「バカ、死んじゃえ」。夫の保と喧嘩した陽葵は、出勤する彼にひどい言葉を投げつけてしまった。その日、夫は事故に遭い、生きて帰ることはなかったー。悔やんでも悔やみきれない最後の別れ。陽葵は、亡くなった人ともう一度だけ会えるという千葉の内房にある食堂へとやって来るのだが…。人々の切ない想いに涙がとまらない、温かくて優しい連作短編集第三弾。
会社はあなたを助けてくれない!1万人を救った産業医が教える会社を辞めても生きていける方法。
「藍千堂」の兄弟の実家「百瀬屋」を乗っ取った叔父が病に倒れ、店は従妹のお紙が継ぐことに。兄弟はわだかまりを捨てお紙に手を貸す決意をする。そんな折、藍千堂に難しい誂え菓子の注文が続く。兄の晴太郎の創意工夫で客が喜ぶ菓子を仕上げたが、偶然にしては妙だと感じた弟の幸次郎が調べると、意外な人物が浮かび上がる。
「ジェンダー平等」がSDGsの目標に掲げられる現在、大学では関連の授業に人気が集中し企業では研修が盛んに行われているテーマであるにもかかわらず、いまだ差別については「思いやりが大事」という心の問題として捉えられることが多い。なぜ差別は「思いやり」の問題に回収され、その先の議論に進めないのか?女性差別と性的少数者差別をめぐる現状に目を向け、その構造を理解し、制度について考察。「思いやり」から脱して社会を変えていくために、いま必要な一冊。
隠れ家のアンネ一家にパンとミルクを、花と本を届けつづけた人、一家がナチに連行されたあと、隠れ家の床に散乱していた「日記」を回収、保存したその人。「あの人たちのことを悲しまずに過ぎる日はいまも一日とてない」と述懐する著者の回想は、「アンネの日記」の行間を埋める貴重な資料であるばかりか、それ自体感動と勇気の書だ。
もっと早く読みたかった!140万人超のお母さんに読みつがれる信頼のベストセラー。待望の新装版。
メジャーリーグ年間最多安打新記録達成までの道のりを少年時代からたどる。イチロー「素顔の物語」。
「雨がふりそうだ」と「雨がふるそうだ」、「行きたい」と「行ってほしい」、「全部は解けなかった」と「全部解けなかった」、この文章、手話でどう表しますか?意味の違いをどう説明しますか?よく似ているけれど微妙に意味の異なる日本語の文例を、詳しい解説と手話イラストとともに第1巻〜第2巻で1000近く収録。聴覚障害児教育に携わる方々、手話通訳に関わる方々へ。
19世紀英国。真冬のテムズ川に女性の死体が上がったとの連絡を受け、治安判事直属の警官である捕り手のグラントは現場に急行した。瀕死の状態ながらまだ息がある女性を、彼はひとまず自宅に連れて帰る。襲われたらしい彼女をかくまうというのが表向きの理由だが、実はもうひとつの隠された目的があった。炎のような髪、ロンドンに二人といない美貌。彼女こそ、あらぬ噂を流してグラントを侮辱した高級娼婦のヴィヴィアンだった。しかし、意識を取り戻した彼女はいっさいの記憶を失っていた。かつての高慢さはすっかり影をひそめ、まるで別人のように無垢で、誰にでも思いやりを示すヴィヴィアンに、グラントはどうしようもなく惹かれていく。そして、恋心にせきたてられるように真相を探り始める。大好評ボウ・ストリート・シリーズ、感動の第一作。
超世界級のおっぱいの中身とは…?ゴージャスな大和撫子・叶美香がはじめて自分を語った1冊。
本書では、NLP(神経言語プログラミング)の理論を活用し、相手の潜在意識に働きかけて意識や行動を誘導する文章の書き方を紹介します。文章の説得力を高め、無理なく相手を動かすテクニックが満載です。
谷川俊太郎と100人の仲間たちによる“永遠に続く連詩”第2弾。
裁判員制度、いよいよ開始!まさかの選出、ド緊張の公判、揺れ動く評議ー。逃げ場なしの“現場”で悔いを残さないためのケーススタディ集。
ひとは他者とのインターディペンデンス(相互依存)でなりたっている。「わたし」の生も死も、在ることの理由も、そのつながりのなかにある。日常の隙間にみえるメタファーから「答え」のない「問い」と向き合う、思索のエスプリ。
126の問題に対応したおはらい方法を掲載。
近所の養護ホームで、雑務を手伝うことになったリリーとロバート兄妹。その初日、体力勝負の仕事に苦戦中、昏睡状態に陥った入所者の老人が殺される。余命数時間の老人を、誰がなぜ?捜査はウォーカー署長に任せ、養護ホームの改装に夢中のロバートとは違い、リリーは事件の行方に興味津々なのだが…。大恐慌下でもたくましく生きる人々を描いた人気シリーズ、第5弾登場。
人生に迷ったときぜひこの本を読んでください。京セラ、KDDIをつくりあげ日本航空の再建に取り組む稲盛和夫が学生、新社会人、経済人に訴えたいこと。
日本の中学教科書に長く掲載されてきた『少年の日の思い出』新訳を中心に青春小説の傑作『美しきかな青春』など、四作品を集めたヘルマン・ヘッセの短編集。名作『車輪の下』と同時期に書かれ、同じ世界が描かれている。