八雲が消えたー!?15年前に起きた猟奇殺人事件の現場で、ビデオカメラに映り込んだ、恐ろしい形相をした女性の幽霊。八雲は相談を受けるが、その映像を見たとたん、なぜか突然姿を消してしまう。一方、時効成立間近に姿を現した、殺人事件の容疑者を追う後藤刑事までもが行方不明に。いったい2人はなぜ姿を消し、何処へ行ってしまったのか!?今、晴香の命をかけた八雲捜索が始まるー大人気シリーズ、緊迫の第5弾。
アンナは養い親のもとをはなれ、海辺の村の老夫婦の家にあずけられることになりました。そこで出会ったのは、金色の髪の少女マーニー。二人は毎日ひみつの遊びを楽しみますが、村人はだれもマーニーのことを知らないのでした。-ふしぎなめぐり合わせを体験した思春期の少女の物語。巻末に、作者の長女によるあとがきと、河合隼雄「『思い出のマーニー』を読む」を収録。
子どもの頃から、体を動かすこと、汗をかくこと、外で遊ぶことが大嫌い。放課後は真っ直ぐに家に帰り、部屋にこもりテレビゲームに向かう日々。いつしか友達は減り、大人になった今では「仲間」と呼べるのは戦士や僧侶、魔法使いだけ…となった引きこもりが、突然アフリカ大陸を縦断することに!一体どうなる!?泣くな、負けるな、さくら剛。
執着を捨てた瞬間、運命の歯車は好転する。自由に生きると幸せが舞い込んでくる。自分らしい人生をつくる30の方法。
男性に大切にされるベストポジション、彼にとって興味の対象外のあなたでも恋人に昇格する方法、そして、彼の気持ちを再燃させるには?恋の悩みはすべて「恋愛マトリックス」で解き明かせる。
不仲に思えた両親の絆、亡き妻への秘めた思い…時計店には今日も人々の「思い出」が持ち込まれる。そんな中、秀司が作ってくれているドレスウォッチの完成が近いと聞き、喜びとともに複雑な気持ちになる明里。秀司の元に、スイスの時計工房から手紙が届いているらしいからだ。ともに商店街で暮らす未来を夢見つつ、本当は秀司がスイスで修業を続けたいのではないかと悩み…。ついに完結!
「20円」でできること。アフリカの子どもに温かい給食を一食。日本で食べるヘルシーなランチ代が、彼らの食事になる。こんなビジネスがあったのか!マッキンゼーの戦略コンサルタントから社会起業家へ。日本人がつくった「すごいしくみ」に惚れ込んだから。
顔の左側をおおったアザ。からかいの対象にされ、恋愛はあきらめていた。けれど、映画監督の飛坂逢太と出会い、世界がカラフルに輝きだす。24歳にして恋愛経験値ゼロの理系大学院生アイコ。女性に不自由しないタイプの飛坂の気持ちがまったくわからず、時に暴走したり、妄想したり、大きく外したり。一途な彼女の初恋の行方は…!?切なくもキュートなラブ・ストーリー。
連続殺人の舞台は、吊橋を渡った断崖に建つ洞洛館だった。その橋が落ち、館そのものが密室になる。大垣洋司が大学の夏休みを利用して洞洛館を訪れた時、すでに仕掛けは緻密に張りめぐらされていた…。壮大にユーモラスに精巧に構築された「新本格探偵小説」ここに誕生。
“ナチスがやってくるまえのことです。…あの子どもたちは、こんな町に住んでいました…”エルサレムにあるナチス虐殺記念館(ヤド・ヴァシエム)に残されたフィルムのなかからC・B・アベルスがえらび、虐殺にあった子どもたちがどんなふうに生き、かつ死んでいったかを、シンプルな文章で静かに告げる。おびただしい死にとりまかれた、忍耐と勇気の物語ー今を生きる子どもたちすべてに語りつたえたい写真記録絵本です。
近世学芸史研究ひとすじに生涯を捧げた著者が、30歳を越して上京し戦災で全ての資料を焼失するまでの20年間を思い出すままに綴った46篇。ふれ合った有名無名の人びと、発見した珍しい資料、自著のことなど、書物と共に生きた人生を静かにふり返る。
常に書斎のガラス戸の中に座し、静かに人生を思い社会を観察した著者の小品集。余り多く自己の周囲を語らなかった著者がほとんど初めてここに自己の周囲を回想し観察し、その姿を赤裸々に描写した。中には著者の哲学と人格とが深く織り込まれているが、軽妙、洒脱、絢爛な筆致も特筆すべきものである。
みんな誰かに片恋してる。ふたりが同じ量だけ愛せればいいのに…。ビター・スウィートな片恋物語。