鉄道、糖業、農業、石炭産業、労働市場などから何が見えるか。物流の形成、制度の移植、産業化と市場の三点から植民地台湾の経済発展と市場の生成について論究する。
『地図の中の札幌』『北海道 地図の中の鉄路』に続く三部作が遂に完結!卒寿の著者、渾身の書き下ろし。レールの残照、廃墟の風景。
江戸城の要害としての役割を終えた外濠は、近代以降いかに変容したか。郭内と郭外、水路としての機能の有無による河岸地ごとの性格と役割の差異、法制度の変遷に伴う土地所有形態の変化を明らかにし、河岸地に生きた人々を軸に、時代と社会の水辺空間に対する意識の変容を追う。