源頼朝に始まる鎌倉幕府が滅亡すると、鎌倉は急速に衰退しゴーストタウンとなったと考えられがちだが、実態は違っていた。京都室町に幕府が移った後も、鎌倉は東国を管轄する鎌倉府の所在地として十五世紀半ばまで繁栄を続けた。武家の首都として誕生し、幕府滅亡後はほとんど知られることのない都市鎌倉とはいかなるものだったのか。源氏、北条氏、足利氏、上杉氏の足跡を寺社や史跡に尋ねながら、謎に包まれた鎌倉の中世を歩く。
「山なれば富士、白酒なれば豊島屋」とまでうたわれる江戸の老舗酒問屋の主・清蔵。店の宣伝に使う引札を新たにあつらえるべき立ち寄った一軒の引札屋で出会った女主人・おもんに心惹かれた清蔵はやがて…。鎌倉河岸を舞台に今日もまた、愛憎や欲望が織りなすさまざまな人間模様が繰り広げられるー。金座裏の宗五郎親分のもと、政次、亮吉たち若き手先が江戸をところせましと駆け抜ける!大好評書き下ろしシリーズ第六弾。
松坂屋の隠居・松六夫婦たちが湯治旅で上州伊香保へ出立することになった。一行の見送りに戸田川の渡しへ向かった金座裏の宗五郎と手先の政次・亮吉らだったが、そこで暴漢たちに追われた女が刺し殺されるという事件に遭遇する…。金座裏の十代目を政次に継がせようという動きの中、功を焦った手先の下駄貫を凶刃が襲う!悲しみに包まれた鎌倉河岸に振るわれる、宗五郎の怒りの十手ー新展開を見せはじめる好評シリーズ第七弾。
『週刊朝日』元編集長の怒り炸裂、辛口エッセイ。
「渡辺篤史の建もの探訪」(テレビ朝日系)で放送された住宅の中から、とりわけ個性的で住みやすい25軒の住宅を中心に掲載。
“銀のなえし”-ある事件の解決と、政次の金座裏との養子縁組を祝って贈られた捕物用の武器だ。宗五郎の金流しの十手とともに江戸の新名物となる、と周囲が騒ぐのをよそに冷静に自分の行く先を見つめる政次。そう、町にはびこる悪はあとを絶つことはないのだ。亮吉・常丸、そして船頭の彦四郎らとともに、ここかしこに頻発する犯罪を今日も追い続ける政次たちの活躍を描く大好評シリーズ第八弾。
まだ鎌倉に行ったことのない人、これから行こうとしてる人、もう何度も行ったことある人、鎌倉在住の人、にも!平等に嬉しい素敵な鎌倉の案内書ができましたよッ。4人のチャーミングなスーベニイルガールたちが、まだ見ぬ鎌倉へとご案内します。
弘安三年(一二八〇)十一月、ひとりの貴族が馬に乗り、わずかな随伴者とともに東海道を京から鎌倉へと向かっていたー。中世の旅路は潮の干満など自然条件に大きく左右され、また、木曾三川の流路や遠州平野に広がる湖沼など東海道沿道の景色も、現在とはかなり異なっていた。本書は鎌倉時代の紀行文を題材に、最新の発掘調査の成果などを取り入れ、中世の旅人の眼に映った風景やそこに住む人々の営みを具体的に再現するものである。
赤坂田町の神谷道場に一人の訪問者があった。朝稽古中の金座裏の若親分・政次が応対にでると、そこには乳飲み子を背にした女武芸者の姿が…。永塚小夜と名乗る武芸者は道場破りを申し入れてきたのだ。木刀での勝負を受けた政次は、小夜を打ち破るも、赤子を連れた彼女の行動に疑念を抱いていた。やがて、江戸に不可解な道場破りが続くようになるがー。政次、亮吉、彦四郎らが今日も鎌倉河岸を奔る、大好評シリーズ、新装版第九弾。
金座裏の政次は、ある日、奉行所の内与力より呼び出しを受け、水戸藩の老中澤潟との関わりを尋ねられた。澤潟の名には覚えがなかったものの、政次と亮吉、彦四郎には、十一年前の藩士との出来事が思い出された…。一方、造園竹木問屋・丸籐の番頭が殺され、政次らはその事件を追うことになるがー。探索が難航し、苦悩する政次。そんな折、三人は謎の刺客に襲われる。十一年前の出来事が新たな火種を生んだのか。時代の渦に巻き込まれた政次たちの命運は!?大好評シリーズ、新装版第十弾。
東京の気軽に入れるおしゃれ着や普段着を扱う着物ショップをエリア別に紹介。
日本史を勉強する上で、絶対に覚えたい超重要出来事を180まで絞りこみました。伊藤先生オリジナルの“ゴロ合わせ”と、出来事の本質を見事についたインパクト大の“イラスト”で、スラスラ頭に入ります。