市街鉄道、上水道、市場など、様々なインフラや処理施設をはじめ、寺社、公園、墓地などの宗教・娯楽施設から、戦前の都市運営や支配の構造を探る。
初めて日本にキリスト教が伝来したのは16世紀、イエズス会の司祭聖フランシスコ・ザビエルによる。その後のキリシタン迫害下でも、多くの会の宣教師、修道士、司祭が命を賭けて航海の難をのりこえキリストの愛を伝えるため渡来した。さらに荒れ果てた国土を前に貧苦にあえぐ第2次大戦後からも、ずっと彼らの優しくかつ強い信仰と愛を受け、日本の教会は育まれてきた。今、わたしたちは未来に向けてキリストの愛をどう証ししていくべきか、問われている。
ヘンリー・ルーミスは、切支丹禁制の高札が撤去される以前の1872年(明治五)五月に来航し、横浜に在住すること四十三年、日本の土となったアメリカ人宣教師である。キリスト教の伝道は、横浜開港の直後に来日したヘボンやS・R・ブラウンによってすでに始められていたが、ルーミスは1875年、日本初の長老派教会である横浜第一長老公会を誕生させ、讃美歌集の編纂にも力を注いだ。本書は、ルーミスが一時帰国する1876年までの四年間に米国長老派協会宛に送った書簡を訳出したもので、超教派の教会「日本基督公会」の破綻、来日宣教師の動向など、明治初期の宣教の実態を伝えている。
「ビジネス」と「人間関係」はAKB48から学べ。仕事の効率が上がる!成果が出る!上司や取引先とうまくいく!この1冊でAKB48総選挙がわかるダイジェスト付。
大阪国際空港(伊丹空港)の中にある中村地区は、約150世帯400人の在日の人びとが暮らす、日本最大規模の「不法占拠」地域である。2002年、国と伊丹市によって移転補償が決定し、真新しい共同住宅へ集団移転することになった。中村地区の生活誌を丹念に掘り起こして人びとの「生きられた法」をすくいあげ、公共性を組み替える「寛容な正義」を説く。
“クロ”と“シロ”ふたつの学校が合併して誕生した銀灰小で、生徒会長選挙がおこなわれる!ひそかな野望をいだき、いち早く立候補をきめたミカドだけど、応援してくれる友だちはゼロ!!一方、対立候補のジュリは人望ある人気者!!!圧倒的不利なミカドは文化部最強助っ人・ハルトをブレーンにスカウトして…!?下剋上!選挙コメディ★小学中級から。
1861年25歳で来日したニコライは、亡くなるまでの50年間にわたる日記を残していた。著者により発見されたこの日記には明治の文化人たちとの交流から各地の庶民の生活、伝道の記録、さらに日露戦争時の苦悩などがつぶさに記されていた。この貴重な歴史的資料を紹介しつつ近代化してゆく明治日本とロシアの魂との相克を鮮明に描く。
日本最後の原発新規立地を、日本最後の誇り高き漁民の島が止める!そのとき、伝説の報道写真家から、ひとりの主婦へ古びたニコンが託された。
商船学校が、百数十年にわたり築き上げてきた「海」を場とする特色ある教育、そこに、混迷する現代教育への一筋の光明を見出すことが出来る。海洋の魅力溢れる商船学校を目指して、30年間教育指導に取り組んできた一人の教員の述懐である。
共産圏の崩壊後、経済や社会秩序の混乱にうめくルーマニア、内戦の傷跡が癒えない旧ユーゴスラビアなど、危機下にあった東欧に飛び込んだ石川宣教師一家。「パパ、大丈夫。私もいっしょに行く。」…娘の言葉に背中を押され、未知への歩みに、家族は踏み出した。
使徒たちのことばに耳を傾け、福音をより深く受け止める。新約聖書の第2部とも言える使徒言行録、手紙類、ヨハネの黙示録に沿って、使徒たちが告げ知らせたメッセージや若い教会の発展と直面した危機について平易に解説する。