本書は、法改正等をも織り込み、最新の制度のもとに、主として候補者や運動員の方々が、選挙戦に臨まれるにあたってぜひとも知っておいていただきたいことや各種届出など準備するものについてわかりやすく平易に解説したものであります。
この冊子は、新たに選挙事務に携わることになった選挙管理委員会の職員の方を念頭に置きながら、公職選挙法のあらましをできるだけ簡略に説明しようとしたものである。
時代と戦うべき新しい信仰をいだくすぐれた青年たちは、会津落城の悲運を体験した佐幕派会津人の中から出現したのである。「精神的革命は多くは時代の陰影より出づ」本書にとりあげた同志社の山本覚馬、明治学院の井深梶之助、津田英学塾を援助した山川捨松、フェリス女学校の若松賎子、東北学院の梶原長八郎、関東学院の坂田祐はそれである。兼子重光は、自由民権運動の闘士から牧師に転向したヒューマニストである。デフォレストは、会津伝道に忘れてはならない宣教師である。
農業を棄てた国が古今東西どうなったか。日本が棄農の道を歩めば、まぎれもなく“植民地”になる。今は刹那の豊かさと気づかない日本人よ、眼を覚ませ。そして確認しよう。農こそ民族の基であり、子供たちに残す責任があることを。
普通の実現は明治憲法下で政治的自由を求める国民の基本目標であり、大正デモクラシーの中心課題であった。本書は普選運動の発展過程を婦人参政権運動をふくめて精密に追跡するとともに、体制側の民衆統合政策が、治安維持法との抱合せという、ゆがんだ普選制に収斂されて行くさまを実証し、大正デモクラシー期の政治構造の変化を析出する。
選挙権は「権利」か!日本の選挙問題をめぐる判例の分析とフランスの選挙権論・主権論などの基礎研究をもとに、「権利説」の立場から選挙権の実体化のための理論を提示する。
選挙は戦争だ。勝って勝って勝ちまくれ。私はそう檄をとばして選挙戦にのぞんでいる。その実態は決して、教科書に書かれているような。美辞麗句につつまれたものではない。現実の選挙には買収もあれば、謀略もある。白熱すればケンカ、殺傷沙汰だって起こりかねない。要は人間の欲と欲が真っ向からぶつかりあう“戦場”なのだ。
開拓時代名残りの欺瞞や暴力のなか、ロックフェラー家の祖先は、偽薬売り・重婚者・強姦者として追われながら財を成した。狂った神学者ワイスハウプトの顧いと、石油と奴隷売買で太った一家の金銭欲が合体してそれからは、表の歴史と裏の歴史と、恐るべき矛盾の20世紀が始まった。理想のために生きようとする人々と、ただ世界君臨のためのの権力欲で支援する狂った財力とで、天使は悪魔の手先きに、そして大衆はいつも追い使われるだけの奴隷に終わるという時代が始まったのだ…。思想の持つ矛盾に寄生した、これは業魔の物語。
これがアメリカの選挙戦略だ。中傷キャンペーン、事件の演出、イメージ戦略、ビッグ・イベント。巧みなマス・メディア操作が世論の流れを変えていく。