高校の校庭のど真ん中には樹齢300年のイチョウの樹が立っている。校内で絶大な人気を誇る“アイドル気取り”の生徒会長・日色冴は、そのイチョウの樹を撤去する方針。一方“こじらせぼっち”の磯山いづみは、大切な居場所であるイチョウの樹を守りたいが何をどうしたらよいのか分からずにいた。そんな時、徳川将軍家の血を引く16歳の亡霊・徳川家基が選挙コンサルタントとして、いづみの前に現れ、事態は思わぬ方向へー。果たして家基の狙いとは?そして、いづみとイチョウの樹の運命は?政治教養エンタメ!
選挙は、四年に一度、待ちに待ったムラ祭りの様相を呈する。たとえば、「カネと中傷が飛び交い、建設業者がフル稼働して票をたたき出すことで知られる甲州選挙」(朝日新聞07・1・29)。その選挙をささえる親分子分慣行、同族や無尽などの民俗組織、義理や贈与の習俗ーそれらは消えゆく、その地の遺制にすぎないのか。選挙に生命を吹き込み、利用されつつも、主張する、したたかで哀切な「民俗」の側に立って、わが政治風土の基層に光を当てる。
トンデモナイ事件にまきこまれる、タツヤ、ヒメ、教授、コツブ、大介のトンデモ探偵団。タツヤが、じどう会会長選挙に立候補、ライバルは学校一の優等生の田代。ところが、タツヤの妨害ポスターがはられ、大ピンチ!さらに、ひき逃げ事件がおきて、探偵団は犯人捜査に乗りだすが…!?タツヤは会長に当選できるか?トンデモナイシリーズ第3弾!小学中級から。
2000年、アメリカ大統領選の混乱ぶりが世界的に報道された。たった一つの州(フロリダ)の数百票差でブッシュが勝ち、ゴアが負けたのだ。裏では何が起こっていたのか?問題は解決されたのか?ハッキングし放題の票集計マシンを使い続ける州務長官、党利党略の選挙区再編成、投票権を制限する法の乱立。世界一の民主主義国家、アメリカで現在も繰り広げられる、とんでもない選挙の実態を綿密に検証した衝撃のリポート集。
まちづくりを真剣に語り合う候補者たちが市民のために討論会を実施する人たちがまちのために自分ができることをする民主主義。市長選挙立候補予定者公開政策討論会条例のススメ。
ネットは「政治マーケティングの戦場」と化すのか、「有権者主導の選挙運動」を生み出すのか。2013年参院選を総括しつつ、政治献金、事前運動、戸別訪問など次への改革課題と民主主義の行方を論じた緊急鼎談を収録。
2012年冬、衆院選落選。だからこそ、わかったことがあるー利権をむさぼる一部権力者から、日本を取り戻すための投票方法・選挙制度を緊急提言!
2008年の大統領選挙は、ブッシュ政権以後もたらされた「分断されたアメリカ」修復への予感はじめ、アメリカ社会の大きな変化を期待し暗示するものだった。だが日本のメディアはこの選挙が持つ独自な様相や意味を十分に捉え切っていない。日米の研究者6名を結集し、分析の深度と拡がりを格段に強化した本書は、オバマのIT戦略や宗教右派の動向等、日本では断片的報道に留まった問題の総合的考察を含め、選挙過程全体を焦点に今回の選挙の意味そしてオバマ当選の意味を徹底追求する。
科学的な政治学の確立をめざして。学際的視野からの発想とアプローチ、体系的モデルの構築、現実社会の問題解決に役立つ理論。
人種と民族、信仰と宗教、富と貧困など、アメリカ社会の多様性に潜む根源的対立を収斂させ、選挙民の投票行動を決定づける個別対応の集票戦略である「アウトリーチ」について詳細に論じた初の政治分析論。