夢遊病?記憶喪失?奇妙な記憶に思い悩む私だが、原因として思い当たるのは以前食べたあの…。心の奥底からひたひたと恐さがつのってくる表題作ほか、軽妙洒脱な筆致で知られる著者が、全作品の中から選りすぐった珠玉のホラー短編13編。
1861年25歳で来日したニコライは、亡くなるまでの50年間にわたる日記を残していた。著者により発見されたこの日記には明治の文化人たちとの交流から各地の庶民の生活、伝道の記録、さらに日露戦争時の苦悩などがつぶさに記されていた。この貴重な歴史的資料を紹介しつつ近代化してゆく明治日本とロシアの魂との相克を鮮明に描く。
これこそが公邸内の真実だ。MRTAの素顔、焦燥の日常生活、幻の脱出作戦…囚われの身となった商社マンが記す民間人初の証言。
「写真ブーム」の正体は何か。デジタルイメージは写真をどう変えるのか。東京という都市は今どう変貌しつつあるのか。世間を騒がせたヌード写真集の舞台裏には何が起きていたのか。写真家は未だ芸術家たりうるのか。写真評論家はなぜ駄目なのか。現代におけるマスメディアの本質とは何か。写真は社会の中でどう機能しているのか。-時代と並走しつづける写真家が、マスメディアの現場から語る写真術・写真論の精髄。写真批評誌『デジャ=ヴュ・ビス』の好評連載、待望の単行本化。
アメリカは四年ごとの大統領選挙で、お祭り騒ぎのような選挙運動をくりひろげる。米マスコミは、こぞって候補者の一挙手一投足に目を向け、その詳細を報道する。そんなマスコミで使われる「ニュース英語」は、辞書をひいてもよく意味がわからないことが多い。新聞記者としてワシントンに長く滞在した著者が、マスコミでよく使われるキーワードをピックアップして、その言葉の背景をふくめて、わかりやすく解説する。
あなたの身近な問題を、ゲーム理論で解くとどうなるか!!第一線の研究者がわかりやすく解説します。
政党と選挙を抜きにして現代民主政治の仕組みについて学ぶことは不可能である。本書はこれまでの研究の蓄積を踏まえ今日の到達点をケースを使いわかりやすく説いた親しみやすく信頼できる新時代のスタンダードテキストである。
選挙参謀を生業とする遊馬大介。選挙の勝利を請け負い、演説会の演出から、立候補者のスタイリング、そして金のばらまき方まで、細部にわたり選挙戦を仕切る。この世界では名の売れた大介に、生まれ故郷・海南市の市長から市長選参謀のオファーが入った。状況は再選を目指す現職市長に対し、若手の気鋭革新候補が挑むかたちで、現職市長側が圧倒的に不利。プロとして何が何でも現職市長を勝たせなければならない大介が、戦況を逆転させるために使う方法はー。
わが国最大の不法投棄事件その解決をめざしてたたかった悲しくも勇敢な庶民の姿。
国会・内閣のしくみ、総理大臣の権限、新省庁の組織と役割、政治家の仕事、国民と政治とのかかわりがわかる。
米大富豪に育てられたK嬢の小遣いは?気育て、子育て、金育て。
グラフィックス、ネットワーク、データベースプログラミングから、サーブレット、JSPまで、Javaの技術を網羅!詳解!プログラムを作りながら、10日間で学べるセミナー形式。Javaの実践的な技術が無理なく確実に身に付きます。
「思いこみ」にとらわれると、そこから先に考えは進まない。「直感的」に答えを出してしまうと、それ以上は考えなくなる。論理的思考を身につける最善の方法は、自己満足を打ち砕くことであり、この本はそれを狙いとしている。そのために数字を使った問題を多数用意した。しかし、そのアプローチは数学的というより論理的で、非常識的な感覚と、ちょっとした新しい算数くらいしか必要でない。問題は一見簡単そうに見えるが、その答えはとても意外で、何度も驚かされる。そしてその結果、自分でも気がつかなかった「考え方のクセ」に気がつくことになる。
現世の神仙境たる洞天福地をはじめ、霊山・聖山信仰、天界と冥界や地獄、さらには体内に住む身体神にいたるまで、道教のコスモロジーを総合的に解説する。
「私は本書の中で温泉に対する“幻想”“常識”をこっぱみじんに打ち砕くことから始めたい」-温泉ファンのみならず、温泉経営者にも大きな衝撃を与えた『温泉教授の温泉ゼミナール』の一節である。あれから二年、世は時ならぬ“温泉ブーム”に沸いている。しかしその裏側では恐るべき事態が進行していた!レジオネラ症による死、塩素殺菌の指導強化、源泉の枯渇、骨抜きにされた温泉評価制度…、温泉を巡る様々な問題を、日々の丹念な現場取材を基に、著者独自の視点で書き下ろす。
遊馬大介はマスコミの露出が勝負の選挙参謀。週刊誌の見出しで華々しく取り上げられたり、テレビ局が組む「裏方選挙参謀」などでイメージ選挙を得意とするタイプだ。その遊馬が組織戦術派の古城から六選をねらう現職知事の応援を頼まれた。