NHKの大型紀行番組「関口知宏の中国鉄道大紀行」の単行本化第3弾!「春の旅」のルートは、ラサから出発、中国南部をすみずみまでまわり、西安に到着する約17,000km。そして「秋の旅」は再び西安から出発、中国北部をめぐり、最終ゴールのカシュガルへ向かう約19,000km。本書は「秋の旅」の前半、西安から出発し、揚州や天津、首都・北京などを経て、旧満州時代に日本が建造した建物がいまなお数多く残る瀋陽までの行程を収録。万里の長城や龍門石窟などの歴史文化遺産、五台山や泰山などの絶景、秋に色づく山々や町並みを巡りながら、素朴な人々との出会いを重ねてゆく。魅力あふれる中国鉄道の旅を、書き下ろしの絵日記と写真で綴る。
時は大正半ば、帝國大学教授の令嬢であり、商社社長令息の夫人である井内露子が、運転手、酒井大紀と鐵道心中を図った。露子は重傷、軽傷で済んだ大紀は現場から逃走する。流行歌を生むなど、事件は一大醜聞として世間の話題をさらう。九死に一生を得るも、離縁された露子は、その後怪しきカフェーの女給となった。下心を秘めた新聞記者・竹中直吉はしつこくその身辺をかぎまわり、真相を追いかけるのだが-。
北海道にあるすべての鉄道駅を徹底取材し、全線全駅をカラー写真と詳しい解説で紹介。駅舎、周辺情報はもちろん、沿線風景、歴史、地名の由来、スタンプ、路線地図など鉄道旅行が楽しくなるさまざまな情報を網羅。
世界市場でしのぎを削るTGVと新幹線は、同じ高速鉄道ながら、コンセプトが全く異なる。TGVは速度重視、新幹線は輸送力重視など、基本的な考え方の違いから、建設コスト、地上設備や車両の性能比較まで、両鉄道システムを徹底分析。豊富な図表を用いて、詳しくわかりやすい内容に。
あの地下鉄線が大きく進路を変えた理由は?専用ホームだけつくって用途変更した通勤新幹線計画って何?現在準備中の新交通システムは意外な方向へ延びる!?高度経済成長からバブル期、そして21世紀へ。時代が選んだ路線と選ばなかった路線、それぞれの事情は?まだまだ広がる鉄道網は、どんな理由でその形を決めるのか。人気鉄道アナリストが膨大な資料と綿密な取材をもとに、昭和40年代から現在までの消えた鉄道計画と未来予想図を明かす。
昭和39年の東海道新幹線開業と共に走り始めた0系新幹線の引退で、昭和の国鉄黄金時代を築いた車両は、ほぼ第一線を退くことになる。全国各地のローカル線が姿を消し、国鉄がJRに生まれ変わるなかで、私たちが見失ってしまった心に残る「鉄道風景」を、鉄道写真界の第一人者である著者が、秘蔵の写真と珠玉のエッセイでまとめた一冊。鉄道ファンならずとも、思わず心動かされるレトロなシーンを多数掲載。
世界遺産となった5つの鉄道と匹敵するオススメ路線を厳選。
本書では、鉄道、自動車、飛行機、船などの乗りものを最新の情報とともに紹介しています。乗りものにもっとくわしくなり、乗りものがもっとおもしろくなります。
「新幹線は、レールの上を走る電車なのに、なんでガタンゴトンとレールの継ぎ目を通るときの音がしないんだろう?」こう疑問に思った瞬間から、あなたは“新幹線に乗るのがおもしろくなる”世界へ踏み込んだのである。新幹線は日本の英知を結集させた世界最高傑作の電車なのだ。レールや車体はもちろん、目に届くすべてに在来線とは違う、好奇心をかき立てられる謎が仕掛けられているのである。出張、帰省と数時間はお世話になる新幹線。本書を読んで、新幹線のおもしろさ、すごさを実感してほしい。
世界にはこんなにも魅力的な列車がある!標高5000メートルを走るチベットの青蔵鉄路、ウェルカム・シャンパン片手に楽しむパリ発オリエント急行。世界一の急勾配を上るスイスの登山鉄道、アフリカの悠久の大地を駆け抜けるロボスレイル…。最新鋭の超特急、歴史ある豪華列車から、蒸気機関車にローカル線まで。豊富な海外取材経験を誇る著者が厳選した、今すぐ乗れる名列車全45本。
戦後最悪のマイナス成長が確実だ。輸出産業が総崩れしたことを受けて「外需頼み」のもろさを指摘する声が相次いでいる。しかし、反省すべきは「対米偏重」の貿易構造で、今こそさらなる海外展開の加速が求められているという。気鋭のエコノミストが企業生き残り策を大胆に提言した意欲作。