自由をはばたく鳥たちへの限りない讃歌。鳥と猟ー戦前の日本独自の各種狩猟法を徹底的に追究して取材・記録した著者独壇場の世界で、終戦の年の刊行。各種野鳥の習性を精緻明快に詳述。鳥ごよみー近代鳥類学の大御所が一般向けに書誌した戦後間もなくの得難い名著で、戦前の内地から広く旧日本領の野鳥生態の貴重なる見聞録集成。陸奥の渡り鳥ー戦後弘前大学教授となり、80年迄著作活動した著者が大正末期に刊行した野鳥記で、往時の状況が適確に把握できるユニークな稀覯本。野田の鷺山ー曽ては江戸幕府によって保護を受け、人家に鷺が共生という世界に類なき文化を誇った鷺山が、250年にして消滅に至る哀歓の興亡史。
ツグミ渡るころー日本の生んだ最も優れた鳥学者はまた超一流の文章家であった。戦前から戦後にかけての雅致豊かな名作を網羅して成った随筆集。鶴の里八代ー山口に渡来する鶴も今や激減して60羽台。これは往昔八代の住民達がいかに鶴保護に尽瘁したかを記録した、昭和初年刊行の稀書。鳥の歳時記ー野鳥各般に亘る独特の生態・習性を精彩奕々と誌し、併せて数々の秀句を収載して斯道に資する、著者ならではの愛情篭った名歳時記。鳥ってこんなものー子供たちが鳥について知りたがっている質問の中から50問を選び、6人の筆者が興趣溢れる解答を示した鳥知識何でも早判り集。
鳥の世界ー日本鳥学会の会頭で令名ある著者が、鳥の世界に就ての基本的な知識を、手際よく整理して書き込んだ名著で、野鳥愛好家必携の評判書。野鳥随筆ー戦時中満州にあって野鳥研究に尽瘁した著者が戦後帰国し、スズメ論争、カスミ網論争、飼育論争など、ホットな話題を綴った警世の書。雷鳥ー鳥類学の黎明期の60年前に雷鳥、仏法僧ほかに就て書かれた稀書で、特に雷鳥を体系的にまとめた記述は、よく当時の自然界を窺うに足る。森のひびきー今まで知られていなかったエナガの生活を、幾重ものヴェールを一枚々々剥すように見事に解き明かした、野外研究の会心の成果。
かたちの特徴から考える、彫刻のテーマの正しいとらえ方。東照宮の神職を勤めながら、陽明門等の彫刻をもとに、日本から中国までの資料を調査。モチーフを図像的な見地から整理・分類した、長年にわたる研究の集大成。
自然の風景の中に溶け込んでいる野鳥の写真集。それは野山の彩りの中での野鳥たちであったり、時間や光を読みながら彼らが一番輝く瞬間であったり、四季折々の変化の中での躍動感そのものであったりの世界。
福岡県の南、大分県境の英彦山をはじめ、県外にも足を運んで取り集めた28年間の記録写真集。
識別ポイント、時期・生息場所、生態、鳴き声を専門家が解説。343種、写真490枚。
都市の中に“ほんものの自然”を取り戻そうと芥川賞作家が大奔走、野鳥たちの群れつどう“東京のオアシス”を実現!東京に野鳥が帰ってきた。
人間世界に疲れ、停年後は自然を友として過そうと決意した著者は、北海道は阿寒湖の北方にある林の中に山小屋を建て、豊かな自然のうちにひとり暮しはじめる。その十年にわたる四季折々の日々を語る滋味あふれるエッセイ。
大名屋敷は盗み放題?首斬り役人の憂鬱!悪事なくして江戸の平和はありえなかった…監獄史研究の第一人者が誘う江戸案内・暗黒編。牢屋敷・刑場・奉行所など、見慣れない江戸の風景が満載。
健全な森林の育成や国産材の安定供給を将来にわたり支えていくために求められる林業の新たな姿について具体的に提示。また、地球温暖化防止のための森林吸収源対策の必要性をはじめ森林・林業・木材産業の現状や課題等をわかりやすく記述。
野鳥の生息環境や行動をスケッチで紹介。161種のイラスト野鳥図鑑付き。
北海道で記録された野鳥の写真を収録し、北海道を中心にした視点で解説を加え、北海道の野鳥を集大成するとともに、図鑑としても使えるように編集。収録総数322種、410枚。