寅さんを父のように慕う少年と二人で旅する“母を訪ねて三千里"?
やがて謎の美女も加わって、なんとも不思議な家族ゲームの世界に!
葛飾柴又へ小さな訪問者あり。その名は秀吉くん(伊藤祐一郎)。
名付け親はなんと寅さん(渥美清)だとか!母親(五月みどり)が蒸発し、父親を亡くした彼は寅さんを頼って“とらや"へ赴いたのであった。
かくして寅さん、秀吉くんを連れて彼女を探す旅に出る。
シリーズ第39作は、いわば寅さん版“母を訪ねて三千里"ともいうべき、従来よりもロード・ムービー的な情緒が強まった作品となっている。
そして案の定、旅の途中で寅さんが遭遇するのは憂いのある謎の美女・隆子(秋吉久美子)。
秀吉の急の病をきっかけに、いつしか三人は家族のような不思議な関係を築いていくが…。
寅さんが糧いを持っていたらこんな感じ?と楽しくも切なく思わせるストーリー展開。
やがて彼女と別れた寅さんたちはいよいよ伊勢へ…。
渡世稼業と家族への憧憬を露にした感動のクライマックスに涙!
20年ぶりの復活となった、2001年1月のアリスの神戸国際会館でのライヴ。さらにNHK紅白出場時の映像やリハーサル風景も。男くささにおいて群を抜く彼らはライヴでこそホットに盛り上がるというもの。
誤読を恐れず前代未聞の発想で描いた“談慶流”自己啓発的マルクス。
テキヤ仲間の忘れ形見、幸薄い娘に父親のような慈愛を抱く寅さん。
幸せを願うあまり定時制高校“お受験のパパ"と化す!?
ようやくさくら(倍賞千恵子)たちがローンでマイホームを購入するなど、
第1作から確実に月日が流れているのがわかる『男はつらいよ』シリーズ第26作。
変わらないのは寅さん(渥美清)だけで、気を利かせてご祝儀を渡したことから、またまた一騒動!?
しかし、そんな彼も恋模様に関しては徐々に変わりつつあるようで、
今回のマドンナすみれ(伊藤蘭)は亡きテキヤ仲間の若い娘ということもあってか、
まるで親代わりのような趣で彼女に接していくのだ。
また今回は定時制高校が大きなモチーフの一つとなっているが、これは後の山田洋次監督作品『学校』へと受け継がれていく。
なお、このときの同時上映『土佐の一本釣り』ヒロインは田中好子。
キャンディーズ繋がりの二本立興行として、通常よりも若年層が多く劇場に駆けつけるという現象が起きた作品。
かつて日本は「皆婚社会」だったが、生涯未婚率の最新調査では、男性23.4%、女性14.1%と過去最高の数字に上った。2030年には男性の3人に1人、女性の4人の1人が占めるという予測もある。しかし、生涯未婚時代とは単に「結婚しない中高年の増加」のことではない。「結婚を人生設計に組み込まない若者の登場」のことでもある。「結婚、出産を経て配偶者と添い遂げる」という生き方や「正社員となって定年まで働く」という人生設計が社会で共有できなくなった時代に、家族社会学の視点から改めて結婚という選択肢を再考する。
「殿の愛馬が死んだ?」美園藩藩主お気に入りの馬・流れ星の死体が見つかった。死因は不明。亡き父の跡を継ぎ、後に徒目付に就いた夏目要之助は、上役から死因を突き止めるよう命じられる。要之助は同輩の西島主馬、下目付の青木清兵衛とともに早速探索に赴くが、馬方の1人が何者かに殺された…。殿の愛馬の死の裏には何が?菓子屋の娘・お菊に心奪われながらも、お役目に邁進する要之助の多事多難を描く、新シリーズ開幕!
オネエなお坊さんとして大人気の著者による衝撃のデビュー作。偉ぶらず、それでいて心の深い所へ届く説法が人気を呼び、数多くの相談者からの悩みを聞いてきた経験から紡ぎだされる言葉の数々は、つらい人生でも乗り切れるコツやヒントが満載。
池澤夏樹の出かける旅の中にあたらしい「いま」。
スタジオジブリ プロデューサー鈴木敏夫
【プレミアム8 TRAVEL 世界一番紀行 世界で一番南の村 〜人類の南米大陸のチリ、プエルトトロ〜】
村は、定住者がいる“世界で一番南の村”である。
マゼラン海峡のさらに南、「嵐の大地」と呼ばれ村人はわずか29人。
一年中、強風と雨が吹きつけるが、木々は地をはうように生えている。
しかし村人はプエルトトロ村を「静かでとても住みやすい所」だと言う。
作家・池澤夏樹さんが、人類の旅路の果ての地「世界で一番南の村」を訪ね、幸福な暮らしのあり方について考える。
出演 文・朗読:池澤夏樹
ナレーション:加賀美幸子
ディレクター:石澤義典
制作統括:三浦 尚 山元浩昭 大伴直子
2009年4月29日 NHK BShiで放送
(C)2019 NHK
ボレアの台地の将軍となった、精神感応能力者シルバーハット。さらにボレアを把握せんとする探索の途中で、怪しい落下物を目撃する。それぞ、アンリーローラン・ド・マリニーの乗る時空往還機であった!だが、機は敵の手に。奪還を目指すシルバーハットとド・マリニーだったが、風の邪神イタカが今しもボレアに襲来しようとしていた…。“タイタス・クロウ・サーガ”第五弾!
心から相手を信じること、できますか?競走馬から乗用馬に転身したオレっち(牡馬)の波瀾万丈のストーリーを描くフルカラーコミック、第2弾。
SFに華麗なレビュー、人情コメディ、そしていつもながらの失恋!寅さん版ザッツ・エンタテインメント!
何と、寅さん(渥美清)は第三惑星宇宙人だった!そんな奇想天外なシチュエーションから始まる『男はつらいよ』第21作。
本作が公開された1978年は、『未知との遭遇』などSFブームが世界中に巻き起こった年でもあった。
またその前年、山田洋次監督作品『幸福の黄色いハンカチ』で映画デビューを果たした武田鉄矢が、
寅さんも呆れる失恋男としてゲスト出演。
そして肝心要の寅さんは、さくら(倍賞千恵子)の同級生でSKD(松竹歌劇団)の花形スター、
奈々子(木の実ナナ)の虜となって、浅草国際劇場に通いづめ!
今はなきSKDの華麗なレビューの数々を収めた映画としても実に貴重(なお、倍賞千恵子はSKD出身)。
SFにレビュー、人情コメディ、そしてもちろん失恋劇と、今回の寅さんはまさに“ザッツ・エンタテインメント"だ!