本書は、第1次世界大戦までのイギリス資本市場に関する研究において、旧来分析対象とされることの少なかった領域を、17世紀末からのイギリス資本市場の歴史的発展のなかで、分析しようとしたものである。
本研究は1800年認可ベルリン製糖会社から1870年代の株式会社まで526定款の利益計算規定と、1840年代以降の約250営業報告書ないし決算報告、当時の法律や命令、論文等を研究対象として、19世紀ドイツの株式会社の配当利益計算実務を研究している。ドイツの生成期株式会社会計実務の研究を通じて、我が国企業会計理論の深化・発展に貢献するための手がかりを提示した。
1890年の帝国議会開設以降、92年の鉄道敷設法の制定、1922年の全面改正に至るまでの鉄道建設事業を中心とした鉄道政策の形成と展開について通説を批判しつつ実証的に分析。
日本における産業革命はいかなる前提条件の下で達成されたか。明治前期の政府の政策、諸産業の実態、経済活動を担う主体の三つの側面から実証的に解明する。
2005年版では、中国の物流市場が急拡大する中、04年版に引き続き巻頭特集として中国物流データファイルとして最新情報をさらに充実させました。また、航路別の荷動きなどの状況、フォワーダー/NVOCCを含めた物流事業者の総合物流への展開、航空貨物輸送の最新動向などを解説しているほか、港湾編ではローカルポートからのサービス増大に対応し、国内のコンテナ扱い港63港を網羅しました。さらに内航コンテナフィーダーサービスに加えて国際海上コンテナ鉄道輸送サービス、物流業者の業績なども充実させております。
タフ・ヴェイル判決(1901年)とは、南ウェールズのタフ・ヴェイル鉄道会社で起きたストにより生じた損害を、合同鉄道従業員組合が会社に支払うように命じた20世紀最初の「弾圧判決」である。本書は、会社、労働組合、裁判所などが残した史料をもとに、そのストライキと裁判の過程をミクロ・ヒストリーとして再現し、同時代のイギリスにおけるソーシャリズムとリベラリズムの対立・相克が個別労働組合に凝縮して現れた、その複雑な諸相を具体的に明らかにする。同時に、労働争議法(1906年)によりタフ・ヴェイル判決が廃止されるまでの鉄道労働組合の運動の過程を、同判決の廃止あるいは受容を求める全国的な労働運動・政治運動と関連させてマクロ・ヒストリーとして辿り、ここでもソーシャリズムとリベラリズムの対立・相克の諸相を明らかにする。
「企業ファイナンス発達史」は、会社財務の歴史的発展に制度や組織がどのような役割を果たしたか、を主なテーマにする。特に、財務の実践については、ルネッサンス期のイタリア商業銀行から、コングロマリット、ウォール街での最も新しいレバレッヂ・バイアウトの仕組などに及ぶ。更に、最近の財務論に見られる歴史的研究方法と定量的手法の密接な関連についても重大な関心を寄せており、特に終章では、財務の発展過程を鮮明に説き明かす鍵となる短期的な会社内部の要因と、長期に亘る外的(環境)要因との関連性を解明する基本的な問題解決法を凾数関係に集約して、企業財務の歴史的発展過程を明らかにした。
4枚組全68曲収録の全集もの。大瀧詠一、南佳孝、YMO、佐野元春などポップス〜ロック寄りの選曲で、お馴染みの曲ばかり。DISC-4の中盤がちょっと珍しいかな。通して聴いていると、もっと聴きたくなるアーティストが多くて、やっぱり個人アルバムに手が伸びてしまう。
コンテナ輸送を中心に、海運、港湾、複合輸送、航空など国際物流の最新情報、資料を満載したハンドブック。
「鉄道の安全をいかに維持するか」という観点から軌道・鉄道土木構造物の検査のあり方を検討し、鉄道事業者の実務を担当する方々が理解しやすい標準的な維持管理の手法としてとりまとめた維持管理標準。具体的には、構造物の設置目的を達成するための要求性能を設定し、目視を基本とした検査により要求性能が満たされているかどうかを確認し、判定された健全度に応じて措置し、記録するという構造物の維持管理の流れを体系化して示した。
チューネンの古典立地論を孤立化法により実践的課題に適用可能な「現状分析理論」に展開し、高度経済成長期以降の我が国農業の激動過程を動態的に実証分析した意欲的労作。
本書はコンテナ輸送を中心に、海運、港湾、複合輸送、航空など国際物流の最新情報、資料を満載した日本で唯一の刊行物として、国内ばかりでなく、海外でも好評をいただき、貿易・物流関係企業や関連団体・機関などの方々に幅広く活用、また物流関係企業の新入社員研修用およびPR用としても利用されている。