駅は、単なる旅の出入り口ではない。ロケーション、駅舎、歴史など、駅そのものがさまざまな魅力に溢れており、旅の目的地にも充分になり得る。日本中の駅すべてに降り立ったことのある横見浩彦と、秘境駅探訪のプロフェッショナル・牛山隆信が、一度は訪れたい魅惑の95駅を紹介する駅ガイドの決定版。本書を読んだあなたは、きっと「駅への旅」に出たくなる。
関西の車内アナウンスが、関東よりも聞き取りやすい秘密は?東では消えた車両が、西では走りつづける謎…など、あれこれ大違いの鉄道事情。西と東、どっちが凄いかわかるオモシロ対決本。
古来、“鹿島立ち”という言葉がある。関東武士が防人として九州へ旅立つ前に鹿島神宮で祈りを捧げたことに由来する。鹿島神宮は常陸国一の宮で武芸の神、武甕槌神を祀る。物語は、現職の刑事横井哲が全国剣道大会で優勝、祈願のお礼にと木刀を鹿島神宮に奉納したことから始まる。横井は鹿島臨海鉄道に乗り故郷水戸へ出向き、そこで殺人事件に巻き込まれる。舞台は一転、東京上野公園。「江戸歴史研究会」の一行に突如襲いかかる羽織袴姿の一人の男。それも名刀・備前長船による斬殺である。平成の巷にあらわれた辻斬りともいえる凶行犯の時代錯誤に戸惑う十津川。犯行後、逃げも隠れもせず現行犯逮捕された男の名は、松平優。鹿島新当流の使い手という。犯行の動機の裏に隠された謎に挑む十津川の前に、次から次と明らかになる日本刀による斬殺事件。連続人斬り事件である。更に、驚愕の事実が…。横井刑事と松平は剣道仲間であり、深い親交があったのだ。十津川の疑念は募るー。
東京の地下は、不思議でおもしろい!利用客ゼロの駅があった!路線図にはない秘密の路線とは?いつのまにか駅が180メートルも動いた!懐かしの車両・車両基地・マナーポスター…貴重な写真満載。
国鉄の輸送関係部署に約25年間勤務し、列車ダイヤの作成に深く関わった著者によるダイヤ作成秘話。本書では、昭和45年の万博輸送、昭和50年3月の山陽新幹線博多開業、昭和60年3月の東北・上越新幹線上野開業等で手掛けたダイヤ改正や新線開業、臨時臨車設定などの際のお宝エピソードを大公開。路線上に空いている時間帯を探し、車両や人員を確保し、日本全国に効率よく列車を走らせる。その悪戦苦闘の話の中には、当時の世相も垣間見える。また、チマタの疑問「ダイヤはどうやって作るのか?」の答もここにある。
「日本一短い鉄道路線は?」「日本一多い駅名は?」など、鉄道にまつわる「日本一」をテーマに、ついつい誰かに話したくなるような情報が満載。
電車はなぜ動くのか?この素朴な疑問に徹底的に答えるこれまでになかった電車本。一両でもバスや乗用車よりも大きく、多くの車両を連結して一度に数千人も運ぶ。そんな巨体を電気でどう動かしているのか。新しい電車が静かに走り、乗り心地がよくなったのはなぜか。これらを理解するための鍵は「電車の動きを注意深く感じ取ること」にある。身近な乗り物でありながら、意外に知られていない電車のメカニズムを、図解を交えてわかりやすく解説。知ると乗るのが楽しくなる。
ヨーロッパの超特急を乗り尽くせ!著者率いる日本人観光団は、英仏海峡をユーロスターで渡り、ハンブルクからミュンヘンまではドイツが誇るICE、ユーロシティでイタリア、そしてスペインへと駆け巡る。さらにローカル線を乗り継ぐ夫婦旅、元編集者氏との珍道中など、欧州大陸を縦横無尽に移動し、列車に揺られ車窓から風景を見る楽しみを、ユーモラスに語る紀行エッセイ。
誰が見ても面白い、かわいい、摩訶不思議…。一見、何の用途に使うものかわからない…。そんなユニークな見た目の乗り物たちが大集合。それぞれが課せられた使命を果たすべく、目的別に進化したその形態は「なるほど」の宝庫。乗り物好き、メカ・マニアはもちろん、老若男女を問わず見て楽しい、読んでためになる写真とうんちくが満載。
日本を代表する大温泉地であり、また、明治以降早くから高級別荘地として開け、首都・東京の奥座敷として発展してきた「箱根」。その麓に位置する箱根湯本と山間の強羅間8・9kmを結ぶ標高差445mの鉄道が箱根登山鉄道だ。本書は、その誕生の経緯、そして粘着方式の鉄道では日本第1位、世界でも第2位の急勾配を克服した技術に焦点を当てながら、箱根の知られざる一面に迫る。
北海道にはかつて縦横無尽に鉄道網が敷かれていた。北海道内の鉄道廃線跡を徹底取材した永久保存版。廃線、廃駅など、失われた鉄道の痕跡を辿り、廃線跡の現状、路線の歴史や廃線に至る経緯をカラー写真と詳しい解説で紹介。
うみべからやまおくまではしるうみやまてつどう。ゆたかなしぜんのなかをはしるうみやまてつどうでは、ときどきふしぎなことがおこります。あるふぶきのひ、ゆきのはらのなかにあるはずのないえきが…。こころあたたまるてつどうファンタジー。
最高の音で楽しむために!