最も輝いていた時代の鎌倉を歩く、新機軸の歴史探訪。
本書は、鎌倉を舞台にした三浦一族対北条一族の確執を中心に、鎌倉武士とその時代を浮きぼりにし、また都市鎌倉の実態を最新の発掘成果を基に考えた中世を知る必読の書。
ページを開くたびに、心の中で幸福のパン種が膨らみます。
いにしえの人物や出来事に思いを馳せ、春夏秋冬の草木の変化を楽しむ、古都の散策ガイドブック。
鎌倉時代は様々な世界観・価値観が顕在化してきた時代で、その文化伝播の特質を具体的に捉えるため、種々な角度から総合的に検討する必要があった。本書は仏教文化の浸透、宋文化の受容、さらに社会経済史・対外関係史との関連、および文化が地域・階層などにいかに関ったか等を広い視野で論究した成果で、中世文化史研究に大きく寄与する労作。
歴史の町でもあり、文学の町でもある鎌倉を、作品を通じて気ままに辿る。
「法螺の貝」がなまって「ホラーの会」になったグループの文学散歩が、初夏の鎌倉で行われた。今回は、鎌倉在住のミステリー作家宇田川白髯斎が案内役をつとめてくれるというので、参加者の期待も大きい。ひねた幼稚園児の遠足みたいな点呼が終わるといよいよ出発だ。一行は藤沢駅で江ノ電に乗り、極楽寺駅で下車した。ここからは歩きである。何箇所かで白髯斎の説明を聞きながら、最初のハイキングコースが終る。次のコースは急峻な山道である。一行は気を入れて再び歩き始めた。だが途中で仲間の一人大曲が刺殺されるという事件が起きた。(「鎌倉ミステリーガイド」より)。鎌倉・湘南が舞台の傑作推理を九篇収録。
庭園の歴史を詳説し、二百以上の名園を豊富な写真をまじえて紹介した。
頼朝はなぜ弟義経を抹殺したか。頼朝が建てた巨大な寺院とは?実朝はなぜ日本脱出を試みたか…。権力闘争や人間模様を映しだした数々のドラマなどを掘り起こし、謎の部分を大胆に推理しながら、鎌倉の新しい「魅力の鉱脈」をはじめて明らかにした、史都のタイムスリップ案内。