明治43(1910)年3月10日の開業以来永遠の時を刻みながら走りつづける阪急電車。その沿線では時代の流れとともに、独自のライフスタイルと文化が育まれてきた。90年間に築き上げられた軌跡を集大成した、「阪急コレクション」の世界。その一コマを、楽しんでいただきたい。
特急がもっとも特急らしかった国鉄黄金期。野を駆け、山間をぬい、海辺を快走し、市街地を行く特急たちの勇姿がここによみがえる。「国鉄特急」の歴史とその車両の行方を詳説。
リニア実験線の実用化、新幹線網の整備、新交通システム、バリアフリー化、さらにはヨーロッパ、東アジアにおける高速鉄道計画等、「鉄道」は時代とともに進化している。本書は、鉄道をめぐる社会的環境の変化を十分取り込み、基礎的事項、最新データに至るまでていねいに解説。新しい「鉄道工学」がよく分かる図版満載の楽しくビジュアルな教科書。
1950年代からその終焉となった1980年代の“お別れ”運転までの旧型国電を路線別に紹介。
本書は、情報処理技術のシーズを前面に出し、それが鉄道にどのように適用されているかという観点から執筆したもの。各章は、おおむね1つずつの情報処理技術のシーズに対応している。そして、その技術的シーズが鉄道の具体的業務にどのように応用されているのかが書かれている。
北は北海道・オホーツク海から、南は九州・阿蘇まで、全国17ヵ所のトロッコ列車をメインに、すべて実地調査取材し、その詳細な情報を豊富な写真、資料とともに多面的に紹介。
郊外電車の東横、目蒲、池上の各電鉄が今日の東急に発展していく過程を、昭和10〜30年代を中心に紹介。併せて都市化していく東京郊外風景を観察。
本書は、会社が所蔵する文書の閲読はいうに及ばず、県庁保存文書、さらには監督官庁である国土交通省にも足を運んでまとめられたものである。地方紙に掲載されるローカルな新聞記事にも関心が注がれ、銚子に来遊した文人の筆も注視されている。
本書は、『鉄道連絡船』がその使命を終えたこの機会に、これらの1隻1隻に、改めてスポットを当てながら、単にロマンと哀愁だけではなく、その時代に必要とされた『鉄道連絡船』の100年にわたる消長の過程を総括したものである。
設計者の思想や技術的・構造的な工夫によって、効率性・経済性・優美という三つの理念が統合されたとき、構造芸術の作品が生まれる。では、その構造芸術とは何か。
本書は、事業者によって計画されながらも、様々な事情によって未完成に終わった鉄道路線を対象として扱っている。