日本型経済社会は、(1)間接金融方式、(2)護送船団方式、(3)日本的労使慣行に集約されるのが一般的だが、それを官僚主導によって維持してきたところに特色がある。その限界を急速に露呈したのが、右肩上がりの経済が崩壊した住専問題であった。国際化・情報化・高齢化の中で、その未知の変化に対応しきれない官僚主導型経済の自信喪失は、いまや行政改革の大きな声の中に、包摂されている。まさにそれは、民主主義政治の中で、いかにして政治改革をなし得るのか、そのために市場経済はどこまで答えを用意できるのかは、「公共選択論」の中心課題となってきた。その意味で、アメリカそしてヨーロッパ、アジアの各地域の公共選択論的分析は喫急の課題となってきた。
壮大なロマンが国際政治の舞台で動き出し、日本の政治も思春期を迎えた。これまでの中選挙区制下の利益誘導型政治をただし、21世紀日本のロマンを語れる真の政党政治を確立するために、根本的な制度改革が必要だ!
’86衆参同日選、’83統一地方選の全データと’87道知事選の展望などを満載した選挙スタッフ必読の分析・解説書。「道新電算選挙システム」(DES)による興味ある図表、グラフで同日選焦点を紹介している。衆参院選の本道候補者を分析、地盤指数や絶対得票率、強度を支庁・市町村別に表示している。北海道新聞独自の世論調査資料などを参考に道民の政治意識や行動をえぐった「北海道の政治風土と選挙」などの読み物も収めている-など、衆参同日選を多角的に解剖している。
’87統一地方選挙メーンの道知事選、道議選、札幌市長・市議選やその他の道内各市町村長選などの全データと特徴・分析結果のほか、当選した首長・議員の顔写真・略歴も全収録。非改選市町村の首長・議員名も一部顔写真付きで収載している選挙スタッフ必携のハンドブック。
松下幸之助の講義から、寮の日常生活、塾生の素顔と交友、塾を卒業して辿ったそれぞれの道筋、そして政経塾の今後を綴る。
マスコミ、政治、経済、科学、芸術、スポーツ、ファッションなど広い分野にわたり12,600語を収録。現代生活に密接な新語・流行語も豊富にとり入れた最新版。ビジネスに、家庭生活に、就職に、役だつ実用語を網羅。
身近な緑は市民が守る。逗子市長渾身のメッセージ。
茶の間に流れ込む膨大な量の映像-。テレビ報道の組織・人間・現場の問題に迫る。
EC=ヨーロッパ共同体は日本と貿易摩擦問題でしばしばマスコミに登場するが、その実体について、明確に知る人は少ない。ECは第1次大戦後の欧州の没落を乗り越えるためにつくられた経済的な共同体であったが、やがて加盟国の意図を越えて、既存の国家を平和裡に統合するという未曽有の歴史的な実験を押し進めることになった。本書では、歴史的背景、成立過程、機構、経済・農業・エネルギー・雇用等の政策、対外関係、政治的課題など、激しく変貌するECを多面的に把握する。
いま、欧米の広告・宣伝業界には、すさまじいM&A旋風が巻き起こっている。シェア争い、トップ・ランキング争いをめぐって、人と金が入り乱れ、はてしない買収・合併劇、ヘツドハンテイング物語を繰り広げている。大小さまざまな広告代理店が展開する熾烈な戦い。そして、その裏でM&Aを仕掛れる工作人たち。彼らこそスーパーアドマン、国際広告界の帝王たちである。
選挙の投票率の低下は、政治業界を牛耳るプロが、国民代表の名にふさわしいアマチュアを締め出し、儀式的国会運営に終始し続けることが原因だ。投票率の低下を伝えるマスコミの「有権者の無関心」神話に真っ向から挑戦する本書はその原因が政治家・政党の側にあることを戦後五十余年のデータから指摘し、オール与党のなれ合い利権政治構造に大胆なメスを入れる。選挙のたびに話題になる低投票率論議に一石を投じる元新聞記者の緊急書き下ろし。
衆議院と参議院はどう違うのか?どうして「牛歩」なんかやるんだろう?「解散」はどんなときにするのだろうか?「連合」や「ミニ政党」って何だろう?-複雑怪奇な政治の仕組みとカラクリがみんなまとめて頭に入る、入門の入門書。