大好評時代小説「鎌倉河岸捕物控」シリーズの特別篇として、政次、亮吉、彦四郎の少年時代の冒険行を描いた短篇小説『寛政元年の水遊び』を書き下ろし掲載。著者の「鎌倉河岸捕物控」シリーズ・ロングインタビューほか、登場人物紹介、鎌倉河岸地図、年表、シリーズ全解説を余すところなく収録。
男子鉄に負けない心意気!女子鉄の本音満載!全編「女子ならではの乗って楽しい、読んで楽しい鉄道の旅」から「女子鉄は男子鉄をこう思っている!?」まで。超人気!「鉄道博物館」女子的大満足ナビ、鉄カリスマトラベルライター・横見浩彦がプロデュースする「フリー切符の旅」、イラストレーター・おおたうにの「女子鉄基本スタイル」もタノシミ!これを読めば、通勤電車も一味変わる。
松坂屋の隠居・松六夫婦たちが湯治旅で上州伊香保へ出立することになった。一行の見送りに戸田川の渡しへ向かった金座裏の宗五郎と手先の政次・亮吉たちだったが、そこで暴漢たちに追われた女が刺し殺されるという事件に遭遇する…。金座裏の十代目を政次に継がせようという動きの中、功を焦った手先の下駄貫を凶刃が襲う!悲しみに包まれた鎌倉河岸に振るわれる、宗五郎の怒りの十手ー新展開を見せはじめる好評シリーズ、新装版第七弾。
江戸鎌倉河岸を舞台に描かれた大人気時代小説『鎌倉河岸捕物控』シリーズ。原作小説での豊かな水に囲まれた活気溢れる街並は、現代社会が失ったまさにユートピアである。本書は、原作に登場する舞台を辿りながら、江戸から続く名店、名所を豊富な地図で紹介。また、佐伯泰英インタビューや主要舞台を描いた『江戸名所図絵』、江戸の情緒を味わう川と橋のガイドツアーなどを網羅。原作ファン待望の一冊。
彦四郎が禅修業からもどり、いつも通りの平隠が鎌倉河岸に戻ってきたころ、宗五郎の許に、相談事が持ち込まれた。大店の古着問屋の倅が、吉原に居残りをし、下働きをしているのだという。なんとか連れ戻して欲しいと頼まれた宗五郎は、亮吉を吉原に送り込むが…。一方、八丁堀から火の手が上がり、奔走する宗五郎と政次。出火は、なんと与力の須藤家からのものだったー奉行の進退に影響しかねない事態に、密命を受けた金座裏の面々が動き出す。大好評シリーズ第十六弾。
天国をご存じですか?そこには、本屋さんも喫茶店も、小さな公園もあります。もちろん、恋だって。この世からアルバイトに雇われたさとしは、縁色の目をしたユイを好きになります。でも、ユイには人に言えない秘密が…。はたして、ふたりの恋のゆくえは?悲しいことも、死にたいほど辛いことだって楽しくなるラブ・ストーリー。
赤坂田町の神谷道場に一人の訪問者があった。朝稽古中の金座裏の若親分・政次が応対にでると、そこには乳飲み子を背にした女武芸者の姿が…。永塚小夜と名乗る武芸者は道場破りを申し入れてきたのだ。木刀での勝負を受けた政次は、小夜を打ち破るも、赤子を連れた彼女の行動に疑念を抱いていた。やがて、江戸に不可解な道場破りが続くようになるがー。政次、亮吉、彦四郎らが今日も鎌倉河岸を奔る、大好評シリーズ、新装版第九弾。
金座裏の政次は、ある日、奉行所の内与力より呼び出しを受け、水戸藩の老中澤潟との関わりを尋ねられた。澤潟の名には覚えがなかったものの、政次と亮吉、彦四郎には、十一年前の藩士との出来事が思い出された…。一方、造園竹木問屋・丸籐の番頭が殺され、政次らはその事件を追うことになるがー。探索が難航し、苦悩する政次。そんな折、三人は謎の刺客に襲われる。十一年前の出来事が新たな火種を生んだのか。時代の渦に巻き込まれた政次たちの命運は!?大好評シリーズ、新装版第十弾。
人生の大事なことは、お酒とおじさんが教えてくれる。「クローズアップ現代」(NHK)で紹介!!呑むように読みたい居酒屋&おじさん案内。東京・大阪・鎌倉・下田他、全25軒!!
