家出したタコ社長の娘を探しに下田へ赴いた寅さん。ひょんなことから式根島版『二十四の瞳』の仲間入り!?
たこ社長(太宰久雄)の娘・あけみ(美保純)が家出!かくして寅さん(渥美清)は彼女を探しに伊豆・下田へ。
シリーズ第36作は、かねてより寅さんの生き様にあこがれていたあけみがもう一人の主役ともいうべき存在感を放ちながら、寅さんと二人旅を始める。
そして式根島に渡った二人は“島のマドンナ"として教え子に慕われる真知子先生(栗原小巻)と知り合うが…。
『二十四の瞳』になぞられた設定の下、寅さんも小さなお目目で勝手に“瞳"=教え子たちの仲間入り!?
栗原小巻は第4作『新・男はつらいよ』以来、これが2度目のマドンナ登板。
元々は下町出身で、理想を追い求めるあまり人生に疲れたその佇まいは、寅さんとも息が合うかに思えたが、
意外なところに恋のライバル(川谷拓三)が!
それにしても、寅さんはなかなか恋の卒業生にはなれないようです。
寅さんを父のように慕う少年と二人で旅する“母を訪ねて三千里"?
やがて謎の美女も加わって、なんとも不思議な家族ゲームの世界に!
葛飾柴又へ小さな訪問者あり。その名は秀吉くん(伊藤祐一郎)。
名付け親はなんと寅さん(渥美清)だとか!母親(五月みどり)が蒸発し、父親を亡くした彼は寅さんを頼って“とらや"へ赴いたのであった。
かくして寅さん、秀吉くんを連れて彼女を探す旅に出る。
シリーズ第39作は、いわば寅さん版“母を訪ねて三千里"ともいうべき、従来よりもロード・ムービー的な情緒が強まった作品となっている。
そして案の定、旅の途中で寅さんが遭遇するのは憂いのある謎の美女・隆子(秋吉久美子)。
秀吉の急の病をきっかけに、いつしか三人は家族のような不思議な関係を築いていくが…。
寅さんが糧いを持っていたらこんな感じ?と楽しくも切なく思わせるストーリー展開。
やがて彼女と別れた寅さんたちはいよいよ伊勢へ…。
渡世稼業と家族への憧憬を露にした感動のクライマックスに涙!
後輩の泉を追って、愛の彷徨い人と化すさくらの一粒ダネ・満男!
この伯父・寅さんにして、この甥あり!?青春の苦悩をおもしろ可笑しく描く満男篇第一弾!
ご存知下町人情大河シリーズ『男はつらいよ』も第42作にして、ついに“満男(吉岡秀隆)篇"へ突入。
寅さんの甥として第1作で誕生した彼もすっかり成長し、本作では大学受験に失敗した浪人生。
何とか反抗的で親の博(前田吟)とさくら(倍賞千恵子)の手を焼かせている。
そんな彼も転校していった後輩の泉(後藤久美子)にひそかな想いを寄せていた。
我らが寅さん(渥美清)は青春真っ盛りの可愛い甥っ子の初恋を応援する。
世間から外れた自由人にシンパシーを抱くのは思春期ならではの傾向。
かくして満男は寅さんに倣うかのように愛の彷徨い人と化し(!?)、
家出してバイクで転倒したり、オカマ・ライダー(笹野高史)の誘惑をはねのけながら、
愛しいあの子の住む佐賀県へと向かうのであったが、偶然か必然か、そこでも彼は“伯父さん"と再会してしまうのであった!
「伯父さん、今頃何をしているんだろう…?」
旅からの旅の寅さんにもう一度会いたい!という思いを叶える特別篇!!
仕事で地方回りする満男(吉岡秀隆)は、旅先でふと寅さんのことを思い出す。
「伯父さん、今頃何しているんだろう…?」日本中の映画ファンから惜しまれつつ全48作にて完結を迎えた『男はつらいよ』シリーズ。
本作はもう一度寅さんに会いたいと願うファンの熱い声にお応えして、シリーズの中でも特に人気の高いマドンナ、
リリー(浅丘ルリ子)の登場した第25作『寅次郎ハイビスカスの花)に再編集、追加撮影を施してリニューアルした特別篇である。
第11作『寅次郎忘れな草』、第15作『寅次郎相合い傘』の名シーンも登場。
また、これまで渥美清が歌ってきた主題歌を今回は八代亜紀が熱唱し、従来のシリーズとは一味異なり、
第三者が寅さんを思い返していくといった味わいがしんみり醸し出されている。
そう、寅さんはいつまでも私たちの心の中で、旅と恋を続けていくのだ。
寅さん、永遠のマドンナ・リリーと運命の再会!灼熱の沖縄で繰り広げられる大人のラブ・ストーリー、その行く末は…?
