発展途上国はHIV/エイズの問題を簡単に無視することができない。1996年には約150万人がエイズで亡くなった。1日に、約8500人が新たにHIVに感染し、このうち1000人は子供である。これらの感染の約90%が発展途上国で起きており、エイズが発展途上国の貧困と不平等の問題を悪化させる可能性がある。本書は、政策担当者、開発や公衆衛生の専門家など、HIV/エイズについて公的政策の立案にかかわる人々が、この感染症に取り組むうえで効果的な戦略をたてるために必要な情報と分析を提示している。このレポートは3つの知識体系に依拠している。3つの知識体系とは、HIVを疫病として考える疫学、疾病予防に注目する公衆衛生学、そして特に、限られた公共資源を配分するうえでトレードオフの判断に焦点を当てた公共経済学である。
危機はなぜ起こるのか。回復はなぜ可能なのか。依然として残る経済・社会・政治の脆弱性と、その背景を解明。再生の条件を提示する。『東アジアの奇跡』続編。
20世紀の2つの世界大戦や冷戦を経た後も、人類はアラブ=イスラエル紛争やアメリカでの9.11テロなど、地域紛争やテロに見舞われている。なぜこのような紛争が起こるのだろうか。また、今後もこのような紛争が起こるのだろうか。経済や環境の面で相互依存が進展し、脱国家的および国際的組織が増加し、民主的価値が広まることで、新たな世界秩序が達成されるのだろうか。国際関係を学ぶ学生がこうした問いへの自らの回答を作り上げうるように、理論と歴史の相互検証を通して分析の道具を提供する。ハーバード大学での講義のために執筆され、全米の多くの大学で用いられ版を重ねてきた、「国際政治」への定評ある入門書。
本書にはこれまであまり語られることのなかった倒産、債権回収現場の生々しい姿が描かれている。これらの“負の連鎖”を断ち切り、大倒産時代を乗り切る勇気とノウハウを得てほしい。
本書は先行き不透明な時代での「懸賞」「通信機器」「安売り」「金券」「投資」「ローン」の“頭のいい使い方”を、わかりやすく解説したものである。
本書は、史上もっとも危険な概念-ゼロの“伝記”である。バビロニアに生まれたゼロは、そのなかに潜む“無”と“無限”ゆえ、人類の知的営為を揺るがしてきた。ゼロは、古代ギリシアの諸賢によって禁じられ、キリスト教世界では異端視された。パスカル、デカルト、ニュートンらの業績の裏には常にゼロの問題が潜んでいたが、その脅威は、科学が進歩を遂げた現代でも変わりはない。ゼロを追放しなければ、一般相対性理論の無限大問題は解決できないように。歴史を通じて排除の対象でありつづけたが、消えることはなかったゼロ。有用でありながら、多くの矛盾や論理の崩壊をもたらすこの概念の全貌を、まったく新しい切り口で描くポピュラー・サイエンス。
いくら入ってる?何が入ってる?現金が入ってない財布、お守りがごそごそ出てくる財布、ポイントカードに化粧道具…持ち主の生活臭さがふんぷんと匂う財布たち。不況の嵐吹きすさぶ中、「あなたの財布の中身、見せてください!」という突撃取材に応えて、中身を見せてくれた、老若男女68人の赤裸々な生活実態。みんな貧乏で泣けてくる、赤面のオールカラー。
すいすいタンタンふねでしゅっぱつ!どんなところをとおるのかな?かわをゆびでたどってみてね。ゆびでたどる参加型えほん。1〜2歳児から。
「稼ぐだけ」では生き残れない!社長だからデキルお金を残す技術を大公開。
サイファーそれは「世界はなぜあるのか」を根元的に問う営みのすべてが共通につきあたる、ある種の暗号のことです。サイファを解読することで、あなたは「世界に触れる」ことができる。「人間は何があれば満足して生きていけるのか」、その問いに対して一人一人が答えることが、あなたがここにいることの謎を解き明かすことにつながる。『終わりなき日常を生きろ』完結編。文庫版あとがきを付す。
阪神・淡路大震災から一貫して災害復興のあり方を研究・提言しつづけてきた編者らと、日本と世界の災害復興の現場を歩いてきたボランティア・専門家らが贈る日本で初めての災害復興の手引き。復旧・復興に有用な情報満載。
2007年6月16日、東京国際フォーラムにて行なわれたツアー・ファイナルの模様から、アルバム『the WORLD RULER』の楽曲を中心に収録。彼らの魅力が伝わる全13曲のほか、オフショット映像なども満載。
2008年夏を駆け抜けたナイトメアのツアーから、9月7日に東京国際フォーラム ホールAにて行なわれたファイナル公演の模様を収録。アルバム『killer show』への思いが結実したステージが展開する。