鳥の世界ー日本鳥学会の会頭で令名ある著者が、鳥の世界に就ての基本的な知識を、手際よく整理して書き込んだ名著で、野鳥愛好家必携の評判書。野鳥随筆ー戦時中満州にあって野鳥研究に尽瘁した著者が戦後帰国し、スズメ論争、カスミ網論争、飼育論争など、ホットな話題を綴った警世の書。雷鳥ー鳥類学の黎明期の60年前に雷鳥、仏法僧ほかに就て書かれた稀書で、特に雷鳥を体系的にまとめた記述は、よく当時の自然界を窺うに足る。森のひびきー今まで知られていなかったエナガの生活を、幾重ものヴェールを一枚々々剥すように見事に解き明かした、野外研究の会心の成果。
この本は、水鳥を全2巻にまとめたうちの第1巻です。水鳥のなかで、カイツブリ・カモ・ハクチョウの仲間など、水に浮くタイプの約120種を収録しました。シルエットの検索とカラー写真で、名まえを調べることができます。また、野外鳥学講座で行動のみかたを説明しました。
自然を見つめて80年。自然と動物たちの姿をいきいきと描き、偏見と独善にみちた人間社会を鋭く批評する。
ここ数年、バード・ウォッチングや野草の観察、森林浴など、自然に触れて楽しむ趣味が増えてきています。この本では、この20年来バード・ウォッチングに親しみ、あちこち歩きまわってきた著者が、いろいろな季節や環境の中で撮った鳥達の写真を楽しんでもらうとともに、鳥達への想い、鳥達との出会いをつづり、バード・ウォッチングのノウハウにもふれてみたいと思います。
わが家のベランダで、ささやかな野鳥の病院、バードクリニックを開いて6年。つり人の不注意によるテグス被害を受ける野鳥の数はいっこうにへらない。つりをする人たちが、テグスをすてないという、ちょっとした心づかいがあれば防げることだ。ものを大切にする、不用品をところかまわずすてないといった心がけが、自然環境を守る第一歩だと思う。この本に登場した傷ついた野鳥たちも、それを一番のぞんでいるにちがいない。
尾瀬の自然を総合的に理解できるよう編集したフィールド・ウォッチングのためのガイドです。植物だけでなく、昆虫、野鳥などの動物もとりあげてあります。カルスト、拠水林など、尾瀬特有の自然についての説明を随所に入れました。
四季の野鳥たちを、ウォッチング!山の鳥、海の鳥、街の鳥たちのふしぎな生態、ゆかいなエピソード。
傷ついた鳥を発見し助けたいと思っても、いきなり鳥に近づけば、そのことだけで鳥を死なせてしまうこともあります。この本は、ケガや病気をした鳥をどのようにしてつかまえ手当をすればよいのかといったことから、やがて野生に帰す方法まで、さまざまなケースについてていねいに書かれています。
阪神間の市街地近くにそびえ、私たちの暮らしにとけ込んでいる親しい山、六甲山。地質、気象、防災、動植物、地理、歴史など各分野の第一線の研究者が、さまざまな角度からこの山地の「素顔」をさぐる!