいのか、そして、それによって何がわかるのかが、わかりやすく書かれています。小学中級から。
本書は、内容の水準を中学校と高等学校に置きました。基礎的事項を理解する実験以外に、生徒たちの発展的学習に適応できる内容の実験も含めてあります。また、どの実験も容易に行えるように、わかりやすく記述・解説してあります。これらの実験を縦横に使用していただきたいと希望します。本書の実験は、多少の工夫を加えれば大学の基礎教育の教材としても適し、また一部をやさしくすれば小学校でも活用できるものです。
接着剤、薬、染料、塗料など様々な用途に用いられている貝殻虫の話題。
2004年4月5日に鹿児島大学で開催された日本水産学会大会で、「ベントス研究の漁業生物学的展開」と題してシンポジウムを行い、漁業生物学的な立場から、これまでのベントス研究を振り返り、今後の研究方向について包括的に議論した。本書はシンポジウムでの講演内容を纏めたもので、ベントスと漁業との関係について多面的に論じている。
燃えるような赤い髪と意志の強さを持ったマギーは、アイルランドのクレア県に工房を構えるガラス工芸家。ひたすら情熱の赴くままに制作を続ける彼女の家を、ある日ダブリンに本拠を置く国際的な画廊のオーナーであるローガンが訪ねてくる。彼はマギーの作品の独占販売権を申し出た。強引なやり方に最初彼女は反発するが、ローガンの提示した条件に心動かされ、これまで無縁だった華やかな世界に足を踏み入れてゆく…。個性の異なる姉妹の波瀾に満ちた生き方と愛憎を描いた三部作の幕開き。
敗戦。死と背中合わせの中国からの引揚げを経て、小学校五年生の豊三少年一家は親戚を頼りに、静岡に落ち着く。崩壊した秩序と価値観の中で、内地の生活は少年にとって何もかもが珍しく、新鮮に感じられた。青空のような未来が、豊三の前に広がっていく。終戦直後の青春をみずみずしく描く読売文学賞受賞作品。