“その二”は第11作『寅次郎忘れな草』から第21作『寅次郎わが道をゆく』までを収録。73年〜78年の作品で『男はつらいよ』が国民映画としての地位を不動のものとした時期だ。なんといっても『忘れな草』のリリー(浅丘ルリ子)が強烈な印象。最高のコンビだった。
78年の第22作『噂の寅次郎』から84年の第34作『寅次郎真実一路』まで、映画『男はつらいよ』のサウンドトラック・ヒストリー・シリーズの第3巻。主題歌の別ヴァージョン、劇中音楽、名台詞などで綴る“音で観る寅さん映画”。意外にいいんだよな、これが。