第1部では、世界各国の選挙の方法を横断的にながめ、各種の選挙法の定義、意味、問題点などをとりまとめた。第2部では、国別に選挙法の変遷の実状を検討した。
2009年夏の衆議院議員総選挙において、なぜ自民党は大敗し、民主党への政権交代が起こったのか。はたして選挙区では何が起こっていたのか。1993年の政界再編から現在に至るまでの政治の流れを踏まえたうえで、全国各地の特徴的な選挙区の実態を、第一線の研究者が明らかにする。
伊良部、離島に赴任する。そこは町長選挙の真っ最中で…。「物事、死人が出なきゃ成功なのだ」直木賞受賞作『空中ブランコ』から2年。トンデモ精神科医の暴走ぶり健在。
民主党の候補者ってどうやって決められるの?ちゃんと「身体検査」とかされているの?支持団体と公認候補の関係ってどうなっているの?スキャンダル攻撃をする「裏選対」ってホントにあるの?「政権交代」の追い風で当選するも議員生活半年あまりで再び選挙…、“一年で二度参院選を戦う男”が語る選挙の真実。
国民をバカ(B層)ときめつけ、ヒトラー流の選挙戦略で得票を画策してきた、日本政界の恐るべき恥部をあばく。この国を腐らせてきた、メディア仕掛けの扇動政治を許すな。
どうしたら、聴衆を惹きつける演説ができるのだろうかー。本書は、政治の本質ともいえる「ことば」の観点から、今日の日本政治を見直す。2009年8月の衆議院議員総選挙前における選挙演説をケース・スタディに、さらにレーガン、オバマらとの比較も交えて「選挙演説」の実態を調査、分析した「政治家たちはかく戦えり」の記録。
明治二十二年に憲法が発布され、その付属法として、帝国議会開設の前提となる衆議院議員選挙法が公布された。翌二十三年、それに準拠して総選挙が実施された。我が国における初の国民の投票による選挙であった。長年にわたって民権活動家達が念願としてきた議会の開設が現実のものとなったのである。全国の各選挙区ではこの選挙法に基づいてさまざまな選挙運動が展開された。本書ではそうした選挙法の実施状況について政治史的に考察を行うのが目的であって、静岡県での第一回総選挙の情勢、及び三重県での第二回総選挙の情勢についての一端を明らかにしようとするものである。