大阪。30年代まで人口、面積、経済すべてに「帝都」を圧した「民衆の都」。ターミナル・デパート、高級住宅地…。私鉄を中心に花開く市民の文化。しかし、昭和天皇の行幸を境に「帝国の秩序」が浸透し、人びとの心は変容する。権力の装置=「国鉄」と関西私鉄との葛藤を通し、「都市の自由」の可能性とその挫折を描く。
簡単でいい加減で、でもちょっと可愛い庭園鉄道「欠伸軽便鉄道弁天ヶ丘線」。オーナの思い入れと地道な工作が、その発展を支えています。人生を楽しむ作家・森博嗣が綴る「模型のある生活」。
紅茶を深く愛する科学者、宇佐見護博士の前に、突然、人語を話す白猫が現れた。博士の時空を超える旅の始まりだった!二億年前の地球ではノアの方舟に乗り、銀河鉄道で星空を巡る…そこで出合う謎の数々を、博士が解き明かしてゆく。美しき幻想と、卓越した論理の奇跡的な結婚!作家、評論家から絶賛を浴びた、詩情溢れる連作ミステリ。
鉄道史、名物列車、季節限定イベント、名所紹介ー1月から12月まで鉄道漬けの日々。1年中楽しい、行動派に贈るワクワク歳時記。
「世界一安全で正確」と誇ってきた日本の鉄道。今、その安全神話が脅かされている。なぜ事故が起こるのか、どうしたら防げるのか。鉄道の安全対策に力を尽くした著者が、国内外で起きた鉄道事故の原因と、その後生まれた安全対策を、豊富な資料や写真とともに検証する。
いつも使ってるものなのに、身近なようで身近じゃない。だから、たまらない、だから、尽きない鉄道の魅力。電車男も電車女も、みんな知りたい鉄道雑学を平成の「100番勝負」でお届けします。
腕木式信号機、タブレット、夜行急行、赤帽、ターンテーブル、硬券切符、省線電車、有人踏切、ヘッドマークetc…。いつか出会った記憶、そして出会いたかった光景がここにある。あなたの時代と次世代の日本人に捧ぐ一冊。
写真、構内図、路線図、駅舎設計図、時刻表など豊富な資料でつづるターミナル史。
ライブドア事件からパロマ瞬間湯沸かし器死亡事故まで、多発する企業不祥事の実例を詳細に追いながら、内部統制システムとリスク管理体制を確率するための取組みを解説。
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日本の3大車窓とは?絶対に行ってみたい鉄道名所とは?新線と復活線の極秘情報。
ドイツ、イギリス、スペインとヨーロッパ鉄道を走破してきた関口知宏。今回は、東洋と西洋の文化が出会う国・トルコの首都アンカラを出発し、エスキシェヒル、イスタンブールを経て、古代文明と神話の国・ギリシャへと向かう。アレキサンダー大王ゆかりの地テッサロニキ、滝の町エデッサ、神話の山オリンポス山、巨石群の聖地メテオラ、古代都市アテネ、アトランティス伝説のサントリーニ島など、歴史に彩られた町や美しい自然を満喫しながら、10日間かけて最南端の駅カラマタを目指す。その旅の模様はNHKの番組「関口知宏が行くヨーロッパ鉄道の旅 ギリシャ・トルコ 陽気な人々と神秘の大自然に抱かれて」として放送された。本書は、関口知宏による書き下ろしの絵とオリジナル写真、見どころ情報満載で、ギリシャ・トルコを巡る鉄道旅の魅力を綴る。
松本零士の漫画家活動50周年記念作品に基づくアニメ化シリーズの特別編。宇宙空間を走る銀河鉄道のレール上に幻想空間が現われ、怪事件が勃発。そんななか、忘却の惑星から999号の救難信号が届き、精鋭部隊が出動する……。
新幹線はどこまで速く走れるの?線路に積もる雪はどうしているの?新幹線のトイレってどういう仕組み?-そんな多種多様な謎と不思議を一挙に解明!さらに、メンテナンスや総合指令所、技術開発部の仕組みも収録。新幹線には乗るだけという人から、鉄道ファンの人まで楽しめる一冊。
ごめん駅でごめん。とっても寒い駅わっさむ。鬼太郎駅にねずみ男駅。JR最南端の西大山からさいはての駅稚内まで…。「テツ」目線で駅を観察すれば、鉄道旅行がますます楽しい!にっぽん全国、列車に乗って「駅」めぐり!あなたの知っている駅はいくつある。
昭和39年(1964年)10月1日午前6時、新幹線「ひかり」1号と2号が同時に東京と新大阪の駅をスタートした。しかし記念すべきその場に、最大の功労者ともいうべき、前国鉄総裁・十河信二、技師長・島秀雄、建設担当常務・大石重成の姿はなかった。世紀の一大プロジェクトに果敢に挑んだ男たちの姿を描く感動のノンフィクション。
「私鉄」と「民鉄」、「線路」と「路線」、「運賃」と「料金」の違いは?「新幹線」は路線、それとも電車を指す?新進気鋭の鉄道ジャーナリストが、知ってるようで知らない鉄道用語を総ざらい。鉄道ファン必携の1冊。