炸裂する砲弾、絶望的な突撃。凄惨極まる戦場で、作家の視線が何かを捉えたー1937年、ヘミングウェイはスペイン内戦を取材、死を垣間見たこの体験が、以降の作品群に新たな光芒を与えることになる。「蝶々と戦車」を始めとするスペイン内戦ものに加え、自らの内面を凝視するラヴ・ストーリー「異郷」など、生前未発表の7編を含む全22編。遺族らの手による初の決定版短編全集、完結編。
「何か質問は?」-教師が語りかけても沈黙を続ける学生たち。街中に溢れる「アアしましょう、コウしてはいけません」という放送・看板etc.なぜ、この国の人々は、個人同士が正面から向き合う「対話」を避けるのか?そしてかくも無意味で暴力的な言葉の氾濫に耐えているのか?著者は、日本的思いやり・優しさこそが、「対話」を妨げていると指摘。誰からも言葉を奪うことのない、風通しよい社会の実現を願って、現代日本の精神風土の「根」に迫った一冊である。
「物」へのいつくしみ、「魂」へのまなざし。『岡部伊都子集』以後、魂こもる珠玉の随筆集。
本書は、童謡106曲・唱歌96曲、収載しています。タイトルがわからなくても、唄い出しから引ける“唄い出し索引”とタイトルで探せる“五十音索引”がついています。全曲に楽譜を併載しています。
「人について決めつけずに柔軟に考える力」というものは、学校の勉強だけでは十分には身につかない。本書を通して、人生の早い時期に、この考える力を身につけよう。
養い親のもとを離れ、転地のため海辺の村の老夫婦にあずけられた少女アンナ。孤独なアンナは、同い年の不思議な少女マーニーと友だちになり、毎日二人で遊びます。ところが、村人はだれもマーニーのことを知らないのでした。小学5・6年以上。
ある日、マーニーは、無人のさびしい風車小屋でアンナを置き去りにし、姿を消しました。彼女をさがすうちにアンナは、マーニーの思いがけない秘密を知りました…。ドラマチックな体験をした思春期の少女の物語。小学5・6年以上。
伝えたい言葉、残しておきたい言葉もあれば、心に響かない言葉、無味乾燥な言葉もあるー。日本中を旅して思ったこと・感じたことから、ボランティアの正しいあり方、殺伐とした世の中を和ませる秘訣まで、「出たきり老人」と異名をつけられた著者の「話」の妙味を集大成。
20歳のブラームス、演奏旅行でのブラームス、レッスンをするブラームス、ピアニスト・ブラームス、厳しい作曲の師匠ブラームス、「赤いはりねずみ」で毒舌をはくブラームス、クララ・シューマンを、ワーグナーを語るブラームスー代表的なブラームス回想録を全三巻にまとめた世界初企画!!!第一巻では、若きブラームスの友ディートリヒへの手紙、陽気で気のおけない実力派歌手ヘンシェルに明かす歌曲への考え方、クララ・シューマンの弟子たちにブラームスが直に教えたピアノ演奏法、マスター・クラス実況中継“ピアノ三重奏曲ハ短調”他はかりしれない歴史的価値をもつ資料満載。
この本はサラリーマン社会の閉塞を嘆じるものではありません。「上司は思いつきでものを言う」ということが、なぜ起こってきたのかを、儒教の伝来まで遡り、とてもスリリングに解剖していく本です。日本の男たちが、なぜ戦国時代と幕末維新の時代ものが好きなのか。こんな「なぜ」も見えてきます。そして、では日本はどうするのかー「現場」の声を聞く能力の復活に向けて、上司のみなさんにも、上司でないみなさんにも、懇切丁寧な今後の道中案内の書であります。
C型肝炎が改善、三十年来の花粉症も解消。白内障、前立腺肥大症が消えた。不況のなかでも、「面白いほど」仕事が殺到。-深い呼吸と強いイメージがすべてを変える。実例の数々を紹介。