本書は企業を経営する者、大学で経済学や経営学を学ぶ人にとって、必要最低限であり、かつ本質的な企業の財務的センスを養うための入門書です。ロビンソン・クルーソーの無人島を題材にしながら、一般に難解といわれる企業財務をやさしく解説します。
本書は、錯覚の具体例やそれをつかったトリックの数々を紹介し、錯覚のおもしろさとこわさを興味深く解説しています。
なぜ交通事故を起こすのか。どうすれば回避できるか。豊富な科学的データにもとづき、平易に解説。
ナルホド!そういうことか。早わかり平成大不況。“犯人”は政府?大蔵省?銀行?アメリカ?…。
精神療法的面接の特徴は、患者の身体や行動の客観的観察や説明といった自然科学的方法に加えて、共感や了解、そして関与が必要となることである…。本書には、著者の経験にもとづいた精神療法家の基本的な態度や技法についての臨床論文が収められているが、そのいずれも、治療論と重なり合った独自の臨床精神病理学を基盤にした実践的なものである。今回、とくに心身症、境界例、強迫に関して詳細な事例検討を含んだ論考と家庭内暴力の臨床に関する研究を収録した。そこには平易な文章の中に日常臨床に役立つ多くの知見がちりばめられている。著者は、身体症状をもつ患者への精神療法の特有の困難さにも着目し、そうした患者にどのように対処するか、面接を支える外的条件や技術的な留意点、治療構造の設定、身体の持つ意味についてわかりやすく述べている。本書における各論は、精神科に限らず心理治療全般について言えることである。精神療法家の仕事とは何か、を説いた実践的な臨床書といえよう。
その気になれば“数学のネタ”はいたるところに転がっている。このちょっとした不思議に気づく人が「数学センス」の持ち主なのだ!身の回りのあらゆることに「こんな発想が隠されていたのか!」と驚くうちに、あなたも“数学感覚”がラクに身についてくる。
このテキストは、ドイツで出版された“What’s what?-Naturwissenschaftliche Plaudereien”という身近な科学の疑問を解説した本に収められた約200編のうち、12編を抜粋したものです。書名からわかるように、オリジナル版はアメリカで出版されています。このテキストに取り上げたテーマは気象、医学、物理など多方面にわたっていますが、どれも日常的な現象を扱ったものばかりです。しかもその文章は初級文法を修了した学生が興味をもって読んでいけるレベルの、簡潔なドイツ語で書かれています。
地方分権は、なぜ好ましいのか。経済にどのような効果をおよぼすのか。実現するための問題点は何か。地方分権にかんする多角的な分析。
希望なき世紀末に男たちの哀絶が谺する。馳星周の最新作を含む、五人の俊英による渾身のアンソロジー。
意外なトリックにあなたが挑戦!巧妙に仕組まれた鉄壁のアリバイ、そして謎を呼ぶダイイング・メッセージ-「狙いは瞳に」「消えた鍵の秘密」「八つのマーク」「通り抜けた車」などなど、完全犯罪に隠された死角をあなたは見破れるか。
南アフリカ・ケープタウンの一角で、日本人船員の梶間は五人組の男たちの襲撃を受けた。持ち金の全てを奪われ、駆けつけた警官からも外国人ゆえの屈辱を受けた彼は、ひとり復讐を誓う。だが、異国に渦巻く様々な欲望と思惑が、容赦なく男に牙を剥き…。(船戸与一「キラー・ストリート」)-日本冒険作家クラブの七人の気鋭作家たちによる、傑作ハードボイルド・アンソロジー。
くしゃみをすると目をつぶってしまうのはなぜ?魚っておならをするの?瞬間接着剤はチューブの内側にくっつかないのかな?ふと疑問に思っても、なかなか人には聞けずにいる“つかぬこと”をみなさんお持ちのはず。そんな疑問が本書を読めば解消します!各分野の専門科学者からSF作家、在野の一言居士まで、あらゆる識者が身近な科学上の疑問にこぞって回答を寄せた、いつでもどこでも楽しめる究極の雑学Q&A本。
ベランダ、出窓、ポーチ、階段…どこでもガーデニング。ベランダや玄関、バルコニーなどの狭い空間を生かす‘スモールスペース・ガーデニング術’のすべて。せっかくのあなたの「庭」を大きく見せる実践テクニックを初公開。限られたスペースでのガーデニングにふさわしい植物150余種の特徴と育て方を一挙掲載。小さな空間を最大限に活用するための特別プロジェクトを段階的に指導。イラストと写真によるオールカラー徹底図解ガイド。
紙上大討論!量的緩和か、ゼロ金利解除か、インフレ・ターゲティングか?外為介入の不胎化・非不胎化をめぐる「浜田・小宮・翁論争」全文収録。
覚えることは少なくし、仕組みを理解することが算数のコツ。どんな子どもでもかけ算の仕組みがわかると問題を解くのが面白くなる。本当の算数力を引き出す効果のある方法を説く。
本書は、日本SF作家クラブが中心となって企画された初めてのオリジナル・アンソロジー。新しい世紀の始まりにあたって、稀代のSF作家たちが提示する、全篇新作書き下ろしの競演。いわばミレニアム特別企画として、発案された。その結果、ベテランの作家から新人まで、いずれも力作が集まった。さまざまな主題と問題作が共存するこのSF世界は、二十一世紀に開かれた科学文明の世界観にわたる夢を織り込んでいるといっても、過言ではあるまい。
これまで、色彩錯覚という視点での研究や参考資料は少なく、視覚的効果を狙ったオプティカル・アートや、点描法による後期印象派における対比と同化の錯視現象などに、その一端を見ることができるに過ぎない。今後、情報の伝達手段として、色の錯覚を用いたデザインの色彩計画は、造形性、独創性、イメージ性などの新しい視点での展開となるもので、その実現化への挑戦が望まれる。本書では、できるだけ作例を多数掲載し、目で見て理解するという観点からのアプローチを心掛け、とかく難解な用語や文章を避けて平明な表現を主眼とした。色彩、美術、デザインを学ぶ学生やデザイナー、環境造形に携わる人々、また社会に溢れるサイン計画に関わる方々に。