北条義時は十八歳で突如、歴史の表舞台に立たされる。義兄の源頼朝が平家追討の兵を挙げたのだ。義時は頼朝の側近として鎌倉幕府の樹立に貢献。頼朝没後、父時政に従い比企氏ほか有力御家人を排斥する。さらには父を追放して将軍補佐の執権職を継ぎ、甥の将軍実朝と姉政子を支えて幕政を主導。後鳥羽上皇と対決した承久の乱で鎌倉勢に勝利をもたらした。公武関係の変遷を辿り、武家優位の確立を成し遂げた義時の生涯を描く。
享和二年(一八〇二年)の残暑の朝、十一代目の元気な泣き声が、鎌倉河岸に響きわたっていた。金座裏は、「神田明神」へのうぶすな参り(お宮参り)の話題でもち切りだ。そんな折、赤ん坊に蛍をと龍閑川に蛍狩りに出掛けた亮吉たちが、浴衣を着た若い娘の死体を見つけてしまう。手には蛍が入った紙袋を掴んでいたー。政次たちは早速、探索をはじめるが…。金座裏の面々は、人々の平和を守るため、強い結束で今日も江戸を奔る!大ベストセラーシリーズ二十三弾、ますます絶好調。
人の心の動きを香りとして感じとる力を持つ、高校二年生の香乃は祖母が営む香り専門店『花月香房』に暮らしている。香乃のよき理解者、大学生の雪弥さんと共に『花月香房』は今日もゆるり営業中。そんなある日、店を訪れた老婦人の“消えた手紙”を一緒に探すことになって!?鎌倉を舞台に、あの日の匂いと、想いも…よみがえる。ほっこり、あったか香りミステリー。
史上初めて、京都から百里以上を隔てる僻遠の地に創られ、以後百五十年にわたって存続した新たな政権、鎌倉幕府。朝廷と並立する統治のあり方はなぜ生まれたのか。そのことは日本社会をどう変えたのか。源平争乱から幕府誕生、執権政治の時代、そしてモンゴル戦争を経て崩壊に至るまで、鎌倉幕府の時代を描ききる。
伊豆の地方豪族だった北条氏は、いかに流人時代の頼朝と出会い、熾烈な権力闘争の末に承久の乱を制したのか。源氏、朝廷側からだけでは見えてこない幕府内の駆け引きや争いの一部始終と、複雑極まりない人間関係を、時政・政子・義時を軸に描きだす。第一人者が通説を検証し、激動の時代をめぐる疑問の数々に答える決定版!
まだ鎌倉に行ったことのない人、これから行こうとしてる人、もう何度も行ったことある人、鎌倉在住の人、にも!平等に嬉しい素敵な鎌倉の案内書ができましたよッ。4人のチャーミングなスーベニイルガールたちが、まだ見ぬ鎌倉へとご案内します。
米原万里の生涯とロシアとの関わりを探る手掛かりにー。
鎌倉の人気店「カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ」のマスター堀内隆志が、1994年のオープンからの現在に至る20年を初めて綴りました。長きに渡りお客さんを惹き付ける理由がここに。「僕がカフェを始める前の学生時代から、現在に至る約25年間のことを綴りました。鎌倉という場所で20年間お店を続けることができた理由を自分なりに考えて、失敗も含めて包み隠さずに書きましたが、お店を始めたい方が読んで、すぐ役に立つ内容は少ないかもしれません。しかし、自分で何かを表現したいけれどその方法が見つけられずにいる人がいるとしたら、それを見つける小さなヒントになるかもしれないという思いで著しました」(「はじめに」より)