ジョバンニとカムパネルラの出会いと別れ…悲しみを乗せて永遠に夜空を駆け続ける銀河鉄道ー。宮沢賢治原作の名篇が流麗かつ生新な英語版で蘇える。
ー永久の未完成これ完成であるー。自らの言葉を体現するかのように、賢治の死の直前まで変化発展しつづけた、最大にして最高の傑作「銀河鉄道の夜」。そして、いのちを持つものすべての胸に響く名作「よだかの星」のほか、「ひかりの素足」「双子の星」「貝の火」などの代表作を収める。
娘を亡くした日も、妻を亡くした日も、男は駅に立ち続けた…。映画化され大ヒットした表題作「鉄道員」はじめ「ラブ・レター」「角筈にて」「うらぼんえ」「オリヲン座からの招待状」など、珠玉の短篇8作品を収録。日本中、150万人を感涙の渦に巻き込んだ空前のベストセラー作品集にあらたな「あとがき」を加えた。第117回直木賞を受賞。
宮沢賢治の童話集。夜の軽便鉄道に乗って天空を旅する少年ジョバンニの心の動きを描いた表題作のほか、「やまなし」「貝の火」「なめとこ山のくま」「オッペルとぞう」「カイロ団長」「雁の童子」の7編。幻想性に富んだ作品を収めます。小学5・6年以上。
「お姉ちゃんが、死んじゃったよ!」亀井刑事の息子健一が電話で悲痛な叫びをあげた。被害者は亀井の姪で、信州・小海線の無人駅に佇んでいたところを、走行中の「信州1号」の車内から射殺されたのだ。やがて一人の容疑者をマークするが、彼には鉄壁なアリバイが!信州ー札幌間千三百キロの距離と時間の壁に、十津川警部と亀井刑事が挑むトラベルミステリー集。
鉄道は、私たちにとって大変身近な交通機関であるとともに、近代化の担い手でもありました。また、機械・電気・土木・情報通信など多くの技術の集合で、日本の技術史を考える上でも重要な存在といえます。本書では、一八七二(明治五)年新橋・横浜間の鉄道開業から国情にあわせた車両誕生の歴史を通して、そこに見られる日本人の創造性の足跡をもう一度振り返り、橋梁・トンネル・レールなどにもふれながら、鉄道の技術展開の歴史を概観します。
列車は走る、人々の思いをのせて。総延長27,000km。日本全国に網の目のようにしかれた鉄路の上、列車は表情豊かな地勢と季節の中をくぐり抜け、乗客の思いをのせて走り続ける。その姿に惹かれた著者が30年の歳月をかけて綴った未曽有の写真集。
本書では、京急100年の歴史のなか、現れては消えていった過去の車輌と、500系以降のクロスシート車の変遷とそれを取り巻く状況などを織り混ぜて、今日の2100系に至る歴史を振り返る。
どこか懐かしい風景と、日本の四季を求めて旅に出よう。日本をネットするJR路線と郷愁をそそるローカル私鉄線からおすすめの37路線を厳選。
横浜は、幕末の開港によって日本最大の貿易都市となった。その横浜の近代的な交通手段と通信手段の登場を紹介し、インフラストラクチャーの整備過程を描く。