野鳥のオオルリが、美しい声を聞かせています。と、とつぜん、和之の目のまえで、だれかに打ち落とされたのです。このところ、何ものかによって、野鳥がころされる事件が、ひんぱんに起きています。和之たち4年生の仲よし6人組が、犯人さがしにのり出しました。
日本における鳥類の研究と保護に大きな足跡をのこした山階芳麿の物語。ひとすじに鳥とあゆんだその一生を描く。小学上級以上。
信州霧ケ峰、車山の肩に小さな山小屋を建てて35年。その歳月に出会った人や遭偶した出来事、懐かしくも切ない思い出が高原に舞う野鳥の姿と声を伴って、明滅する星の光のように近づいては遠ざかる。著者の想念は高原の天空を自在に飛翔して、ゴブラン織のような物語を織りあげる。それは、少年の日に山にあこがれ山に住みたいと願った著者の、山住みの日々の精神の記録であり、登場する22種の野の鳥は主な役割をもって全篇を飾るが、本書の希基幹には著者をとり巻く多くの人々との暖かくもほろ苦い人間模様があふれ、滔滔と流れている。
有機野菜に取り組んで25年の著者が化学肥料や農薬に頼らず、安全でおいしい野菜づくりのノウハウを初めて紹介。初心者からプロまで納得する有機野菜づくりの決定版。
録音構成40年の第一人者が選びぬいた美しいコーラスとソロの74分。はじめて世界の名鳥を加え、内外の名歌手たち52種の競演を実現。図版155点入り、野鳥のことならなんでもわかる現代ハンドブックも充実。
モリス動物保護を語る。人類の動物観の変遷をたどり来たるべき時代のよりよき人間と動物の関係を探る。
考現学の祖今和次郎が見た欧米の庶民とその生活。
本書は、伊東忠太が、1902年4月から翌年6月にかけて、中国各地を歴訪調査した折に、描きとどめた野帖(フィールド・ノート)5冊のうち、その大部分を、カラーおよび一部モノクロで撮影、収録し、図説明と解説を付したものである。
この「天体観測野帖」は、これから見られるおもな天文現象をわかりやすく紹介し、どこが見どころなのか、どこに注目して観測すればよいのかをできるだけ具体的に解説し、あわせて実際に起こった天文現象を、肉眼で、双眼鏡で、望遠鏡で観測して記録ができるように工夫してあります。