作品解説
昭和43年公開
緋牡丹博徒
明治初期、熊本は人吉で一家を構える博徒・矢野仙蔵(村居京之輔)には、竜子(藤純子)という一人娘がいた。幼くして母親と死に別れた彼女は、男手一つで育てられた。その竜子が18歳になり堅気の人間との挙式を控えたある日、何者かの闇討ちで仙蔵は落命してしまう。一家を解散し、犯人の残した唯一の手がかりとなる財布を持って、竜子は父の仇を探して旅に出る。 それから5年、牡丹の刺青に女を封じ、全国の賭場を流れ歩いた「緋牡丹のお竜」は、一匹狼の渡世人・片桐(高倉健)や、四国道後の熊虎親分(若山富三郎)、大阪堂万一家の女親分・おたか(清川虹子)の助けを得て、父の敵を遂に追い詰める……。 藤純子が女任?スターとして大ブレイクした人気シリーズ第1弾。鉄火の啖呵と小太刀のさばきも見事なら、高倉健の?気、若山富三郎のコミカルな演技にも魅了される傑作女?映画!
スタッフ
監督:山下耕作
脚本:鈴木則文
撮影:古谷伸
音楽:渡辺岳夫
キャスト
藤純子、若山富三郎、待田京介、清川虹子、山城新伍、大木実、金子信雄、高倉健(特別出演) 他
銀幕の裏側
山下耕作監督と花/「緋牡丹お竜」誕生秘話 他
作品舞台を訪ねて
人吉(熊本)
俳優名鑑
藤純子
東映任侠映画とその時代
任侠路線を確立した俊藤浩滋と岡田茂
複数の人間集団が「相容れない目的」をもつとき、紛争が生まれる。イデオロギー、地理的条件、経済的利害、信仰…。お互いの拠って立つ基盤と価値観の矛盾を推し量らなければ、その果てには流血と悲惨あるのみである。もはや主権国家だけがアクターではない国際社会の冷厳な現実を見据える、醒めた分析力をやしなうための一冊。
高度経済成長に沸く中国は、残された最後の巨大市場である。市民生活の動向に視点をあて、この国の現在をつぶさに見た貴重なリポート。
ワレサ率いる連帯運動が弾圧され、戒厳令下におかれたポーランド。激動する社会で将来への希望を見失うまいとする若者たち。15歳のクレスカとそのボーイフレンドをとりまくさまざまな人間模様。ポーランドの話題作。
市民参加型まちづくりの息吹を伝える地域に密着した「まちづくり通信」を合本。行政の配布資料も併載。
本書は、読者自身が住宅の設計に参加し、各室の演出を行うことによってローコスト住宅を実現し、さらに一歩進んで、住まいづくりそのものを楽しんでもらうための手助けとなるものである。
繁栄か衰退か。われわれは次の世代に何を残すことができるのか。日本の「論点」総ざらい。
本書では、難しい言葉を避け、はじめて決算書を学ぶ方でもアレルギーを感じることなく楽しく読みすすめ、理解を深めることが可能な一冊で、簿記・仕訳・経理・決算書についても図形イメージによってかんたんにマスターできる。また、大切な項目については、確認テストで復習できる。無理なく知識を身につけられる構成。
本書は、著者が在学している大阪国際大学大学院博士後期課程において、博士論文作成のため、国際複合一貫運送について研究してきた成果を、国際複合一貫運送全体として捉えるのではなく、1つの事例を対象として取り上げ、船舶と航空機、輸送と保管にまたがり、国際複合一貫運送の実態とそのあり方について問題にし、分析したものである。
「ライター貸してくんねかい?」カワセミに夢中になっていた私の後ろから、不意に若い男の甲高い声がした。振り返ってみると、百八十センチもありそうな痩せた男が、迷彩服を着て立っていた。その肩先に黒光りのする銃口が見える。私は一瞬背筋に冷たいものを感じていた。軍人とか、あるいは自衛隊などに対するアレルギーのようなものが私にはあるのだ。
基本のメカニズムさえつかんでおけば、金融なんか怖くない!お金の価値、金利の動き、銀行・証券会社との付き合い方、金融商品の「利回り」などなど…、今後の私たちの金融生活に欠かせない金融の「基本的メカニズムと得する運用」の知識を、これ以上易しく書けないほど明快に解き明かす。
5つの向上ポイントでラクラク上達!紙の白さを太陽光に変えるテクニック。
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