ブランショのフーコー論。フーコーの死後2年の沈黙を破って、本書は今夏、前ぶれもなく出現した。狂気、牢獄、血と性/真理、主体権力…フーコーの言葉が孕む最重要問題に、正面から向き合う。
農協を考える待望の書。農協運動一筋にかけてきた著者が、農協の現状を憂い、農協のあるべき姿について情熱をもって語りかける。
この地球の上には、たくさんの動物たちが生きています。これから先も生きつづけていくでしょう。「生きる」ということは、この地球の上にすむたくさんの動物たちがみんな生きていくことなのです。すばらしい地球をみんなの力でつくっていきましょう。
「真面目な、真剣な、恋愛したい。すっごくいい想い出欲しい」台詞のむこうから3人の娘たちの息づかいが聞えてくる、瑞々しい青春ドラマ。
アハッ。憧れの坂田先輩とはじめてのデートへ行く途中、私(麻子)は、ブキミなオジサンに声をかけられたの。ナ、ナントそれがゲーノー界へのステップだった。それからイッキイッキでスターになっちゃった。ところが坂田先輩は私を妬む幸江とつきあっちゃうし、桂子はイジワルするし、ウエーンッ。いいんだ。私だって、アイドルの清貴クンと甘い気分にひたっちゃうんだ。そしたら、突然めっちゃんこスキャンダルになっちゃって…。
父や母とすごした、なつかしい蓮沼町の家。父が亡くなったあと、母と2人でうつり住んだ安方町での日々-。多感できずつきやすく、それゆえにかがやかしい思い出にあふれた少女時代を、かぎりない愛惜をこめて描く。
遠い記憶の光景。パパエの子供の頃のことを話そうかな。
「もう警察なんかに用はない!4億5千万円の名画は、オレたち覇悪怒組が奪い返してみせるぞ!」謎の怪盗をめぐって、おもいっきりアツーイ夏休みの大冒険が始まったー。
丸2年と4週間、《隠れ家》のアンネたちが曲がりなりにも“人間の生活”を続けられたのは、毎日パンやミルクを運び、花や本を届けた勇気ある友人たちのおかげでした。著者は、「物静かで、それでいて好奇心いっぱい」の4歳の女の子だったときからアンネを知り、アンネが『日記』に綴っている暗い日々を《隠れ家》の内と外で体験し、アンネがナチに連行されたあと、床に散らばっていた日記を拾い集めて戦後まで保管しました。『日記』公刊から40年、「わたしはヒーローなどではない」とことわりつつ、はじめてその間の詳細をあかした本書は、『日記』を補完する貴重な記録であるばかりか、それ自体、力強い感動的な物語となっています。
日本共産党の書記局長として精力的に活躍する著者が、庶民的な親しみと豊かな国際感覚で、各界著名人と縦横に語り合う情熱あふれる対談集。
明治、大正、昭和の元宮家の典雅な生活、いくたびも死線を越えた軍隊時代、終戦秘話、戦後のスポーツ界への貢献…つねに歴史の転換点に立って日本の進路を見つめ続けてきた著者が、激動の時代に生きた体験を淡々とつづる。皇族・軍人・スポーツマンとして波乱の現代日本を凝視した自伝。
財界御意見番が後事を憂えて縦横に語った情熱の“遺書”。国際化、飽和経済時代の日本経済が進むべき道を指し示す。