人は果たして利口になれるのか?虫採り博士が現代人と自然の関係を“解剖”する。
強いきずなで結ばれた兄弟の生きざまを描く古典「曽我物語」。曾我兄弟の父のかたき・工藤祐経は、鎌倉殿(源頼朝)のお気に入り。しかも、鎌倉殿と兄弟のあいだには、祖父の代からの因縁がある。かたきを討とうとすれば、鎌倉殿に、かならず命をねらわれるー。先のない人生とわかっていながら恋に落ちる兄・十郎。まっすぐに目的を果たそうとする弟・五郎。二人の運命は?小学上級・中学から。
近代化の傑作・富岡製糸場、東京駅から古代の最先端・伊勢神宮、三内丸山遺跡まで、珠玉の30選をイラスト入りでリポート。
本邦初!!コーヒーゼリーブック登場!関東・関西の厳選店を一挙紹介。関連コラム、豆知識も充実。
物を透視する先天的な“眼”の才と直感が対象を眺め、いじり、抱き、そして離れて再度見入って掴み取る。“物が見える”とは何か。“美の窮極”とはどんなことか。批評家、本の装幀家、陶器鑑賞家青山二郎の一体なにが小林秀雄、中原中也ら昭和の文人達の心をかくも捉えたか。彼らの隠れた精神的な支柱であった“昭和の異才”の芸術、文学へ向けた自由闊達な批評。文庫版初収31篇。
源頼朝に始まる鎌倉幕府が滅亡すると、鎌倉は急速に衰退しゴーストタウンとなったと考えられがちだが、実態は違っていた。京都室町に幕府が移った後も、鎌倉は東国を管轄する鎌倉府の所在地として十五世紀半ばまで繁栄を続けた。武家の首都として誕生し、幕府滅亡後はほとんど知られることのない都市鎌倉とはいかなるものだったのか。源氏、北条氏、足利氏、上杉氏の足跡を寺社や史跡に尋ねながら、謎に包まれた鎌倉の中世を歩く。
本書は、奈良時代から現代まで日本語がどのように変遷したかを明らかにしたものである。
「平和ボケ国家」ニッポンの源流。暴走する「カミカゼ信仰」に楔を打ち込む。
まるでマイアミビーチのような暖かそうな海になんだかのんびりと、幸せそうに歩いているペンギンたち。私は、絶対にこの場所に行って見たいと思いました。
江戸鎌倉河岸にある酒問屋の看板娘・しほ。ある日、武州浪人であり唯一の肉親である父が斬殺されるという事件が起きる。相手の御家人は特にお構いなしとなった上、事件の原因となった橘の鉢を売り物に商売を始めると聞いたしほの胸に無念の炎が宿るのだった…。しほを慕う政次、亮吉、彦四郎や、金座裏の岡っ引き宗五郎親分との人情味あふれる交流を通じて、江戸の町に繰り広げられる事件の数々を描く連作時代長篇。
日常何気なく使用している紙にも、いろいろな歴史があり、また、多くの種類があり、いろいろな性質を持っている。本書は、そんな紙について解説した本である。
それぞれの暮らしを楽しむ家30軒掲載。
僧・忍性とその弟子たちは、鎌倉の釈迦堂を拠点に貧者救済活動を行なっていた。一点の曇りもないはずの日常生活ーしかし実際には、徒労感・挫折感との戦いだった。人間愛の大切さは誰もが認めるところなのに、愛が人の命や仕合せを奪うこともあるのである。恵むこと、奉仕すること、それを享受することの難しさ…。宗教の存在意義や慈善行為の問題点に鋭く迫った、珠玉の時代小説短編集。
歴史・文学・芸能ー斯界を代表する作家・研究者の語りおろし24話。
住宅というのは気持ちいい四角い部屋があって、そこに水回りなど基本的なことがあれば住めます。いろいろな趣向を凝らした部屋があって、家中をウロウロ動き回って楽しめる家よりは「じっとしていて気持ちいいなぁ」と感じるほうが断然いいと思っています。TBS系「情熱大陸」で放映された話題の建築家夫妻が設計した家。
アジアに生まれ、地中海へ、そしてカリフォルニアへ。2000年以上の月日を超えて、暮らしの中にあった「レモン」。ロマンあふれる果実をめぐる、旅とおいしい話。
鎌倉ガイドの決定版がリニューアル。鎌倉と義経の歴史・伝説がよく分かるエピソード別9コース。