二〇〇五年の衆院選は、「コミュニケーション戦略(コミ戦)」が試みられた、史上初の選挙となった。キーパーソンは、NTT出身の自民党議員・世耕弘成。民間企業の広報PRを政治の場に応用すべく結成された「チーム世耕」は、徹底した危機管理と情報操作で、ついには自民党を大勝利に導く。二大政党の一翼とされる民主党もコミ戦に着手している今、私たちはどのように政治報道に向き合えば良いのか?本書は、四半世紀もの間テレビメディアの世界で生きてきた著者が、政党によるメディア・コントロールの手法を具体的かつ詳細に暴いた、選挙前の必読書である。
投票日直前、相撲ライターが候補者に物申す!?怒濤の14日間!『時給はいつも最低賃金〜』の著者が映画『香川1区』で注目の選挙区にぶちかまし!
従来型マス・マーケティングから企業が消費者と直接コミュニケーションするモデルへの転換!-。
「知識だけ」のマーケティングはおわりにしよう。分析手法や理論を実戦に活かす、“マーケティングスパイラル”の考え方がわかる。実際のヒット商品・サービスに沿った解説から、“勝ち続けるためのパターン”が見えてくる。
クリックしてくれそうなユーザーにインターネット広告を見せる。スーパーの客が潜在的に欲しがっている商品を薦める。一般人の中に潜むテロリスト予備軍を調べ出す。高度に情報化された現代社会では、わたしたちの行動はいたるところでデータとして記録される。その莫大なデータを分析し、新たな市場を開拓するのは、数学に精通した「数の達人」たち。わたしたちの行動を先読みし、効果的なマーケティングのモデルを提案するのだ。その結果、希望が叶いやすい便利な世界が到来するのか?それとも、プライバシー無視の監視社会が実現するのか?「数の達人」たちに徹底インタビュー。メディアを駆使した次世代マーケティングの実態に迫り、来たるべき未来を描く。
築30年の「大泰荘」で8人の大学生が共同生活を送っていた。ある朝、マッチョな男性住人が鍵のかかった自室において遺体で発見される。深夜には建物の玄関にチェーン錠がかけられるため、たとえ鍵を持っていても中には入れない二重の「密室」で誰が彼を殺したのか?住人の誰もが怪しく、誰にも動機が…。「7つの選択肢」から犯人を選んで下さい。先行読者投票の結果も収録!
大阪再生のため奮闘する若き市長・櫛田勝男は、謎のコナモン料理店「馬子屋」店主・蘇我家馬子の助言のおかげで、市が抱える問題を次々解決していく。しかし、そんな友好関係から一転、市長選挙で意見対立、大阪を二分する事態に。いったい何が!?ゆるキャラ・コナモンも登場。思わず「うまい」と唸る爆笑B級グルメエンターテインメント。
世界的コングロマリット「ワーナー・パーク」の日本法人に経理本部長としてヘッドハンティングされた池田岑行。メーンバンクの変更、経理部門の再編、公私混同著しい上司との対決…停滞していた社内に次々と改革を施す。だが、池田を待ち受けていたのは、ライバルたちの卑劣な罠だったー。相次ぐCEOの解任、一瞬の隙も許さぬ人事抗争。非情の「外資」をその卓越した財務戦略で生き抜いた唯一無二の日本人。著者渾身の国際経済小説。
教団幹部が次々に自白を始め、ついに身を隠していた教祖阿佐川が逮捕された。一方、長官狙撃事件は容疑者が絞れぬまま、迷宮入りが囁かれ始める。度重なる捜査情報の漏洩と内部告発で公安部が揺らぐ中、鷹田はある決断をする。貸金庫の大金と北朝鮮の関係は。平成最悪のテロ事件を描いた鎮魂の全三巻、完結!
立花式インターネットへの招待。常識を超える情報の宝庫を自由に旅するためのコツを、わかりやすく解説。村井純慶大助教授らとの対談収録。
竜泉郷へ足を踏み入れた竜堂四兄弟。茉理の姉という瑤姫に出会い、仙界へと向かう。だが、自分たちのルーツを解き明かそうとする彼らの前に立ちはだかったのは、四人姉妹に牛種。怪獣たちの攻撃に怒った四色の巨竜が空翔ける。「をーっほほほほほ!」の愛と正義の美女戦士・小早川奈津子も期待通り大活躍。
脳髄の片隅に封印された記憶がふとしたはずみに甦る違和感を描いた「みずひこのこと」をはじめ、掌編小説の名手がデビュー前夜に綴った幻の恐怖譚二編を含む六編を収録。
馴れ親しんだ物語の中に作家の素顔がかくれんぼ…。数学的発想からキャロル作品のドクケをゲドクするミラクルハテナ集。
情報源として接近した女を、自殺に追い込んでしまった警視庁公安部員。官僚同士の綱引きに巻き込まれ、無理な調査の挙げ句、退職を余儀なくされた公安・外事部門の捜査員。全てを組織に捧げ、裏切られた5人の男達が、強大な国家権力と官僚組織に対し、最後の賭けに出た!“桜の罪”を問う衝撃の問題作。
邦和信託銀行神田支店。ある朝、開店時間を過ぎてもシャッターが開かない。一社員の嫌がらせかと高を括る上層部だったが、立てこもった犯人から全社員に宛てた一通のメールが届く。「神田支店は占拠された。宣言する。これはストライキだ」邦和信託の恥部が詰まったデータで経営陣に揺さぶりをかける占拠犯は、交渉役として、六年前の金融危機で袂を分かったかつての同期を指名するー。
なぜ、オバマなのか。莫大な金と労力を注ぎ込み、予備選、党大会などを経て、一年近くもの時間をかけ、アメリカ人は元首を選ぶ。2008年、第四四代大統領になったのは、弱冠四七歳ハワイ生まれのアフリカ系だ。人種も経歴もこんな「変わり種」が、ベテランのヒラリー、マケインを抑えて大統領として迎えられた。選挙にこそ、アメリカの今が現れる。気鋭の若手研究者が現地での綿密なリサーチを元に浮き彫りにする超大国の内実。
与野党党首に告ぐ!「1票の『格差』こそ、日本の民主主義を滅ぼす」オバマ大統領が生まれたアメリカを見習え。
『沈まぬ太陽』(山崎豊子著)恩地元のモデルが語る迷走する「航空業界の闇」。