情報社会学の若手研究者がネット社会の今と未来を読み解く!私たちはスマホを操縦しているのか、スマホに操縦されているのか?
不朽の古典を超・現代語訳で気軽に楽しむ!ピンチになったときこそ、読めば心が軽くなる。名著『高校生が感動した「論語」』の著者が送る、人生に役立つ珠玉の言葉たち。
どこへ行こうとどこに在ろうと自分は自分。その自分を忘れなければ何とかなるものだ。
人生の大切なことは寅さんが教えてくれた。『男はつらいよ』全50作品、昭和歌謡をこよなく愛する女性シンガーがその魅力を書き下ろす!
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シリーズ第7作は、歴代マドンナへの寅さん失恋話に花が咲く。
『学校2』の原点ともいえるシリーズ初期を代表する秀作!
シリーズ第7作の『男はつらいよ』は今までと一味違う。
第2作で巡り会えた寅さん(渥美清)の実母・菊(ミヤコ蝶々)が京都から30数年ぶりに上京するも、
早速帝国ホテルにて関西弁と東京弁の親子喧嘩。
また、第1作のマドンナでもあった御前様(笠智衆)の娘・冬子(光本幸子)が再登場したり、
歴代マドンナによる寅さん失恋話を“とらや"の人々が口にするなど、前半部はちょっとしたシリーズ総括が図られているのだ。
一方、今回のマドンナ花子(榊原るみ)は軽度の知的障害者という設定で、
後の山田洋次監督の代表作の1本『学校2』にも通じる原点的内容にもなり得ている。
寅さんを慕って“とらや"に赴き、ついには彼のお嫁さんになろうかとまで言う彼女。
初めてマドンナに愛される寅さんの恋路を遮るものとは…!?
ラストの切ない笑いも含め、シリーズ初期を代表する秀作である。
「愛してる」なんてカンチューハイ2本で言えるなら寅さんはとっくの昔に幸せになっているはずなのに…!?
1988年夏の興行をお休みし、1年ぶりのお目見えとなった『男はつらいよ』シリーズ第40作記念作品は、
俵万智による新感覚のベストセラー短歌集『サラダ記念日』をモチーフにしたもの。
ここでは早稲田大学の学生・由紀(三田寛子)の詠む短歌を劇中に散りばめながら、
我らの寅さん(渥美清)が恋愛騒動を繰り広げ、ついには早稲田で講義を開始!?
今回のマドンナは由紀の叔母で女医の真知子(三田佳子)。
サブタイトルのイメージから一見ライトなコメディとして捉えられがちではあるが、
実は現代における老人医療問題をそこはかとなく忍び込ませた巧みな作りになっているあたりもお見逃しなく。
また、今回から葛飾柴又の“とらや"が“くるまや"に屋号を変えて登場。
第1作から早20年、時代は確実に変わってきているが、「結構毛だらけ〜」と寅さんの七五調は変わることはない。
出戻り娘のいたわりに不器用で頑固な獣医。
彼の心を寅さんは解きほぐせるのか?寅次郎、“世界のミフネ"と知床の地で出会うシリーズ第38作!
寅さんこと渥美清と、世界のミフネこと三船敏郎。
昭和を代表するビッグ・スターの共演が見所のシリーズ第38作。
おいちゃんが入院しても“とらや"の店番すら務められない寅さんは、
結局葛飾柴又を飛び出して初夏の北海道・知床半島へ。
そこで出会った頑固な獣医が三船の役どころ。
ひそかに恋するスナックのママ(淡路恵子)に毒舌を吐き、
駆け落ちした末に出戻ってきた娘・りん子(竹下景子)に冷たくあたってしまう不器用な彼のかたくなな心を溶かしてくれるのは、
もちろん寅さんなのであったが、彼は彼で毎度よろしくりん子にほの字!?
さて、オホーツクの美しい自然に囲まれて、男たちの無骨な恋路の結末はいかに?
なお、淡路恵子はデビュー作『野良犬』以来の三船との共演。
竹下景子は第32作『口笛を吹く寅次郎』に続いてのマドンナ登板となった。
家出した満男を探して瀬戸内の小鳥にやってきた寅さん!
なんと、伯父さんも甥っ子も島の女に一目惚れするシリーズ第46作!!
