本書は甘露寺親長(応永三十一年(一四二四)生、明応九年(1500)八月七日卒)の日記で、底本は宮内庁書陵部所蔵の江戸時代の写にかかる葉室本親長卿記(函架番号葉・一一八五)を用ゐた。本冊には、文明六年正月より文明九年十二月迄の日次記を収めた。
地球にいま起きている異変とは何か。それらは人間にどんな影響を与えるのか。大きく報道されては忘れ去られる「旬」の話題の陰で、多くの環境問題が着実に進行し、悪化を続けている。温暖化や水質汚染などの生態系の危機から、バイオ燃料、廃棄物、看護師をめぐる国家・人間の争いまで、最新の分析や調査で得られた数字をもとに、深刻さを増す重要テーマを解説。
足尾鉱毒事件により谷中村が廃村となって100年。公害、開発、自然保護、治水対策、さまざまな問題を抱えながら、きょうも広大なヨシ原を風が渡る。渡良瀬遊水池の「いま」を歩く。
音の風景、五感の旅。“環境の時代”をしなやかに生きる暮らし方・考え方。人間と自然をつなげる=こどもたちとの共同作業。
「好きな人の役に立ちたいー二度と会えなくても」極貧の底で震えていた紫音は、裕福な男爵家の次男、重巳に拾われ、何不自由なく育てられる。やがて紫音は重巳に寵愛されるようになるが、窮地に陥った重巳を救おうと無邪気な嘘をついた結果、離ればなれになってしまう。二度と会えないはずだった二人だが、六年後、思わぬ場所で再び巡りあう。かつての嘘の罰のように荒々しく奪われ囚われた紫音は、変貌した重巳の態度を哀しむが、愛しさは募って…。心が凍った貴公子×淫らで純粋な高級男娼。届かなくても貫き通す、一途で無垢な恋心の行方は。
健全な森林の育成や国産材の安定供給を将来にわたり支えていくために求められる林業の新たな姿について具体的に提示。また、地球温暖化防止のための森林吸収源対策の必要性をはじめ森林・林業・木材産業の現状や課題等をわかりやすく記述。
桂木駒子は、平安時代の陰陽師、夜鳥子の霊を宿す高校二年生。クリスマスを目前にし、駒子は幼なじみの久遠との一泊計画で胸がいっぱい…そんなある日、親友の三ツ橋から仰天の告白。「妊娠したみたいなんですよぉ」三ツ橋の腹に宿ったのは死者をよみがえらせる“禍星ノ神子”。その裏には安倍晴明復活を企む三匹の式神による陰謀があった。その騒乱の最中、夜鳥子の恋人、求道の魂が久遠の中に覚醒する。鬼才ゲームデザイナーがおくる伝奇アクション完結編、開幕。
里見浩太朗と風間杜夫のコンビで送る、89年放送開始の大江戸人情時代劇シリーズ。舞台は天保年間の1830年代。北町奉行・榊原主計頭忠之とねずみ小僧次郎吉が手を組んで、江戸にはびこる悪党に次々と引導を渡していく。
死者をよみがえらせる力をもつ禍星ノ神子を宿したまま、三ツ橋は虚空坊と逃亡。それを安倍晴明の式神たちと夜鳥子の宿敵、胡蝶が追う。さらに、夜鳥子と久遠の魂消滅の危機、駒子の胸にも現れた奇妙な刻印と、問題は山積。神子誕生まであと一日。すべてを解決すべく、雪の蔵王で壮絶な最終決戦がはじまる!生き残るのは誰!?駒子と久遠、夜鳥子と求道、二組の恋人たちの未来は!?鬼才ゲームデザイナー桝田省治が描く伝奇アクション、完結編にして最高傑作。