東京・渋谷のマンションで大学生の毒殺死体が発見された。その横で走るオモチャの江ノ電は犯人が残したメッセージなのか…。数日後、江ノ電が女性を轢いたとの報せが届くが、女はその前に絞殺されていたのだ!犯人が鎌倉駅に投げ込んだと思われる女のハンドバッグからも、同じ江ノ電のオモチャが…。犯人の狙いは?会心の十津川警部シリーズ、長篇旅情ミステリー。
日本の中世といわれる平安・鎌倉・室町時代は、ともかくわかりにくい時代とされてきた。なにしろ中央政府(朝廷)が弱体で、諸制度は多元的で複雑。宗教が強いことも話をややこしくしている。しかし、少し視点を変えれば、中世の人々は道徳などに縛られず、ひたむきに愛と欲望のために生きており、その姿は現代人にはとても魅力的に映る。本書では、中世という時代のダイナミックな実像を読み解き、これまでにない「わかりやすくて面白い」中世史を示していく。
なぜ、彼らは鎌倉に集い、鎌倉にかかわり続けたのか。頼朝のもとに結集し、武家政権の樹立に立ちあがった小山・足利・上総・千葉・三浦を始めとする坂東武士団たち。「鎌倉」をキーワードに、それら氏族の成立と発展の過程を鮮やかに描き出す。
個人経営カフェ15店の詳細な開業実例を紹介。
活力ある超成熟社会を迎えるにはどうすればいいのか?新しい価値創造に挑戦する革新者に着目!これから10年の日本の生きる道筋が見えてくる!
退職したばかりの元営業・空也は、精進料亭“あじさい亭”で雇ってもらうために鎌倉へやって来た。しかし店主である僧侶・蓮沼竜玄は拒否!ついには、椎茸干しに集中して相づちさえされなくなる。取り繕った理由を話していた空也も、つい言わないつもりだった、この店でなければいけない本当の理由を口にしてしまう。「このまえ大好きだったばあちゃんが死んだ。堪らなくて、なのに出てきた精進料理が旨くて。味は違うのにばあちゃんの味を思い出したー」空也の独白に竜玄は…?
鎌倉にはとびきりのご馳走もあれば家族の食卓、日々の手料理、常備菜…その「おいしい」ものたちは、私の思い出の傍らにずっと寄り添っている。
日本で最初の武家政権である鎌倉幕府は、決して簡単にできあがったわけではない。そこには、たくさんのドヤ顔と、苦労と、涙があった。そんな彼らの物語を、わかりやすく、楽しく、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」中世軍事考証の著者が語る。当時の戦い方や武具についての説明と、4コママンガ付き。
律令時代から近代まで、日本人が気候変動に起因する災難にどう立ち向かってきたかを豊富なエピソードとともに描く。知られざる闘いの軌跡。
エレベーターで男が死んだ。被害者には心臓疾患があり死因は急性心不全。事件性は薄いとみる所轄署に“彼ら”は解剖をするように進言する。結果、殺人の疑いが…(「死霊のエレベーター」)。“彼ら”とは、霊が絡む事件を捜査する特別捜査班、“R特捜班”。死んでいった者の哀しみに目を向け、事件の真相に迫る心優しき刑事たち。思わず落涙する「人魚姫」など、著者の技がいかんなく発揮された連作警察小説。
女子高生・辻曲摩季が、意識不明の状態となり由比ヶ浜で発見された。同じ頃、鎌倉幕府二代将軍・源頼家と源氏一族の遺跡が荒らされ、鶴岡八幡宮の鳥居が倒壊する!摩季の兄姉と友人の陽一は、二つの事件の背後に潜む怨霊の影を感じ、鎌倉時代について調べ始めた。すると、数多の謀殺と陰謀が渦巻く、闇の鎌倉殺戮史に気がつく。歴史の闇に隠された、鎌倉将軍暗殺事件の真相とは…!?
なぜ、このシャツが4900円なのか?原価率59%、消化率99%、現金支払い、全量買い取り。命をかけて作り、売る。一枚のシャツから日本人を変えるー。メーカーズシャツ鎌倉の究極のビジネスモデルと経営スピリッツに迫る。
恋人に浮気され、職も失った詩織は、傷心旅行で古都鎌倉を訪れる。賑やかな春の鎌倉の地を満喫しながら、休憩場所を求めてたどり着いたのは、ある一軒の古民家カフェ。“あやかしも人間もどうぞ”-怪しすぎる看板を掲げたカフェの中で詩織を待っていたのは、新鮮な鎌倉野菜と地魚を使った絶品料理、そして「鬼」のイケメンシェフと個性豊かなあやかしたち。ひょんなことから、詩織はそのカフェで働くことになるのだが…。元OLのどん底から始まる鎌倉カフェライフスタート!
「神は三種類に分類される。まず第一が、大自然。次は祖霊。最後は、時の朝廷に対して戦い、恨みを呑んで亡くなっていった人々」。銭洗弁天、鶴岡八幡宮、御霊神社…鎌倉をそぞろ歩く奈々、沙織の棚旗姉妹に、桑原崇が説く、源三代にまつわる謎の答えが、そのとき密室で起こった社長失踪事件をも解き明かす。
石の組み方、庭木の植え方、ホーキ目のつけ方、水のあるなし…等々「日本庭園」を見る時、それぞれの意味がわかるようになる本。
甲斐は婚約者の聡美とお茶会に出席するため、鎌倉へ。貴湖と竜之介も現れて、聡美の胸中は複雑。そんな折、甲斐を挑発していた主催者の加賀美宗朝が殺害された!さらに甲斐たちも襲撃を受け、忍びの影がちらつく。宗朝が調べていた鎌倉幕府の源氏三代と関連が…?天下の将軍を操り、死へと追いつめた人物は誰なのか。
源頼朝が急死した後、武家の棟梁の座を継いだ頼家。その代に導入された「13人の合議制」とはいったい何だったのか。関東の秩序と地理、文官の役割、頼朝をめぐる女性たち、朝廷との距離感、北条氏の思惑…頼朝以前にさかのぼって鎌倉幕府の本質を明らかにしながら、武士政権というそれまでにない権力体、新しい世の始まりをリアルに描き出す。