就職活動のつらさから逃げ出し、一人旅に出た満男(吉岡秀隆)。
さくら(倍賞千恵子)に頼まれて彼を探すことになった寅さん(渥美清)は、瀬戸内海の琴島にてようやく満男と再会するが、
甥っ子は島の看護師・亜矢(城山美佳子)に、寅さんは満男が世話になっている家の葉子(松坂慶子)に惚れてしまい…。
『男はつらいよ』第46作は、シリーズの原点に戻ったかのように、今や恋の師弟関係のような絆で結ばれた伯父と甥が、
揃って島の女に恋してしまうさまをしみじみと、情感たっぷり描いていく。
その結果は言うまでもなし!?第1作のマドンナ冬子(光本幸子)を久々に登場させているのも象徴的だ。
松坂慶子も第27作『浪花の恋の寅次郎』に続き、役柄を変えてのマドンナを好演している。
また今回は、あっと驚くカメオ出演も見所。ヒントは、釣りと合体が大好きなあの男。
失踪した“演歌の女王"、彼女の心の傷を寅さんは癒せるのか?都はるみ、『男はつらいよ』シリーズに堂々の登場!
『男はつらいよ』シリーズ第31作は“演歌の女王"こと都はるみが堂々の登場!
当時芸能界からの引退を表明していた彼女ではあったが(現在は復帰)、
渥美清のラブコールに応えて今回の顔合わせが実現した。
ここで彼女が演じているのは、彼女自身のキャリアとダブらせた演歌歌手・京はるみ。
寅さんは全国公演の途中で失踪した彼女と共に佐渡島へ渡り、失恋して傷心の彼女を慰め、癒し、そして立ち直らせていくのだ。
シリーズ恒例、メイン・タイトルのドタバタ・シーンでは細川たかしが駆け落ちする恋人役で特別出演し、矢切の渡しを越えようとする!?
後に彼女が民宿で寅さんと一緒に『矢切の渡し』を口ずさむサービスをはじめ、
全編にわたって彼女の歌声が聞こえてくる演出がなされている。
何と“とらや"の庭先では『アンコ椿は恋の花』まで披露してくれるのだ!
寅さん“とらや"の二階を間借りするマドンナに、いつものように一目ぼれ!
安定した笑いと人情の機微のバランスで観る者の心を和ませるシリーズ第6作。
『男はつらいよ』シリーズ第6作は、安定した笑いと人情の機微、その絶妙なバランスで観る者の心を和ませる。
長崎五島列島・福江島へ出戻る貧しい子持ち女・絹代(宮本信子)と一夜を共にすることになった寅さん(渥美清)。
ストイックな女性感を忍ばせる彼は、絹代の父・千造(森繁久彌)との親娘愛に触れるうち、故郷を懐かしんで葛飾柴又へ。
しかし、それまでの男ぶりはどこへやら、義弟・博(前田吟)の独立話をこじれさせて周囲のひんしゅくを買う彼は無責任な悪ガキそのもので。
さらには第4作同様、“とらや"の二階を間借りするマドンナ夕子(若尾文子)への恋の結末も、もはや言うまでもないのであった……!?
なお、後に二代目おいちゃん役に抜擢される松村達雄が好色な医者役で出演。
また冒頭ではないものの、第2作以来の寅さんが見る夢のシーンも拝むことができる。
何と今回、“とらや"の人々が旅に出て寅さんがお留守番!?
観る者の予想を裏切り続ける展開の妙、粋なシリーズ第12作。
おいちゃんが帝釈天のおみくじで凶を引くと同時に、寅さん(渥美清)が葛飾柴又にご帰郷。
案の定、おいちゃん夫婦(松村達雄&三崎千恵子)とさくらの家族(倍賞千恵子&前田吟&中村はやと)は明日九州旅行へ繰り出す予定であった・・・・・・。
今回は“とらや"の人々が旅をして寅さんがお留守番という、いつもと逆転した構図で始まり、
当時まだ料金が高い長距離電話を用いておいちゃんと口喧嘩するなど、寅さんの寂しさ転じてのワガママと人情が炸裂する。
後半は例によってマドンナ登場。旧友(前田武彦)の妹で、
寅さんのことをクマかカバと呼ぶ貧乏画家のりつ子(岸恵子)のさばさばした性格に、
いつしか彼はパトロンと化していく!?その後も微妙に観る者の予想を裏切り続ける展開の妙が粋なシリーズ第12作。
私もあなたもみんながほおっておけない寅さんの恋の行方や、いかに?