歴史都市鎌倉の多年の発掘調査報告を集大成。史跡永福寺跡「国指偵史跡永福寺跡環境整備事業に係る発掘調査概要報告書」1989〜1993。
日美子は鎌倉・二階堂の豪邸に住む旧友、小栗田沙織から突然の電話を受けた。妹の愛が何者かに縛られ、滅多刺しにされたという。邸には数億もする絵画が置かれていることから、財産目当ての犯行と推定された。一方、神奈川県警に所属する日美子の夫、二階堂警部は、ヨーロッパで美術品中心に荒らし回った怪盗が日本に潜入したとの報を聞く。愛を襲ったのは怪盗なのか。
本テキストは「日本についての理解を深めたいと願っている中国人学生と、中国の人に日本をよく理解してもらいたいと願っている日本人学生」に使って頂くためのものです。
歴史都市鎌倉の多年の発掘調査報告を集大成。覚園寺境内発掘調査報告書1982・巨福山建長寺境内遺跡1991。
鉄壁の防犯設備を誇る鎌倉・山ノ内の大豪邸で、大型電器店チェーン社長の錦織達広が誘拐された。邸内で縛られていたお手伝いと社長の娘婿・信一郎の証言で、犯人は三名以上だという。神奈川県警捜査一課の警部補・篝俊輔は極秘裏に捜査を進めるが、犯人から「セイメイセキへ行け」との電話が…。さらに「星月夜の杜のオコリイシへ行け」という謎の指示が…。ハイテクを駆使した犯人が示す、オカルティックな場所-そこにこの事件を解く鍵があるとみた篝の推理。新鋭が、満を持して描く、誘拐ミステリーの新境地。“まぼろし”シリーズ、書下ろし傑作第三弾。
鎌倉の、背後の山の緑を借景とする絶好のロケーションに、温水プールまである豪華な新居を構えた友人の天地夫妻に、大学の同窓生4人と共に招待された引田芳子を襲う戦慄の事件!!その夜、6人の女性に囲まれて楽しいはずの夫悟郎が殺害されて…傑作本格推理。
ひたすら成長・拡大を求め、右肩上がりを志向した日本は、歴史上初めて大幅な人口減少の時代を経験しようとしている。行き着く先は需要減退、労働力減少の下降社会か、それとも知足・安定した成熟社会か。
愛の精神だけで本当に人が救えるのか。忍性は、釈迦堂を拠点に貧者救済活動に力を注いでいた。そこで働く僧たちの様々な悩みを描き出す時代小説短篇集。
著者の永年の研究・講義の経験をもとに、経済学原理の体系を詳細に解説。資本主義経済の法則と発展の基本的仕組みが明らかにされるとともに、補論を活用して現代経済の理論的解説を興味深く説く。
もう一つの宗教改革。官僧人生から離脱し、目の前の病者や、被差別者、女人、死者に救済の手をさしのべた叡尊らの信仰は、現代にもなお宗教の意味を問いかける。
戦後間もない昭和二十一年、鎌倉に、新しい日本にふさわしい教育を目指す市民たちによって小さな大学が生まれた。わずか四年半しか存在しなかったこの大学は、教育の一理想として今日なお語りつがれている。服部之総、林達夫、村山知義、吉野秀雄など個性溢れる教授陣。なかでも学問の総合的交流を試みる哲学者三枝博音は、二代目学長として学問の深さと厳しさ、そして楽しさを伝えた。教育と学問の原点を鎌倉アカデミア精神にみる。