太平洋戦争末期、敵艦に体当たり突撃をして散っていった特別攻撃隊の若者たち。わが命と引きかえに祖国を守ろうとしたかれらの死とは、いったい何だったのか。戦争という絶望的な境涯のなかで、いのちの尊厳をみごとに結晶させた特攻隊員…。飛行兵としての体験をもつ著者が、緻密な取材をもとに特攻の若者たちの至情と行動をあきらかにしつつ、戦争と人生、祖国について綴った鎮魂の書。
病気の体と血まみれの足をひきずって、被災地で捜索活動にあたった警備犬、金剛丸の壮絶な3日間。東北地方を中心に甚大な被害をもたらした東日本大震災。その裏で人知れず実直なまでに捜索活動にあたり、天国に旅立っていった呉地方隊所属の海自警備犬。その4年間の短い生涯を綴る、涙溢れる感動のノンフィクション。
『直掩隊は爆装隊の楯となって、全弾身に受けて爆装隊を進めよ』あまりにも非情な命令のもと、直掩機のベテラン搭乗員が見た爆装機突入のその瞬間!笑って征くかのごとき特攻隊員がかいま見せる素顔と苦悩に心を痛めつつ、自らも爆装隊員となった零戦パイロットが克明に綴ったありのままの戦争!遺骨なき戦友に捧げる鎮魂の譜。
心電図・検査値の読み方を含む離床必須の知識が満載!携帯テキストの決定版。
再び還ることのできない出撃を前に、特攻隊員たちは真心のこもった手紙を書き残しました。両親への感謝、幼い弟妹への気遣い、この国の未来への想いー。温かく、優しい言葉を残して、大空に散った若者たちの記録。
もっと多くのいのちを救いたかった。押し寄せる巨大津波をまえに決死の活動をつづけた被災地の消防隊員と応援に駆け付けた兵庫県の消防隊員たちの記録。
術後に多く見られるリンパ浮腫は、悪化させずに早期にケアをすることが大切。しかし症状に合った正しいケアを行わないと効果がないばかりか、かえって悪化したり、コストがかさんだり…。リンパ浮腫の正しい知識とケアの方法を、発症の予防、悪化防止、症状改善の視点からわかりやすく詳細に解説。症状・進行度に合った療法がよくわかる。
壊れた家族の「無念」と援助の「尊さ」。児童虐待に秘められた苛酷な運命とは?アルコール依存症が破綻させた暮らしの行方は?“病んだ家族”の真実の姿を熟練保健師が描いた12編の物語。
日本中が涙に暮れ、あるいは呆然と立ち尽くしていた、昭和20年8月15日夕刻。それでもなお、大分から沖縄の米軍目がけて決死の攻撃を敢行した23名の隊員がいた。隊を率いた長官の名から「宇垣特攻」、またその名を「最後の特攻隊」-。その謎めいた部隊にいた血縁の足跡を辿るべく、25歳の著者は、一人、各地を訪ね歩く旅を始めた…。異色の戦争ノンフィクション。
森羅万象の成り立ちや、その因果関係を“東洋の経験科学”から説明した「陰陽道」。その考え方は、さまざまな年中行事の根拠となり、漢方治療、気功、風水、九星占術などに発展した。いまなお私たちの暮らしに深くかかわる陰陽道の全貌と意義を、わかりやすく解説する。
「かばた医院」は、住宅地のはずれにある、小さな医院です。ミユが待合室で待っていると、診察室から、スタスタと患者さんが出てきました。そのすがたは、なんと…!?ミユは、おもわず目をパチパチさせました。そして、おなかの底から、笑いがこみあげてきたのです。それはミユにとって、思い出すだけでもワクワクするような、すてきなヒミツになりました。そして、つぎつぎと起こるできごとが、ミユの心に、ある変化をもたらしていきます。楽しく読めて、じんわりと感動あふれる、ファンタスティック・ストーリー。3・4年生から。
心せよ!アルプスでも奥多摩でも遭難事故は悲惨。
予算不足で隊員も制服も装備も弾薬も足りない!災害派遣やPKO活動を通し、多くの国民から尊敬される一方で彼らはずっと耐え忍んできた…。気鋭の国防ジャーナリストが警鐘を鳴らす自衛隊が抱える「働き方改革」の課題。
突然よみがえる戦場、得体の知れない恐怖…帰還兵を苦しめる精神の病。