「平成26年度明るい選挙推進優良活動賞」を受賞した、大学生と行政(選挙管理委員会)でつくる小学校・支援学校選挙出前授業(選挙劇・模擬投票・グループワーク)の実践を網羅。小学生が当事者となり、模擬投票のみならず、自分たちで課題について考え、話し合い、まとめ、表現し、保護者にも伝える取り組みを紹介する。
選挙で候補者が3人以上いると、ときに、多くの人が望んでいなかった、とんでもない候補が選ばれることがある。真に民主的な投票は論理的に不可能ーノーベル賞受賞者アローの「不可能性定理」を覆す道はないのか。ゲーム理論、社会的選択理論などの知見を総動員し、アメリカ史上の突飛な投票結果を実例に、様々な投票方法の驚くべき落とし穴を明快に解説したうえ、投票者を最も満足させる意外な方法にたどりつく、知と論理の極上エンタテインメント。
立候補の準備から、選挙運動、寄附の制限まで。主な罰則を一覧でまとめた“罰則集”も掲載。
現代政治を理解するのに必要不可欠な「政党」と「選挙」をとりあげ、コンパクトに説明したテキストの新版。2009年総選挙、政権交代、二大政党化、ねじれ国会など、新たなトピックにもふれながら、進展著しいこの分野の最新の研究成果を盛り込んでいる。
代表制民主主義の現代的再生のために。議員と有権者を結びつけるものは何か?選挙区と選挙の抱える問題を多角的に問い直し、“つながりの回復”をめざす。
「“新宿”を平和都市にするだわさ、ぶう」傲慢尊大なでぶ、トップ情報屋外谷良子が“区長”に立候補。直後、“魔界医師”メフィストとともに、無断で推薦人にされた人捜し屋秋せつらを機械戦闘員が襲撃した。告示日に始まった戦いには、権力に固執する梶原現“区長”や、幻術師虹垣竜斎ら奇怪な候補者が乱立。悪辣な妨外や実弾が飛び交う中、“姿なき”人形師真郷長臨が本命に浮上する。やがて、せつらとメフィストは、選挙戦の陰で、“新宿”を呑み込まんとする暗淵に気づくが…。“清くなくても一票を”の、ぶうぶう“区長”選の行方は?
民主政治の根幹をなす選挙は、はたして公正・中立に行われているのか。選挙制度が選挙結果に与える影響は既に多くの研究がなされているが、選挙実務そのものがいかなる影響を与えているかは、着手されたばかりである。それを、本書は国内外の実態調査から余すところなく解明する。本書では、国際的に見てもかなり特異な日本の選挙管理の実態を、アンケート調査などから明らかにし、またなぜ様々な問題が起こっているのかも考察する。
二〇一〇年以来続いた「衆参ねじれ国会」は、日本政治停滞の大きな要因だったが、二〇一二年発足の第二次安倍政権により解消されるに至る。はたしてその背景には何があったのか。また「アベノミクス」「憲法改正」などの政権公約、そして解禁されたネット選挙はどれほど効果があったのか。二院制のあり方をも問いかける二〇一三年参院選について、本書では全国各地の特徴的選挙区を調査することで、その実態を明らかにする。
立憲政治は機能していたのか?第2回衆議院選挙(明治25年)における選挙干渉事件を徹底的に掘り下げ、藩閥政府対民党の権力構造を剔抉する力作。