恋には二タイプあるそうだ。気付いたら落ちているタイプと、出会った瞬間、一発で落ちるタイプ。物心ついた頃から女子が苦手だった俺は、残念ながらその両方を経験することなくこの年まで来てしまった。「陽介は女の子が苦手だからね」傍らには、いつも通り親友の笑顔。だが、そんな日々が、ある日突然、終わりを告げたとしたら。「あ…あの、あんまり、胸とか、おしりとか、言わないで…はうう」「私、誰とも仲良くする気はないから」偶然がもたらした、二つの出会い。それが意味することは、何か。そして、解かれた想いのカナタにあるものとはー第1回GA文庫大賞優秀賞受賞作。
独自の世界観が光る詞と歌声を聴かせてくれるシンガー、Charaのシングル。単行本が700万部を突破した大人気コミックを原作にした日本テレビ系アニメ『君に届け』の主題歌となっている。
男の身でありながらある事情で、密かに亡くなった母・小野小町の身代わりとして生きる小町。ある日、暴漢に襲われた小町は、危いところを精悍な面持ちの公達・深草少将に助けられる。男であることが露見してしまうが、深草少将は秘密を共有し、自由のない小町にさまざまな遊びを教えてくれた。不器用ながらも優しく、唯一小町を男として扱ってくれる深草少将とともに過ごす時間に安らぎを感じていたが、突然くちづけられ…。
アレグラは病院で麻酔科医として忙しく働くなか、彼女独自の研究を日々、進めている。マッサージや音楽、霊気、ハーブの香りなどを利用して、昏睡状態にある患者を覚醒させるプロジェクトだ。ところが集中治療外傷部の新任部長ジョエルから、君がしているのは科学的な研究ではない、と決めつけられ、一カ月で成果を出せなければ研究を打ち切るよう、宣告される。しかも、病院の最高経営責任者とのあらぬ仲まで疑って…。素顔の彼は評判どおりの魅力的な男性なのに。そんな折、昏睡状態の少年が入院し、二人は新たな緊張関係に。
自分の都合から深く考えるというのは、ものの思い方としては、むしろ原始的なもの思いであって、さまざまの側から立場を変えて自在に深く考え、もの思うというのが、真のもの思いである。こういう立体性の深みがないと、ほんとうのもの思いはできないー五行歌の会主宰草壁焔太書き下ろし。思いの詩歌論。
スキー・リゾートで憧れのインストラクターの職を得た弟のために、キャシーは車でスコットランドの山間の村に向かった。弟の就職には“夫婦者”が条件で、キャシーは請われて弟の新妻の役を演じることになったのだ。途中、一泊予定のホテルの手前で、彼女はロスという男性と出会う。ホテルの手違いで同じ部屋に泊まるしかなくなった二人は、互いの魅力に引かれあうままにベッドをともにする。翌朝、キャシーが目覚めたときにはロスはすでに発っていた。そして目的地に着いた彼女を待っていたのは、最悪の再会だった。ロスは弟が働くリゾートホテルのオーナーだったのだ。
四季、愛、平和への共鳴。平塚らいてう、いわさきちひろ、出会いの句画集。母として、女性として、一途な思いを胸に、活動し、生き抜いた平塚らいてうといわさきちひろ。俳句と画の出会いによって、はじめて紡がれたふたりの素顔、静かに、鮮やかに奏で始めます。
昭和30年代に撮影した古き東京の鉄道写真を手掛かりに訪ね歩く東京八景。地方から上京し、この街に住み、家族を持ち、子供を育て、終の住処として暮らす東京移民が、過ぎし日の中に置き忘れていた東京の追憶がよみがえる。
マリッサは二十九歳。建設会社で秘書をしている。三十歳までに理想の男性を見つけるのが夢だ。相手は平凡でやさしくて、仕事第一でない人がいい。けれど臨時の秘書として社長のリックと一緒に働いたとき、彼の魅力に惹かれる気持ちを抑えられなくなった。野心家のビジネスマンで、ハンサムで、二十四時間働いても平気。手ひどい失恋を経験した前の相手とあまりにも似すぎているのに。マリッサ、ここは意志の力で自分をコントロールするのよ。また裏切られたり、つらい思いをしたりしないように。リックのまなざしがボスにしては情熱的すぎるとか考えずに…。
この本は、5人から10人ぐらいの組織をうまく導くための方法を解説しています。
3人の女の子、芹香・莉奈・亜海のそれぞれの恋の物語。泣いたり笑ったり…運命の人はどこにいるのかな?好きな人に、好きになってもらえるって、どんな気持ちなんだろう?恋が叶うおまじないや男の子と仲良くなれるコツなどもたっぷり紹介しちゃうよ。
両親を目の前で魔物に殺された幼いアリスは、ハイマにある親のいない子供たちの施設に引き取られることになった。が、ハーフエルフという理由で差別されてしまう。しかし、同じ施設にいたデクスだけは、彼女を差別しなかった。強くなりたい!力を求める彼女は、ある日、魔族と契約を交わし…。人気RPGの外伝が登場!!上巻は、主人公エミルやマルタに敵対していた、ヴァンガードのアリスとデクスの物語です。
毎日をふらふらと遊び暮らす正体不明の浪人、幸四郎。茫洋としたぼんやり侍ではあるものの、その剣の腕前は天下一品。そのうえ、難事件をあざやかに解決する、まことに不思議な侍であった。じつはこの幸四郎、退屈な日常に嫌気がさし、市井に下りてきたある藩の大名。つまりは、本物のお殿さまだったのである。そんな幸四郎の日々を見て、我慢ならなくなったのは、許婚の千佳姫。私も市井で暮らしてみたいと、女掏摸のおりんと入れかわってしまったから、さあ大変。そこに、千佳姫の女心を揺らす謎の浪人や、奉行所同心の殺し屋、山岡周次郎までもが加わり、騒ぎは大きくなるばかり。殺し屋集団を相手取る幸四郎の活躍や、いかに。
人間の能力に大差はない。「自分への前向きな質問」で、道は必ず開ける!元落ちこぼれで、テレビでも活躍中の敏腕弁護士が、成功の秘訣を明かす。目標を確実に達成するための「4つの質問」とは。
T医大の医師・雨宮博史は留学から帰国し、同期の須崎一郎と再び一緒に働くことになった。二人は予備校時代からの親友だったが、岡井由紀乃という女性をめぐって争った過去があった。実は雨宮が愛していたのは須崎で、自分の想いを伝えられないまま由紀乃と交際し、別れてしまったのだ。そんなある日、由紀乃にそっくりの青年・篠塚良介が病院を訪ねてきた。そして、由紀乃が殺されたことを告げる…。