企業戦略の上で「情報の価値」と「ビジネス・チャンス」をいかにキャッチするかはきわめて重要な課題です。現在、私はTGC互栄会(give&take=互栄取引)という異業種交流会をもって会員相互のビジネス・チャンスを創出する仕事を行なっておりますが、このTGC自ら、経営環境への適応と創出という戦略をもって、時代を拓いて行く企業家精神で取り組んでいます。TGCは企業経営もまた科学的に実証されなければいけないと考えています。本編はそうした経験の集積でもあるのです。本編は『基礎理解編』に基づき、各企業において、さらに戦略化経営の基本を理解され応用できるようにマニュアル化したものです。
86年総選挙は大きな歴史的結果を記録した。本書は選挙の実態を精細に解明することにより、実証的資料として続けられている総選挙の分析シリーズである。
前途有為の青年育成のため、幸之助氏が私財を拠出して作った松下政経塾。そこでの独創的教育と個性的実践をつぶさに取材し、「人の活かし方」を熱く、また清新に書下ろす。
病気平癒は薬師に往生は阿弥陀に願うというような、如来信仰の種々相を、史上の釈尊から親鸞にまでわたり明らかにする。信仰の具象化としての仏像制作その他にも言及し、図版は一頁の大きさをとり、由来・意味を詳説。
本書は、「雑誌記事索引(人文・社会編)累積索引版」の第5期〜第6期をもとに、テーマ別の文献目録として使い易いよう再編成したものの一部で、昭和50〜59年(1975〜1984)の10年間に発表された政党、選挙、議会に関係する雑誌文献7694件を収録する。
円・ドル相場の変動は、経済的要因によることはもちろん、非経済的なインパクト、たとえば、米国政府当局者や金融アナリストの発言、有力紙誌などの影響を多分に受けています。本書は、1985年のG5プラザ合意以降、87年2月のパリ合意までの円高および円の国際化の推移を中心に、詳細にわたりトレースし、その背景を明らかにします。今後の円・ドル相場の動向を掴むために、是非ご活用下さい。
物理学は、数学から何を学んできたか。数学は、物理学とともにどのように発展したか。これら二つの学問の関係こそ飛躍的に発展した現代物理学の背景を明らかにするものです。特に確率・統計の手法と物性物理学との関係はこのことをよく示しています。この本は、磁性体の相転移の問題を中心に、イジング・モデルと数学の関係をエレガントに説くことによって、物理の現象がいかに美しく数学的に解明できるかを解説しています。