『男はつらいよ』シリーズ第25作は、第11作『寅次郎忘れな草』、第15作『寅次郎相合い傘』に続き、
寅さん(渥美清)にとって永遠のマドンナともいえる歌手リリー(浅丘ルリ子)が三度目の登場とあいなった。
舞台はシリーズ初となる沖縄。
そこでリリーが入院していることを手紙で知らされた寅さんは、苦手な飛行機に乗って彼女の看病に駆けつける。
そして退院後、二人は国頭家の部屋を間借りして一緒に暮らし始めるのだが…。
シリーズ全48作中屈指の傑作であり、シリーズ終了後に本作を再編集した特別篇も製作されているほどの名編。
“とらや"でのユーモラスな騒動はいつもながらだが、
灼熱の沖縄に着いてからは大人の男女の恋と嫉妬が、優しくも切なく繰り広げられていく。
そして寅さんとリリーのドラマは、最終作『寅次郎紅の花』へと受け継がれていく…。
山田洋次によりそいながら『男はつらいよ』の深部をさぐり、読む者の問題意識をはげしく刺激する。こんなに面白い山田洋次論、寅さん論がこれまでにあったろうか。
このリサイクルプラントは、おそるべき能力をそなえ、行政や市民を動かし、社会システムをも変えはじめた。究極の生ゴミ革命。
思いたったらすぐ出発。奥多摩・山梨路の旅。
現在の学校を現代の思春期を育てる場所として何が問題か改めて見直し、私たちがもちたい視点や発想、磨きたいセンスや技量を考えあい、さまざまな学校や教師の“再生の試み”を紹介する。
“働くこと”と“生きること”への応援歌。
本書では、自分に必要な保障はどれだけなのか、今の保険をどう見直せば上手に節約できるのか、不足分はどうすれば少ない負担でカバーできるのかなど、保険の見直しに必要な情報をわかりやすく解説する。
イチローや新庄の活躍でメジャー・リーグへの関心が高まっている。その一方、日本のプロ野球からの人材流出、崩壊の危機が叫ばれている。この危機を加速させたのは、大リーグを盲目的に礼賛し、「巨人一辺倒」のプロ野球のつまらなさをステレオタイプに叩くメディアの責任も大きいのではないか。著者は「野球の本当の面白さ」を見ないで大リーグ・ブームに便乗するジャーナリズムが日本野球の良質な伝統を破壊していると鋭く批判する。痛快な野球エッセイ。
15年前にさだまさしがリリースした歌でつながった医師達が、自分はなぜ医療の現場をめざしたのか、これからの医療はどうあるべきかを、医学生の問いに答えて語ったインタビュー集。
夏だけでなく、一年中食べたいのが「ちょっぴり辛い」レシピ。本書では、各界の頂点を究めた6人の料理人が、名人の技を隠し味に、家庭でも作れる「ちょっぴり辛いおもてなし料理」40品を提案する。
政治家は選挙に勝たねば話にならない。落選すれば失業者。だから家族を巻き込み、日々是選挙。月々の歳費は借金の返済に消え、あとは聞くも涙の貧乏暮らし。大組織のバックもなく、活動資金は「人とのつながり」頼み。一挙一動が票につながる。事務所がわりのボロいわが家は千客万来。プライバシーなどないも同然。不満だらけの毎日だけど、選挙となれば、なぜか元気になって、一家総出で勝利をめざす…。宮城県選出の旧社会党代議士の三女として生まれた著者が、当選することが至上命令となった一家の、悲しく可笑しな暮らしぶりを、率直な筆でつづる。
東京・渋谷「編集の学校/文章の学校」の講師をつとめる著者が会社を辞めずにライターになりたい人のために、フリーライターになりたい人のために、そして、がんばっている人のために、書き下ろしました。今年は絶対、週末に稼ぐ!書くことを仕事にしたい人へ。
「スポーツの原点は現場にあり」現場に行かずして感動は描けない!スポーツライターを志す人たちの必読バイブル。