歴史をいろどる貴重な文献の数々に見る、日本語の姿かたち、その移り変わりー。
シンガー・ソングライター、鎌倉圭の1stアルバム。社会問題や世界情勢を取り上げた真摯な歌詞と、相反するようなポップなメロディが唯一無二の世界観を構築している。音楽配信サイト“MUMIX”で話題を呼んだ「女体マーケット」などを収録。
寅さんの高齢化が目につくようになった時期のものだけに、曲間に入る台詞も他人へのアドバイス(恋愛指南)が多い。ウィーン編の(26)は「常動曲」を巧みにアレンジして、山本純直の面目躍如。4枚目を締め括るおいちゃん(森川信)の名台詞は、もう、最高の一言だ。
懐かしいあの歌をもう一度。全50曲が2,625円というお買得価格で聴けるのが嬉しい。「春が来た」「我は海の子」など、シルバーはもとよりファミリーで歌える唱歌・叙情歌の企画盤だ。
昭和世代の日本の夏は“湘南”。ハワイ語ヴァージョンの(1)、多羅尾伴内楽団もかくやの(2)、ウクレレ&スラッキー・ギターがなんともいえない味の(7)、ライヴ・ヴァージョンの(8)……これぞ昭和の湘南ナンバー(曲のほうね)が並ぶ。昨今流行のネオ昭和歌謡の大人版。楽しめる。
2002年のデビュー30周年に向けて企画された作曲家・林哲司の集大成。同時に4作品を発売。ドラマ主題歌やサントラの代表曲からヴォーカル曲を集めたものまで、テーマごとに編集。
敗戦直後の古都鎌倉で、古刹・光明寺を仮校舎に、自由な人間づくりをめざした鎌倉アカデミア。科学史の哲学者三枝博音を学校長に、多彩な教授陣のもとで、若きかもめたちが、個性と才能を花開かせた伝説の大学。その軌跡を辿るヒューマン・ドキュメント。